4月期のTBS金曜ドラマが、高橋一生主演の『インビジブル』に決定。高橋と共演の柴咲コウらのコメントが到着した。
普段、目にする事故や事件の数々。未解決事件となってしまうものも数々あるが、実はその中には警察すら存在を知らない凶悪犯、通称“クリミナルズ”によって行われている犯罪があるという。この物語は、そんなクリミナルズを捕らえるため、刑事と犯罪コーディネーターという絶対に相容れないはずの2人が異色のバディを組む前代未聞の犯罪エンターテインメントだ。
裏社会を牛耳り、あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター“インビジブル”。その存在は警察内部でも一部の人間しか知らず、しかもその実像に迫ったことがないゆえに、都市伝説とささやかれていた。
そんなインビジブルが突如、自身が関わってきた未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出る。条件はたった1つだけ。捜査一課から左遷された刑事・志村貴文を担当にすること。
本作の主人公・刑事の志村貴文を演じるのは、高橋一生。『カルテット』(2017年)や『凪のお暇』(2019年)で見せた圧倒的な存在感、そして『天国と地獄〜サイコな2人〜』(2021年)での迫力あふれる怪演が記憶に新しい高橋が、本作でTBS連続ドラマに初主演する。
ドラマや映画をはじめ、舞台と多岐にわたり活動する高橋は、2020年に主演した舞台「天保十二年のシェイクスピア」では第45回(2019年度)菊田一夫演劇賞の演劇賞を、2021年に主演したNODA・MAP第24回公演 『フェイクスピア』では第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した。
出演作品が途切れることなく続き、ますます演技に磨きがかかる高橋が本作で演じるのは、警視庁管内で起きた未解決事件の継続捜査を行う「特命捜査対策班」所属の刑事。もともとは捜査一課の最前線で事件捜査に当たっており、犯人逮捕への熱意は捜査一課の中でもひときわ強かった。
そのため、犯人を逮捕するためなら時にグレーな手段を使うこともあり、その行き過ぎた捜査がきっかけで捜査一課から特命捜査対策班へ左遷されることに。“悪”を許してはならないという執念にも近い正義感を持っており、周囲の人間からは時として危険視されることもある異端の存在だ。
そんな志村が、犯罪コーディネーターといういわば“悪”の代表と手を組むことになる。強烈な“正義”と強烈な“悪”の組み合わせがぶつかり合った時、どんな化学反応を見せるのか。
そして今回、高橋とバディを組むのは柴咲コウ。俳優・歌手として活動するだけでなく、昨今はレトロワグラース代表としての一面も併せ持つ柴咲がTBSドラマに出演するのは『安堂ロイド〜A.I.knows LOVE?〜』(2013年)以来、9年ぶり。
本作で演じる犯罪コーディネーターは決して表に出てくることはなく、この世のあらゆる凶悪犯罪の裏で必要な凶悪犯たちを紹介・斡旋している。警察内でも一部の人間しか知らず、その実像は“誰も見たことがない”ことから、“インビジブル”と呼ばれている。
そんな“インビジブル”が突如キリコと名乗り、犯人逮捕に協力すると警察に申し出る。そして警察に協力する条件として、刑事である志村を担当に指名した。警察組織がまだその存在すら掴んでないクリミナルズの情報に精通しており、志村が追う数多の未解決事件を解決する鍵を握っているようだが、果たして志村に近づいた目的とは。柴咲が演じる不敵な女犯罪者、“インビジブル”に注目だ。
高橋と柴咲が共演するのは、2004年公開の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」、柴咲が主演したNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(2017年)、打合せから撮影までドラマの制作工程をすべてテレワークで行った異色のドラマ『今だから、新作ドラマ作ってみました』(2020年/NHK)以来4度目となる。
本作では、『ROOKIES』や『南極大陸』、『クロコーチ』など、数々のTBSドラマを手がけてきたいずみ吉紘が今回オリジナル脚本に挑む。シリアスな世界観や特殊なジャンルの人々を扱う作品を得意とするいずみが描く謎が謎を呼ぶ人間ドラマ、そしてドンデン返しに次ぐドンデン返しのミステリーに期待が高まる。高橋らのコメントは、次ページに掲載。