宮沢りえ&寺島しのぶがW主演を務める2夜連続ドラマスペシャル山崎豊子『女系家族』(テレビ朝日系)の特別PR動画が公開された。
1963年に山崎豊子によって書かれた同名小説をスペシャルドラマ化。脚本・監督を務めるのは鶴橋康夫。紫綬褒章、旭日小綬章を受賞した巨匠・鶴橋が、遺産を巡る壮絶なバトルを現代によみがえらせる。
大阪・船場を舞台に、四代続く“女系筋”の老舗木綿問屋「矢島商店」の当主・矢島嘉蔵(役所広司)が亡くなったところから、その莫大な遺産を巡って、総領娘・藤代(寺島)を筆頭とした千寿(水川あさみ)、雛子(山本美月)の女三姉妹による醜くもし烈な争いが始まる本作。
そこに突然、当主の愛人・浜田文乃(宮沢)の存在が明らかになり、そして遺言状に「なにとぞよしなにお取り計らいを」と記されていたことから、複雑な人間模様の糸が絡まりながら物語が進んでいく。
今回公開された特別PRは、愛人・文乃と矢島三姉妹それぞれの恐ろしすぎるキャラクターの紹介動画。「浜田文乃編」「矢島藤代編」「矢島千寿」「矢島雛子」とキャラクターごとに分けられており、「どうするか見てたらええ」「恥を知りなさい、恥を」「私の立場がなさすぎます」など、女たちの魂の叫びがこだまする1分間の映像となっている。
動画
キャラクター紹介動画
https://youtu.be/E_ZgzA4wB2I
浜田文乃編
https://youtu.be/KLdNyxwofpA
矢島藤代編
https://youtu.be/WHIc-VCXrjA
矢島千寿編
https://youtu.be/IdpJ2mhllPI
矢島雛子編
https://youtu.be/FwD6XyXHyjU
主な登場人物
浜田文乃…宮沢りえ
「矢島商店」四代目当主・矢島嘉蔵の7年来の愛人。年齢差を超えて深く愛し合っており、嘉蔵の今際の際には枕元に駆けつけ、「あとのことは心配ない」と告げられる。遺言状に「なにとぞよしなにお取り計らいを」と記されていたことで、矢島家を騒然とさせる。“慎ましく情の深い女”という印象を抱かれていたが、初めて本宅(矢島家)を訪れたときに、嘉蔵の子を身ごもっていることを告白。その事実が、女たちを壮絶な相続争いへと導いていく。
矢島藤代…寺島しのぶ
代々“女系の家筋”として栄えてきた、大阪・船場の老舗木綿問屋「矢島商店」の総領娘=長女。一度は結婚し嫁ぐも、3年で離婚。現在は矢島家に“出戻って”おり、妹の千寿からは「出戻りの穀潰し」と陰口を叩かれている。父・嘉蔵の死後、当主の座と遺産を巡り、2人の妹と静かな戦いが繰り広げられるものと思っていたが、愛人の文乃という思いもよらぬ伏兵が現れ、怒りと焦りを抑えきれずにいる。
矢島千寿…水川あさみ
大阪・船場の老舗木綿問屋「矢島商店」の次女。婿をとり、家業を継いでいる。姉である藤代に劣等感を抱き、その思いから藤代を「出戻りの穀潰し」と揶揄。遺産相続争いでは、夫の良吉を操り、少しでも多くの取り分を、と暗躍する。
矢島雛子…山本美月
大阪・船場の老舗木綿問屋「矢島商店」の三女。やや世間知らずで遺産相続争いにも疎く、「このままでは損をする」と叔母の芳子に焚き付けられ、相続争いの渦中へと身を投じていく。
矢島芳子…渡辺えり
三姉妹の叔母。雛子を巧みに操りながら、相続分を手中に収めようとする。
矢島良吉…長谷川朝晴
千寿の夫で矢島家の婿。
出目金…山村紅葉
文乃の家の近所にある薬局の奥さん。
梅村芳三郎…伊藤英明
日本舞踊の若師匠で、藤代とは恋愛関係にある。財産分与に関して藤代から相談を持ちかけられ、不動産業者を紹介するなど、裏工作に協力するが…?
小林君枝…余貴美子
宇市とは長年にわたって内縁関係にある愛人。次第に矢島家の相続争いの渦に巻き込まれていく。
矢島嘉蔵…役所広司(特別出演)
「矢島商店」四代目当主で藤代、千寿、雛子の父。数十億円相当の資産を遺しこの世を去るが、遺言状に7年来の愛人・浜田文乃の存在を記したことで、矢島家では遺産相続争いが展開。
実は文乃のお腹には嘉蔵の子が宿っており、その事実が明らかになったことで、争いはさらに激化していくことになる。
大野宇市…奥田瑛二
嘉蔵が亡くなり、遺言執行人として親族を前に遺言状を読み上げるが、その裏でさまざまな裏工作をし、相続問題をますます混沌とさせていく。実直そうに見えるが、実は狡猾な裏の顔が。
番組情報
テレビ朝日 2夜連続ドラマスペシャル
山崎豊子『女系家族』
テレビ朝日系
2021年12月4日(土)、5日(日)後9・00〜10・55
©テレビ朝日