2022年1月期にTBS金曜ドラマ枠で放送される堤真一主演の『妻、小学生になる。』に、森田望智の出演が決定した。
原作は芳文社「週刊漫画TIMES」に連載中の村田椰融による同名漫画で、累計発行部数(紙+電子)が130万部を超える話題作。10年前に愛する妻を亡くし生きる気力を失った夫とその娘が、思わぬ形で妻(母)と再会するところから物語は始まる。
なんと妻(母)は生まれ変わって10歳の小学生になっていた。夫と娘はその姿に戸惑いながらも、彼女から尻を叩かれ叱咤激励されて、生きる喜びを徐々に取り戻していく。そして、周囲の人間も巻き込みながら「生きること」に再び向き合おうとするちょっと変わったホームドラマだ。
主人公の新島圭介を堤真一、10年前に他界した妻・新島貴恵を石田ゆり子、圭介と貴恵の一人娘・新島麻衣を蒔田彩珠、貴恵の生まれ変わりで10歳になる白石万理華を毎田暖乃が演じる。
このたび、圭介と同じ食品メーカーに勤めていて、圭介の年下上司にあたる守屋好美役で森田望智の出演が決定した。森田はNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』(2019年/2021年)のヒロイン役で注目を浴び、金曜ドラマ『恋する母たち』(2020年)で演じた悪女ぶりが話題に。
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年)では優秀な気象予報士を演じるなど、作品によって大きく印象を変える、注目の女優の1人だ。本作で演じる好美は、若くして課長に大抜擢されたものの、本人はあまり出世欲がなく実力不足も自覚しているため、人の上に立つことを重荷に感じているという役どころ。
さらに、新島一家に深く関わる人物として、新たに4名のキャストが決定。新島家の近所にある寺カフェのマスター役に、落語家の柳家喬太郎が出演する。国立演芸場花形演芸会大賞や芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)など数々の受賞歴を持つ人気落語家だが、TBSの連続ドラマへの出演は今作が初となる。
今回、原作には登場しないオリジナルキャラクターで、麻衣がよく行く寺カフェのマスターを演じる。僧侶でもあり、客の人生相談にのっては相談料と称して小遣い稼ぎをしているという役どころだ。
そんな寺カフェの常連客・中村役には、飯塚悟志(東京03)が決定。飯塚は昨年10月期放送の火曜ドラマ『この恋あたためますか』ではコンビニの店長役、そして現在放送中のよるおびドラマ『この初恋はフィクションです』に教師役で出演するなど、高い演技力に定評がある。
本作で演じる中村は、寺カフェのマスターと同じくドラマオリジナルのキャラクターで、新島家の近所にある交番の警察官という役柄。先祖の霊が見えるというマスターの力を信じていて、何かと寺カフェにやってくる。
そして、好美の友人・菊池詩織を演じるのは水谷果穂。水谷は、金曜ドラマ『凪のお暇』(2019年)や『メゾン・ド・ポリス』(2019年)をはじめ、多くのテレビドラマや映画に出演すると同時に、歌手としても活躍している。
本作で演じるのは、好美のことは学生時代から誰よりも理解しているという自負がある友人役。しかし、そのせいで早とちりすることも多いというキャラクターだ。
さらに、麻衣の幼馴染・弥子(やこ)に小椋梨央の出演が決定。小椋はテレビドラマや舞台への出演に加え、バラエティ番組の出演や情報番組のお天気キャスターを務めるなど、幅広く活躍中。
そんな小椋が本作で演じるのもドラマオリジナルのキャラクターで、幼馴染の麻衣とはお互いなんでも相談し合う間柄である麻衣の良き理解者。寺カフェでアルバイトしているが、生活費が足りずにフードデリバリーの配達員もしている。
奇跡の再会を果たした新島家が、圭介の職場や麻衣の知人など周囲を巻き込みながら、「生きること」にあらためて向き合っていく本作。この個性あふれる5人のキャラクターが、新島家とどう関わっていくのか注目だ。今回出演が発表された5名からのコメントは、次ページに掲載。