BS松竹東急開局記念特別企画ドラマスペシャル『夜のあぐら ~姉と弟と私~』が4月9日(土)に放送決定。村上虹郎、岸部一徳、南果歩、手塚理美らが出演することが分かった。
本作は、父親の死に直面した主人公が、遺産相続をめぐる騒ぎに巻き込まれる中で、家族という「つながり」を再発見し、不器用ながらも前を向いて生きていこうとするヒューマンストーリー。主人公・秋子を井上真央、秋子の姉・春子を尾野真千子が演じる。
原作・原案は第126回芥川賞、第1回大江健三郎賞を受賞した長嶋有。監督・脚本は、映画「鈴木家の嘘」(2018)で、突然息子を失った家庭を温かな視点で描き出し、国内外多数の賞を受賞し、ドラマ『きのう何食べた?』も手掛けた野尻克己が務める。
このたび、メインキャストと番組キービジュアルが解禁。生きていくことに冷めているようで、でも実は家族を大切に思っている弟・雪雄役にはNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』における好演も記憶に新しい村上虹郎。井上、尾野との軽妙な掛け合いに注目だ。
そして、家族を振り回しながらマイペースに生きてきた父親役には岸部一徳、父の今の“愛人”ミドリさん役には南果歩、主人公たちの実の母親役を手塚理美が演じる。
村上は「脚本を読ませていただいた段階で、兄弟構成や家庭環境はかなり違えども雪雄との親和性は高いなと感じました。実際現場に行ってみてもそれは変わらずで、無理なくやれた感じがしてます」と演じた感想を語った。村上らのコメント全文は以下に掲載。
村上虹郎 コメント
脚本を読ませて頂いた段階で、兄弟構成や家庭環境はかなり違えども雪雄との親和性は高いなと感じました。実際現場に行ってみてもそれは変わらずで、無理なくやれた感じがしてます。
やはり末っ子なので自分がこうである!こうありたい!の前に一筋縄ではいかない姉たちや家族たちがまずそこに存在してこその、アンサーとしての雪雄、みたいなところもあって、面白かったですね。
振り返ってみると、今までに出逢ってこなかったタイプの作品かもしれないです。そういう点と、ユニークな先輩方のキャラクターたちが面白いのは間違いないです。
岸部一徳 コメント
野尻監督のとても良い脚本、久しぶりに一緒に演ってみたい人たちとの仕事でした。 開局記念のスペシャルドラマとして良い作品を完成してほしいです。
新しい局として、松竹らしい、内容のある良いドラマづくりにつながる事を期待しています。
南果歩 コメント
脚本を一読した後に残った爽快感を、大事にしたいと思いました。家族の思いや視点が、それぞれバラバラに見えても、不意に心通う瞬間があり、それが今の家族の有り様だとも感じました。この家族はそれぞれに悩みを抱えてはいるのですが、どこかユーモラスでもあるところがとても好きです。
現代の向田邦子ドラマとなる期待を持って、ミドリさんになりたいと思います。
素晴らしいキャスト、スタッフがじっくりと作り上げたドラマです。きっといろんな世代の方々に共鳴していただけると思います。ご期待ください。
手塚理美 コメント
「秋子の母」頂いた台本の役名にはそう記されている、、、
名前はどこにもない。
最初は、そうなのね、、、と、思い、
撮影を重ねるごとに、そうだったのね、、、と、なり。
そして、、、
そうであって良かった、、、となり、、、
撮影が終わった今は、、、
「秋子の母」を演じることができて静かにうれしいと思っております。
参加させていただくことができて感謝であります。
このたび、BS松竹東急開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら」に出演させて頂くことになりました。
家族とは?
つながりとは?
この作品を通じて、ご一緒したキャストの皆さまは私のいとおしい家族となりました。
どうぞ、放送を楽しみにしていてくださいませ。
番組情報
開局記念特別企画ドラマスペシャル『夜のあぐら ~姉と弟と私~』
BS松竹東急(BS260ch/総合編成無料放送)
2022年4月9日(土)後9・00~11・00
主演:井上真央
共演:尾野真千子、村上虹郎、手塚理美、南果歩、岸部一徳 ほか
原作・原案:長嶋有(「夜のあぐら」「三十歳」・『タンノイのエジンバラ』所収 文春文庫刊)
監督・脚本:野尻克己(『鈴木家の嘘』)
プロデューサー:井上衛、伊藤学
BS松竹東急公式Twitter:@BS260_official
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