会場の観客からも質問が寄せられ、ここまでの撮影で過酷だったことについて問われると、阿部は「すごくハードな現場で体力的にもみんな大変だったと思うんですけど、昨日が一番きつかったですね」と。これにはキャスト陣からも笑いが起こり「まだ言えないんですけど、この2人(岡崎と有輝)と同じシーンで、僕の役がすごくクールなんですけど、いろいろやってくるので(笑いを)耐えなければいけなかったのがすごくきつかった」と明かし、岡崎が「僕と有輝君がアドリブをするシーンがあったんですけど、阿部さんを笑わせようとして」と語り、有輝も「今まで見たことがないキュートな阿部さんが見られると思います」とアピールした。
横浜は「1月4日の撮影が叫びに叫ぶシーンで、喉が枯れそうになって、労わっていたんですけど、5日も6日も叫ぶシーンが続いて、この3日間過酷でした」と明かした。
中村は1話に登場する台風のシーンを挙げ「初めての経験だったので大変でした。つらい顔をしているんですけど、笑っているように見えちゃったりして…」と苦笑いした。
続いて、公安一課の刑事・清水健治を演じる山崎は「海の近くのロケが多いので、風が強くて、清水さんじゃないくらい髪の毛がバンっとなってしまって」と語りだすと、横浜がジェスチャーつきで「すごかったですよね」と相づち。「風がおさまらなかったので、そのまませりふを言って撮り終わったり…。あとは、僕がお芝居をしていると、みんながクスクス笑うので集中できないなっていうのがありますね」と明かすと、高橋が「清水という役に慣れるまでに、相当時間がかかりました。芝居をするんですけど、何かこみ上げるものがあって、ずっと見ていられなくて、始めは苦しかったですね」と。阿部も「僕も初日できつかったですよ(笑)。クランクインのシーンが清水とだったんですけど、『この作品はこんな感じなのか』と思った」と、山崎の怪演ぶりに一同驚いた様子。
サイバー班として、DCUに所属する神田瑠璃を演じる趣里は、施設内でモニターを見ているシーンが多いが「新名隊長(阿部)をはじめ隆子さんに憧れて、私もダイバーの資格を持っているので、時と場合によっては、この行動服を着て、出動することもあるかも…」と明かした。
高橋は「僕の中では今までで一番体を動けるように、今日も朝5時起きでトレーニングして、体作りを毎日しているんですけど、先ほどアンさんも言ったように、船の上で、風や雨を浴びながら長ぜりふを言うんですけど、口が回らなくて監督に『もっと流ちょうに!』と言われて苦しんだ思い出がありまして、筋トレってあまり意味がないのかな」と語ると、中村らが「そんなことないですよ」と励ました。
有輝も中村と高橋が上げたダムでのシーンを挙げ「俺が『俺たちも潜りましょう』と言って『おまえなんかに行けるわけないだろう』とキレられるシーンがあるんですけど、あの日の朝に『M-1グランプリ』の予選に落ちまして、悲しい気持ちのまま撮影に臨んだので、『おまえなんかに行けるわけないだろう』が二つの意味ですごいショックで…。その後に、隆子さんの『大丈夫、二人ならきっと』というせりふに、土佐兄弟のことを言われているのかなと。そういった部分でつらかったですね」と明かした。
岡崎は撮影の合間が過酷だと言い「衣装部の人に『これ以上太らないでくれ』と言われていて、阿部さんたちがすごくおいしいプリンとかを差し入れしてくれるんですけど、僕は近寄って見ることしかできなくて…」と明かすと、阿部が「この間2つ食べてたよね?」と暴露。岡崎は「言わないでくださいよ(苦笑)。実は撮影が始まるまでに17キロ痩せて撮影に臨んだんですけど、差し入れがうますぎて10キロ戻ってしまった」と告白した。
続けてドラマに向けて準備したことを尋ねられた阿部は「30何年前にダイビングの免許を持っていたんですけど、そんなに多くやっていたわけじゃないので、撮影が入るまでにもう一度やり直して準備してきました。それと同時に、流星君や光臣君がものすごく鍛えているとうわさを聞いたので、ちょっとまずいなと思って『テルマエ・ロマエ』以来にジムへ行って、ひそかにやっていました」と明かした。
横浜も「みんなでライセンスを取って、筋トレをしています。光臣さんが筋トレ器具を持ってきてくれるので、僕も借りてみんなでやっていますね」と。さらに「体育さんもやってるんですけど、2回くらいで諦めちゃうんで」と裏話を披露した。
最後に阿部が「撮影に入ってから、僕も含めてみんな全力で体力の限界じゃないかっていうような撮影をやっています。海上保安庁の協力もあって、素晴らしいロケをさせてくださっていることに感謝しますし、最高の環境でやらせてもらっていると思います。そして、多くの国が参加して、1つの作品に挑んでいるわけですけど、各国が力を合わせて、いい作品にしたいというこういう環境を大事にしたいと思っています。まだ撮影は中盤です。これからも全力で頑張っていきたいと思います」と締めくくった。
番組情報
日曜劇場『DCU』
TBS系
2022年1月16日(日)スタート
毎週(日)後9・00~9・54)
※初回は25分拡大
公式Twitter: @DCU_japan
公式Instagram:dcu_japan
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/DCU_japan/