溝端淳平(深沢稜・役)コメント
僕は近年先輩方との共演が多かったのですが、この作品はまさに同世代の作品。しかも、今回はさまざまな経験を積んできた同世代が集まるので、非常に武者震いしております。
波瑠さんとは10代の頃に雑誌の仕事やイベントでご一緒したことやドラマ『新参者』(2010)で共演したこともあり、林遣都くんとも10代の頃に、初めて出演した映画「DIVE!!」(2008)で共演し、泊まり込みの合宿で連日一緒に過ごしたので、今回の現場は僕にとってもまさに同窓会のような気がします!
10代の頃から知っていて今では多方面で活躍している方々と、30歳を超えてまた仕事で再会できることが何よりうれしいです。
今回演じる稜は主人公・望緒のことを不器用ながら昔から一途に想うと同時に自分の夢をかなえるためにまい進している芯の通った男。稜は山梨で実家のワイナリーを継いでいますが、実は僕自身の実家も曾祖父の代から、酒屋を経営していたので役者をやっていなかったら跡を継いでいたかもしれません。そういう共通点もあり、非常に親近感を覚える魅力的な役です。
視聴者の皆さんも非常にクリーンな印象を受ける役だと思いますが、もしかしたら一番「嘘」が上手いヤツという可能性も…(笑)。僕自身もこの先どんな展開が待ち受けているのか、とても楽しみです。
この作品は原作と脚本もあっという間に読んでしまったほど、引き込まれる物語。謎解き要素はもちろん、各登場人物の心情や業みたいなものが多々あぶり出されていくのでそこもまた楽しめると思います。ぜひハイスピードで展開していくストーリーにのめり込み、最後まで楽しんでください!
本仮屋ユイカ(本田玲子・役)コメント
私も大遊びしながら参加させていただいた『民王』(2015)と同じ金曜ナイトドラマ枠の作品に、また呼んでいただけてうれしいです。“ムーブメントが起きる場所”というイメージがあるこの枠で、これまで演じたことのない“愛情深さ以上にクールで端的、そして聡明な女性”役にチャレンジさせていただけることも、とても光栄に思います。
今回は、大人の青春群像劇の中で展開される重厚なサスペンス作品。私が演じる玲子にも何やら裏がありそうですし、含みの持たせ方など、いつものストレートな芝居の作り方とは違うアプローチになりそうで、ワクワクしています。感覚をつかむまでは手こずることもあるかと思いますが、ディレクターの皆さんを頼りながら演じていきたいです。
私自身にとっては学園モノ以来となる“同世代の方々との共演”で生まれる化学反応も楽しみです。初共演の波瑠さんは“カメラの前にニュートラルに存在される女優さん”という印象があるので、現場での過ごされ方やお芝居のアプローチに、とても興味があります!
ちなみに、『王様のブランチ』のMCを前後で務めた新川優愛さんとの共演は不思議な巡り合わせを感じます。大事な番組のバトンを渡した方としてずっと気にかけていた方なのでご一緒できて、とても光栄です。私としては、ちょっと若い新川さんと同級生役ということで申し訳ない気持ちもありつつ…スモークをたくなど加工のご対応をスタッフさんにお願いしたいと思います(笑)。
何はともあれ頼もしいキャスト・スタッフの皆さんと力を合わせ、謎解きと深い人間ドラマが同時に楽しめる“エンターテインメントに富んだ作品”をお送りしますので、ぜひご注目ください。