戸田恵梨香&永野芽郁『ハコヅメ』最終回で番組最高視聴率を獲得【ネタバレあり】

ドラマ
2021年09月16日

『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』

戸田恵梨香、永野芽郁W主演ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)の最終回となる第9話(9月15日(水)放送)が個人視聴率7.2%、世帯視聴率12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で番組最高の視聴率を獲得した。(以下、最終回のネタバレを含みます)。

本作は、元警察官の泰三子が講談社「モーニング」で連載中の「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」が原作。戸田恵梨香演じる元エース刑事・藤聖子と、永野芽郁演じるひよっこ新米警察官・川合麻依の凸凹交番女子ペアを通して、身近なようで意外と知らない“お巡りさん”の笑いあり涙ありのリアルな日常が描かれる。

最終回では、川合が作成した似顔絵によって、3年前のひき逃げ事件の捜査が再び動きだした。伊賀崎秀一(ムロツヨシ)は、隣の村川署から守護天使に似た男が現れたとの情報を聞き、写真を確認すると自身の記憶に残る守護天使と同一人物であることが判明。その正体は、村川署内の農園に勤務する木村義徳(森下能幸)だった。

借金が原因で20年前に妻子を捨て失踪した木村には、かつて県内で警察官をしていた娘がいた。さらに、木村の勤務先の社長が所有する白い軽トラックが事故の捜査をすり抜けていたことが発覚。藤たちは口裏を合わせられることを避けるため、木村と社長に同時に聴取をすることに。藤、伊賀崎、山田武志(山田裕貴)は木村の元に、源誠二(三浦翔平)と川合は社長の元に向かう計画を立てる。

そして、聴取当日。仲間たちの思いを背負いながら、ついに3年越しの事件の核心に迫る藤たち。しかし、次々と起こる予期せぬアクシデント、さらには、守護天使とのまさかの鉢合わせで川合に危険が迫り、現場に緊張が走る。

木村と目が合い、固まる川合。一方、川合以上に動揺する木村は、軽トラの場所を聞かれ、しどろもどろに。電話越しの藤の指示で冷静さを取り戻した川合は、車のある場所まで案内するよう木村を説得する。そこには、事故の痕跡が残る白い軽トラックがあった。急いで北条(平山祐介)に連絡を入れる川合。しかし、その隙に木村は自殺をほのめかす書置きを残し、姿を消してしまう。

町山署員たちは、吉野(千原せいじ)の無線を受け、全力で木村の捜索に乗り出す。その間、発見された軽トラのドライブレコーダーからは、木村が桜(徳永えり)をひき逃げした証拠映像が見つかる。

そんな中、手ぶらで逃げた木村が飛び降り自殺を図ると直感した伊賀崎は、近くの橋に向かったのではと予想する。伊賀崎の勘を信じる藤、そして源たちは急いで橋へ向かい、今にも飛び降りようとする木村を発見。木村が欄干に手をかけたその時、伊賀崎が冷徹な表情で声をかける。「あんたには生きて、罪を償ってもらうから」。藤は源から渡された手錠を手に、万感の思いで木村を逮捕する。

その後、犯行を認めた木村は、町山交番の女性警察官を自分の娘と重ね、いつも凝視していたと自供。中でも桜に執着していた木村は、3年前のあの日、交差点で事故処理をしている桜を見かけ、寝不足からハンドル操作を誤ったと話す。

事件解決を受け、藤は桜が警察学校時代に開きたがっていた女子会を企画。同期の桃木(臼田あさ美)と松島(大西礼芳)、そして車いすに乗った桜が集まる。しかし、明るい空気でお酒が進む中、桜は警察官には戻らない決意を打ち明ける。そのどこか晴れやかな表情を前に、藤は桜を引き止めることができなかった。

そして、桜が退官願を出しにくる日。町山署には暗い空気が流れていた。そんな中、藤が桜を引き止めなかったことを知った川合は突然、桜がいる部屋の前で大声で藤の悪口を言い始める。今までの藤の優しさを思い出しながら、心にもない悪口を続ける川合。

部屋の中からその声を聞いていた桜は、我慢できずに部屋を飛び出すと突然退官を撤回。生意気な川合の根性を叩き直すために死ぬ気でリハビリして職場復帰をすると宣言する。川合は桜を引き止めたくても声をかけられなかった藤のために、自分が嫌われ役を買って桜の退官を止めたのだった。その気持ちを知った藤は、初めて川合に「ありがとう」と言葉をかける。

数日後。町山交番には、愚痴をこぼしながらも公務に駆け回る藤と川合の姿があった。川合の心には、キツくて、つらくて、嫌われまくりの警察官の仕事に、いつの間にか誇りが芽生えていた。

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