長谷川慎 コメント
◆森戸朋也について。
森戸は2年B組の園芸部部長をやっていて、園芸部に所属しているというだけで気持ち悪いとか、ダサいとかそういうイメージを持たれていて、クラスのみんなからも「エンゲロ部」と言われています。環境問題をマジメに勉強している子で野菜や自然が大好き。あるコンテストがきっかけで、自分を変えたいとあか抜けていきます。
◆「陰キャ」役を演じることについては?
普段の自分はアーティストとして活動していますが、ステージでお客さんに喜んでいただくキラキラした場所にいる中、森戸役ではある意味、真逆を体験できています。前日はライブをしていて、その翌日は森戸で陰キャを演じているという“振り幅”は本当に楽しいです。
何かに集中している時の森戸は顎を出していたり、内またで猫背で走るなど、監督の森戸に対する明確なイメージがあり、そういう見た目の部分も楽しんでやらせてもらっています。
◆神尾楓珠さんの印象は?
初めて楓珠と共演した時はお互い生徒役でした(2019年YouTubeドラマ『主人公』)。
当時の僕はあまり俳優の経験もなく、何も分からないまま作品に挑戦して、現場でいろいろと学ぶこともあって。それを経て何年か経ち、先生と生徒という関係がちょっと不思議ではありますが(笑)、また一緒に共演できてうれしいです。
◆アーティストとは異なる俳優の楽しさは?
ライブをしている時はもちろん楽しいですが、俳優業は別の世界線を生きている感じがします。
自分自身に、「こういう引き出しもあるんだ」と新しい発見もあります。今はアーティストとしての自分、俳優としての自分、なにもしていない普通の自分という3つの自分を生きている。そんな切り替えのある人生がとてもおもしろいです。
◆ボクシングシーンに向けての準備は?
森戸のストーリーとしては「陰キャ」からあか抜けるまでの過程があり、監督にも「腹筋を割って欲しい」とリクエストされて、約1か月半、筋トレや食事制限をしてきました。
ボクシングシーン撮影の前日は、“水抜き”といって、体にある水分を抜いて、筋肉を浮き上がらせる作業をしました。食事はOKですが、水は500ミリのペットボトル1本だけ。そうすると翌日は、筋肉がバキッとなるであろうと。体脂肪率も4%をキープしていていい流れで来ていたので、当日はバキッとカリカリにして、見せつけようと思いました(笑)。
◆遠藤先生とのボクシングシーンは?
森戸の努力が実った瞬間でもあるので、視聴者の皆さんもきっと森戸の応援をしてくれていると思います。この日のために僕は賭けてきました。とりあえず撮影をもって、ブロッコリーとささみの食生活は終わりです(笑)。
◆視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!
最初はかなり陰キャで見た目もダサい森戸ですが、人が180度変わるぐらい最後は別人になっています。格段に見た目や気持ちが変わっていく森戸をこのたった1話で感じられると思いますし、感じていただきたいです。
森戸がどう頑張ってきて、ここまで至ったかという、すべての努力がボクシングのシーンで発揮されます。僕も森戸と一緒に変わろうと減量や筋トレを頑張りました。ぜひ観て頂けたらうれしいです。