森川葵「みんなで特攻服が着たい！」『ナンバMG5』で演じるヒロイン・深雪は「私と全部似ている」

間宮祥太朗主演の水10ドラマ『ナンバMG5』（フジテレビ系）が、4月13日（水）に放送スタート。それに先駆け、藤田深雪役で出演する森川葵の取材会が先日開催された。

小沢としおの人気漫画「ナンバMG5」「ナンバデッドエンド」を初めて映像化した本作。筋金入りのヤンキー一家「難破家」の次男・剛（間宮祥太朗）が、「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と家族に内緒で健全な高校に入学するという、「高校“逆”デビュー」物語だ。

そんな本作で森川葵が演じるのは、剛が家族に隠れて入学した白百合高校に通う藤田深雪役。剛と同じ美術部に所属しているが、彼が実はヤンキーだということは全く知らず、消しゴムを貸してあげたり、グループで一緒に遊びに出かけたりする気さくな女子高校生という役柄だ。

正義感が強く、暴力や曲がったことが大嫌いで、不良同士のケンカにも物おじせず止めに入るなど大胆な行動も。そんな深雪に対し、剛は出会った日からひかれ始め、いつしか憧れの存在になっていく。しかし、あまりの正義感の強さが災いして、剛を窮地に追い込むことも…。

そしてこの度、深雪役を演じる森川の取材会が開催。まず深雪を演じるに当たり、森川は「（深雪は）はじめは普通にかわいい、“ザ・ヒロイン”みたいな女の子なのかなと思っていたのですが、話数が進むにつれて、ただ清純な子じゃないなっていう面が見えてきて。でも、そこのギャップがあるほうが面白いんじゃないかなと思っているので、現段階ではいわゆる“ザ・ヒロイン”を意識して作っていっています」と明かす。

深雪と自身の似ている部分については、「ポテチが好きなところ」と。「私もポテチの最後のかけらまで食べてしまうんです（笑）。そういうちょっとがさつなところとか、絶対それ踏み込んでいかないほうがいいのに、と思う部分についつい足を踏み入れてしまうところ。おとなしく見守っておけばいいのに、『なにやってるの！？』って興味を持ってしまう感じとかがすごく似ているなと思います」と笑顔を。

逆に似ていないところはないようで、「大体全部似ている」と。「『可愛いね』って言われて『そうなんです、可愛いんです』って言うところも似てるし、『ブス』って言われて怒るところも似てるし…（笑）」といい、まさにベストなキャスティングであることを感じさせた。

また、自身の高校生活は「ギャルだった」という森川は、久々の自身の制服姿に「もう結構キツいな〜と思った（笑）」と衣装合わせの際の思い出を振り返る一幕も。「でも、もう二度と着られないかもと思うと、写真をいっぱい撮ってSNSに載せておいたらいい思い出になるかなって。最後の青春と思ってやっています（笑）」と語った。

続けて、共演者の印象を聞かれると、「富田（望生）さんは初めましてだったんですが、すごく話しやすくて。テレビで見ていたイメージ通り、本当にかわいくて優しい女優さんで、現場でおいしい食べ物を教えてもらったりとおしゃべりをして楽しんでいます」と。

主演の間宮については「昔から知り合いなんですけど、話しかけにくいオーラが強くなっていました（笑）」とジョークを交えつつ、「ふとした瞬間にすごく頼りになります。あと、お芝居していて違和感を感じると、すぐに『これってどう思う？』と相談してきて下さったりして、そういう気づきや頭の回転の早さは、主演として真ん中に立つ存在として、ついていきたいなと思う」と称賛。

「神尾（楓珠）さんもガードが堅い方なのかなと思っていたんですが、すごくフランクで話しやすくて。まだグループで、みんなで仲良くするというのは時間が短くてできていないのですが、個々にちょっとずつコミュニケーションを取りながら信頼関係を深めているような状況です」と明かした。

また、本作の監督を務める本広克行監督とは今回が初対面という森川。「すごい作品をたくさん撮られている方なので、厳しい方なのかなというイメージがあったのですが、いざお会いしてみたら“いい父ちゃん”という感じのすごく温かい方で。今回、カメラマンさんたちもずっと『踊る大捜査線』から一緒にやられている“本広チーム”なので、すごくアットホームで大家族のような雰囲気です」とにっこり。

今後、撮影を通じてやりたいことに話題が及ぶと、「クラスみんなで特攻服が着たい！」と。「ピンク色の特攻服で、『波瀾万丈』って入れたいです（笑）。ネコの刺しゅうを入れるのもいいですね」と希望を語った。

最後は、本作の見どころについて「ヤンキーとして家族からの熱い期待を背負う剛が、どこまで自分のやりたいことを隠し通しながらかなえていくのかっていうところでしょうか」と。「学生の方はもちろん、『俺らの時代、ヤンキーいたよ』っていう世代の方にも、『こういうの着てたな、こんなことあったな』と、なつかしく楽しんでいただけると思います」とアピールし、取材会は締めくくられた。