「スターチャンネル」で放送・配信されるドラマ『マスカラまつげ』に高梨臨、結木滉星、安野澄、石川恋、金子昇が出演することが決定した。
BS放送と配信サービスを手掛ける「スターチャンネル」が2022年の新たな取り組みとして、スターチャンネル初となるオリジナルドラマプロジェクトを始動。心の風景を映し出す楽曲を独自にピックアップし、オリジナル・ストーリーとして映像化していく。
この企画のトップを飾るのは、DREAMS COME TRUE。吉田美和が生み出す歌詩は、背中を押してくれたり、励ましてくれたり、慰めてくれたりと「生きるチカラ」を与えてくれる。その奥深い歌詩の世界で、吉田が一番使用している言葉が“あなた”という一語。ドラマ化される「何度でも」「マスカラまつげ」「空を読む」「TRUE, BABY TRUE.」の4曲と、このドラマ企画のために書き下ろされた「新曲」の計5曲は、身近にいる家族、恋人、友人、大事な人など、それぞれの“あなた”という存在を思い浮かべることができる物語。映画「余命10年」の脚本を手掛けた岡田惠和ら一流スタッフ陣が、歌詩の世界を独自の解釈でドラマへと昇華させる。
このたび、『マスカラまつげ』の出演キャスト5人が決定。主人公でドレス専門店「アトリエブラン」のドレスコーディネーター・水野咲良役を演じるのは、高梨臨。咲良の思い人で、プロミュージシャンを目指す中村亮輔役に結木滉星。亮輔の幼なじみで婚約者の中村真理子役に安野澄。咲良の高校からの同級生で親友の谷口菜美子役に石川恋。そして、咲良と同じ職場の上司の吉岡役を金子昇が演じる。
社会人になり、ドレスコーディネーターとして働く咲良(高梨)は、飲み会の場で出会った亮輔(結木)と、腐れ縁で、気心のしれた関係。彼の近くにいる女子の中で多分一番近くにいて、彼を応援し、支えてきたと思っている咲良は、いずれ恋人関係になれるだろうと淡い気持ちを抱いていた。亮輔の「そろそろ、ちゃんとけじめをつけないとって思っていて…」という言葉に、告白かとドキドキソワソワする咲良だが、思いもよらない言葉に、不安と嫉妬の負の感情に押しつぶされ、自分を見失いそうになる。
主演の高梨は「中学時代毎日聞いていたからこそなのか、身近なアーティストさんと勝手に自分で思っていたので、オファーを頂いた時、素直にうれしかったです」と語り、「私が演じさせてもらっている咲良という子は、本当にずっと自分に自信がなくて、でも一生懸命に仕事も頑張って、みんなのためを思って友達付き合いとかしてきた女性。彼女のようにそういう気持ちを持ってる人ってすごくたくさんいると思うので、見てくださっている方の背中を押せれるような感じになっていればいいなと思っています」と語った。
『マスカラまつげ』の演出を担うのは、資生堂TSUBAKI「春・新TSUBAKI /赤」、サントリー 伊右衛門「京都の歴史」などのCM演出を担当し、フジサンケイグループ広告大賞2006 MediaMIX部門でグランプリ、ADFEST2007 360°LOTUS “Gold” Napster Japan Open Your Ears Campaign、電通賞2011テレビ広告公共部門“最優秀賞”などを受賞し、ドラマ初演出となる小野田玄。そして、『何度でも』に続き、岡田惠和が脚本監修、『夢中さ、きみに。』(2021)、『早朝始発の殺風景』(2022)を手掛けた濱田真和が脚本を担当する。
高梨臨 コメント
通っていた中学校が、なぜか毎日必ず給食の時間にドリカムさんのアルバムの曲が流れるという学校で、本当に中学時代を思い出すといいますか、中学時代毎日聞いていたからこそなのか、身近なアーティストさんと勝手に自分で思っていたので、オファーを頂いた時、素直にうれしかったです。最初はドリカムさんの曲をドラマにするということで、すごくワクワクしながら(台本を)読ませていただきました。自分が想像していた「マスカラまつげ」のストーリーとはまた全然違って、すごくリアルな女性像が描かれているというか、日常ってうまくいかないことが多いけど、その中でも頑張っていく女性の姿みたいな、メイクすることでパワーアップすることとか、そういったところも大切に描かれていて、すごく親近感が湧きました。私が演じさせてもらった咲良という子は、本当にずっと自分に自信がなくて、でも一生懸命に仕事も頑張って、みんなのためを思って友達付き合いとかしてきた女性。彼女のようにそういう気持ちを持ってる人ってすごくたくさんいると思うので、見てくださっている方の背中を押せれるような感じになっていればいいなと思っています。
結木滉星 コメント
今までギターを触ったことさえなかったので夢がアーティストという役は、役を通して新たなことに挑戦できるっていう喜びと、同時に多少不安はありました。台本を読んだ際に、女性がしっかりメークをして前向きにっていう部分がとても、歌詩とリンクしているなと印象的に思いました。また、監督が普段CMを撮られている方で、画がすごくきれいだということを聞いていたので、撮影が楽しみだったことと、現場では、即興性のある撮影をしていくタイプの方だったのですごく楽しい現場でした。
監督:小野田玄 コメント
今から18年前の、2004年に発売された「マスカラまつげ」。有り体な言い方ですが、不思議ですよね、まったく色褪せない。キャッチーなタイトルどおり、明るくかわいらしい曲調に対して、痛いくらいに真っすぐな歌詩、いじらしい失恋が紡がれています。歌の中に出てくる「わたし」をイメージした主人公「咲良」は、ちょっと心が未熟で、独りで頑張りすぎちゃうところがあって。無理をしている自分に気づかずに、笑って、抱えて、傷ついて。不器用だけど一生懸命だから、イラッとするくらい焦ったくて。そこで「オトナ美人」な高梨さんがどう映し出されるのかなと。頑張っている姿を見て、応援したくなるような「咲良」として、正解は何だろうといろいろと考えましたが…まるで杞憂でした。すでに現場には、未熟で頼りなさそうな「咲良」が居たんです。そこからはすっかり「咲良」の放つ、ほんわかとした空気感に、亮輔や菜美子、真理子たちが、良いかたちで巻き込まれていき、それぞれのキャラクターが、息づいていったように見えました。この物語の登場人物は、ただただ純粋に恋をし、生きています。だから、悪者もいないし、難しい駆け引きや伏線もありません。誰もが納得のいくような、正解や解決はないのかもしれません。でもそれは「咲良」の人生は続いていくからで。また恋をしたり同じように落ち込むかもしれないし、何が起こるかわからない。でも、いつかまたきっと幸せを実感し、「咲良」が自分自身で、人生の「主人公」だと思える日を願って。
番組情報
『マスカラまつげ』
2022年初夏 スターチャンネルEXにて配信
2022年夏 BS10 スターチャンネルにて放送
出演:高梨臨、結木滉星、安野澄、石川恋、金子昇
演出:小野田玄
脚本監修:岡田惠和
脚本:濱田真和
企画:スターチャンネル
制作:東北新社/MMJ
公式HP:https://www.star-ch.jp/dreamscometrue
<ストーリー>
高校生の頃から地味で裏方気質の咲良(高梨臨)は、結婚式のドレスコーディネーターとして慌ただしい毎日を過ごしていた。そんな咲良の楽しみは3年前の飲み会で偶然知り合い仲良くなったシンガーソングライターの亮輔(結木滉星)の路上ライブを見にいくこと。友人の菜美子(石川恋)にも相談するほどの淡い恋心を抱いていたのだが、ある日の仕事中、突然、亮輔から携帯に「ドレスを選んでほしい」とメッセージが届く。すると驚いている間もなく、お店の入り口には笑い合う亮輔と真理子(安野澄)の姿があった…。
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