川村文乃×橋迫鈴×西田汐里×山﨑夢羽インタビュー「同期がこのメンバーで良かった」dTV版『真夜中にハロー!~女の園は出汁の香り~』で共演

特集・インタビュー
2022年03月24日

川村文乃×橋迫鈴×西田汐里×山﨑夢羽インタビュー

テレビ東京で放送中の木ドラ24『真夜中にハロー!』のdTVオリジナル版『真夜中にハロー!~女の園は出汁の香り~』が3月25日(金)よりdTVで独占配信。現役トップアイドルのAKB48柏木由紀さんの前に“扉”が現れ、アンジュルム・川村文乃さん、橋迫鈴さん、BEYOOOOONS・西田汐里さん、山﨑夢羽さんのハロプロ研修生同期がパフォーマンスでエールを送るというストーリーが描かれる。本作に出演する川村さん、橋迫さん、西田さん、山﨑さんにインタビューを敢行。ドラマの見どころのほか、同期愛やお薦めソングを聞きました。

◆本人役での出演ですが、何か意識されたことはありますか?

川村:私は高知出身なので方言やなまりがあるんです。でも、台本は標準語で、なおかつ今回は本人役なので、「~でしょ」などのせりふをどういうトーンで言っていいのか、違和感なく言うにはどうしたらいいのかに苦戦しました…。あと、お互いの呼び方はそのままだったので、そこはうれしかったです。

橋迫:台本通りにせりふを練習していたんです。実際に撮影に入った時に、監督さんから「もし自分だったらどういうイントネーションで言う?」と聞かれて、自分らしくせりふを言うのが難しかったです。

山﨑:私は本人役を演じるのが一番苦手なんです。自分を演じるのに、せりふがあるということに苦戦したんですが、普段からよく話す同期のメンバーと一緒の撮影だったので、いつも通りにしゃべろうと落ち着くことを心掛けました。

西田:「せりふを間違えてもそのまま続けてみよう」と監督さんから指示があったんです。

西田以外:あった!

西田:あったよね!「日常の会話をしている時に、言葉が詰まったり、かんじゃったりすることってあるよね」と、流れでやってみることになったんです。なので、たとえ間違えてしまっても、「あ、間違えちゃった」と焦らずに普段の会話のように、演技をしているんですが、演技に見えないように見せるという、本人役の難しさを感じました。

◆実際にせりふを間違えてしまった時、どのように対応されたんでしょうか?

山﨑:私は1か所せりふで間違えてしまって…。ですが、監督さんに「そのままいこう」と言っていただいて、その間違えたバージョンで何回も撮影をしました!

西田:夢羽だったか、鈴ちゃんだったか忘れちゃったんですがせりふが出てこなくて、私が夢羽、鈴ちゃんのせりふを言ってしまったことがありました。その時は変な間ができないように、「~だよね」とフォローを入れました。

アンジュルム・川村文乃
アンジュルム・川村文乃

◆同期だからこそ、フォローしやすかった?

西田:そうですね。先輩、後輩があると先輩のフォローに後輩はいきにくいところがあると思うので…。

山﨑:なかなかいけないよね。

西田:やっぱり同期という対等の仲だからこそできたことかなと思います。

◆今回、扉を開けるゲストとしてAKB48の柏木由紀さんが登場されます。共演されてみていかがでしたか?

川村:撮影の空き時間にいろんなお話しさせてもらったんですが、このドラマの撮影が始まる前に、柏木さんがミュージックビデオを見てきてくださったみたいで。「BEYOOOOONSのこの曲がはやっていたよね」など、調べてくださっていたことがうれしかったです。

西田:柏木さんと私たち4人で集合写真を撮る流れになった時に、周りが見えない状態に私がなっていたんです。柏木さんがカメラマンさんの準備ができていることに気が付いて、うまく撮影が始まるように誘導してくださって。その姿を見て、周りを見る力も大切なんだなと学びました。

◆ドラマ内では、柏木さんがハロプロ愛を熱く語る場面があります。実際にその愛を聞いていかがでしたか?

西田:これまで、「ハロー!プロジェクトが好きなんです」と言ってくださる芸能人の方が多くいらっしゃるのは知っていたんですが、実際にお会いして「好きなんです」と言っていただいけてうれしかったです。先ほどのミュージックビデオの話もそうですが、今までテレビなどで見ていた存在ですし、同じアイドルという職業の大先輩から言っていただけるというのは不思議な感覚でした。

アンジュルム・橋迫鈴
アンジュルム・橋迫鈴

◆今回、うどん屋さんでパフォーマンスをされるシーンがあります。パフォーマンスをしてみていかがでしたか?

川村:実際に営業しているお店をうどん屋さんに見立てて撮影をしたんですが、床が畳だったんです。もちろん、畳の上に汚れないようシートを貼った状態ではあるんですが、畳の上で踊るのは初めてだったので、大丈夫かなという気持ちになりました。天井もすぐ手が届きそうなぐらい近かったんですよ。二度とない初めての経験ができたので、楽しかったです。

橋迫:うどんを持ってパフォーマンスする場面もあったんですが、普段はうどんを持ってパフォーマンスをすることはないので、それも貴重な体験でした。

山﨑:私、よく変な場所で踊る夢を見るんです。なので、正夢になったなって思いました(笑)。

西田:BEYOOOOONSの楽曲は個性的なので、ミュージックビデオ撮影の時に駅で踊ったりしてきたんですが、うどん屋さんの畳の上というのは初めてでした。うどん屋さんだからこそできる演出は、きっと面白い映像になっているんじゃないかなと思います。

◆柏木さんのひと言で同期愛に気づく場面があります。皆さんの同期愛エピソードを教えてください。

川村:同期がこのメンバーで良かったなと、研修生に加入した時から思っています。年齢もバラバラで、私は高校2年生で研修生になったんですが、鈴ちゃんは当時まだ小学5年生だったんです。そんな年齢差がある私たちですが、みんな最初から歌もダンスもしっかり覚えてきていましたし、すごく上手で「負けていられないな」と焦ったのを覚えています。中野サンプラザで1人ひとりがパフォーマンスをして、お客さんが投票するという実力診断テストでは、みんなキャラ立ちがすごくて。鈴ちゃんはその時とても印象に残るようなインパクトのあるパフォーマンスをしていましたね。そうやって、お互いを刺激し合える人たちだったので、みんなが同期で良かったなと思うんです。

橋迫:同期みんなが年上なんですが、ハロプロに入るまで年上の人と話す機会がなかったので、どう接したらいいのか分かんなくて。ですが、みんな優しく接してくれて、だからこそ私もみんなに心を開けたんじゃないかなって思って、すごくありがたいですね、感謝しています。

山﨑:みんなで一緒に加入したというのもあって、私は家族のようだなと思っています。私の頭の中で家系図があるんですが、めちゃくちゃしっかりしたお姉ちゃんが文乃ちゃんで、明るくて元気なもう一人のお姉ちゃんが同じく同期のモーニング娘。‘22の横山玲奈ちゃんで、西田汐里ちゃんは年齢こそ違うんですが双子みたい。橋迫鈴ちゃんは妹。たまに集まって話をしている時は実家のような安心感がありますし、ハロー!プロジェクトのコンサートの時にすれ違っただけでもうれしいんです(笑)。そうやって顔を合わせた時に、みんな成長していて、「私も頑張らないと」と火が付きますし、この同期がいてこそのアイドル山﨑夢羽だなって思います。

西田:私は入った当時、中学1年生だったんですが、何か分からない自信があって、プライドが高かったんですよ。(同期の中で)そういう人がいると、ちょっとぎくしゃくしたりすると思うんですが、(3人を見て)お姉ちゃんたちもそんな生意気な私を年は違うけど同期じゃんと受け入れてくれて、突き放すこともなく(一緒に)いてくれたことがすごくありがたかったです。

BEYOOOOONS・西田汐里
BEYOOOOONS・西田汐里

◆撮影期間中は、長い時間顔を合わせていたと思いますが、どんなお話をされていましたか?

橋迫:研修生の時に撮った写真をみんなで見せ合って、「この写真、懐かしいね」と合間の時間で話をしていました。

川村:自分の携帯には残ってない写真が他の人たちの携帯に残っていたりして。その写真を見返したことで、その時の記憶が呼び戻されたというか、「すっかり忘れていたけど、こんな時もあったね」と思い出すことができました。

◆皆さんの熱い同期愛を感じました。この共演でもっと仲が深まったんですね。

4人:はい!共演できてうれしかったです。

◆作品の中ではシチュエーションにあった曲をパフォーマンスされていました。読者の皆さんが元気になりたいと思った時に聞いてほしいお薦めソングを教えてください。

川村:スマイレージさんの「タチアガール」という曲です。私も本当に落ち込んでる時に聞いていて、とても励まされるんですよ。「落ち込んでちゃいられない」という歌詞に励ましを感じますし、声からも元気がもらえますし、明るいんです。「こんなこと、大したことないんだ」と切り替えができる楽曲だなと思います。

橋迫:アンジュルムの「もう一歩」です。この曲はどこのフレーズを取っても、すごくやる気が出るというか、前に進もうという気持ちにさせてくれて、自分がパフォーマンスしていても、頑張ろうと思える曲ですね。

山﨑:私はBEYOOOOONSの「フレフレ・エブリデイ」なんですが、タイトルにもある通り「フレフレ」と皆さんを応援しています。ですが、ただ応援するだけではなくて、私たちも頑張るから皆さんも一緒に頑張りませんかっていうメッセージが込められているんです。一人で何か物事を頑張るよりも、一緒に目標に向かう仲間がいた方が個人的にはかどるなと思うので、この曲を聞いて私たちと一緒に頑張ってみましょう!

西田:私はBEYOOOOONDSの「Now Now Ningen」という曲です。この曲はコロナ禍が始まってから作られた楽曲で、「手洗いうがいを頑張りましょう」「ディスタンス保つけど」みたいな今ならではの歌詞が入っています。明日もちょっと頑張ってみようという気持ちになれる曲だと思うのでぜひお薦めしたいです。

BEYOOOOONS・山﨑夢羽
BEYOOOOONS・山﨑夢羽

◆最後に視聴者の方に向けてメッセージをお願いします。

川村:こうして同期をフィーチャーしてくださって、お芝居しているのを映像として残してもらえるのは、すごくうれしいことだなと思います。そして、柏木さんとの共演も激レアなことだと思うので、ぜひ皆さん見逃さないで見ていただきたいです。柏木さんがアイドルについて語っている場面もありますが、いろんなアイドルを応援している方なら刺さる作品になってるんじゃないかなと思います。笑えるシーンもあるのでぜひ見てください。

橋迫:みんながそれぞれ本人役として出ているので、それぞれの個性が見られる作品になっています。このドラマを通して私たちの魅力を知っていただきたいです。

山﨑:同期で写真を撮ることはあっても、普段話をする姿を皆さんに見せる機会はなかったので、こうやってドラマとして映像にしていただけてすごくうれしいです。今回もドラマ中にパフォーマンスをたくさんしているので、皆さん何の曲をやったのか楽しみにしていてください。

西田:テレビで放送している『真夜中にハロー!』はフィクションで、私たちメンバーが楽屋に登場していますが、その楽屋に登場する前にどうやってマリコ(菊池桃子)さんから招集がかかっているのか、何でこの曲を歌うことになったのか、どういうふうにリハーサルをしているのかなどの裏のお話も描かれています。本編を楽しんでいただいた後はこのオリジナル版で楽しんでいただきたいです。

川村文乃×橋迫鈴×西田汐里×山﨑夢羽インタビュー

PROFILE

川村文乃
●かわむら・あやの…1999年7月7日生まれ。高知県出身。A型。アンジュルムのサブリーダー。

橋迫鈴
●はしさこ・りん…2005年10月6日生まれ。愛知県出身。O型。アンジュルムのメンバー。

西田汐里
●にしだ・しおり…2003年6月7日生まれ。京都府出身。B型。BEYOOOOONDSのメンバーでCHICA#TETSUに所属。

山﨑夢羽
●やまざき・ゆはね…2002年11月5日生まれ。愛知県出身。AB型。BEYOOOOONDSのメンバーで雨ノ森 川海に所属。

作品情報

dTVオリジナル版『真夜中にハロー!~女の園は出汁の香り~』

dTVオリジナル版『真夜中にハロー!~女の園は出汁の香り~』
2022年3月25日(金)よりdTVにて独占配信

出演:菊池桃子
アンジュルム 川村文乃、橋迫鈴 BEYOOOOONS 西田汐里、山﨑夢羽
AKB48 柏木由紀

企画・プロデュース:北野篤
脚本:灯敦生
監督:隈本遼平
プロデューサー:寺原洋平、井原梓、鈴木健太郎、山科翔太郎、高岩秀明、山田久人
制作:テレビ東京、BABEL LABEL
製作著作:「真夜中にハロー!」製作委員会

特設ページ:https://bit.ly/351dx68

©dtv/「真夜中にハロー!」制作委員会

●photo/徳永徹 text/田中ほのか

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