6月22日(水)に最終回を迎える、間宮祥太朗主演の水10ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系 午後10時〜10時54分)。主演を務めた間宮、神尾楓珠、森本慎太郎(SixTONES)がクランクアップを迎え、当日のレポートとコメントが到着した。
小沢としおの人気漫画「ナンバMG5」「ナンバデッドエンド」を初めて映像化した本作。筋金入りのヤンキー一家「難破家」の次男・剛(間宮祥太朗)が、「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と家族に内緒で健全な高校に入学する、「高校“逆”デビュー」物語だ。
そしてこのたび、主人公・剛を演じた間宮祥太朗、剛の友人・伍代役を演じた神尾楓珠、大丸役を演じた森本慎太郎がついにクランクアップ。当日は、第9話のラストシーンの撮影だった。渋谷の不良コンビ・グレ(鈴之助)とグロ(東啓介)が、池袋の最強ヤンキー“壊し屋”竜二(岩永洋昭)を連れて、剛が通う真面目な白百合高校に大群で乗り込んでくる。
すると、剛は自分の大切な場所が荒らされていると怒りを爆発させ、特攻服に着替え彼らの前へ。ひとりで向かっていった剛は、竜二から一撃を食らい頭から血を流してしまう。そこに伍代と大丸が登場し加勢、白百合高校は大雨が降る中、大乱闘が繰り広げられることに。
駆けつけた警察官に取り押さえられる剛、そして警察官たちを制止しようとする伍代と大丸。剛が憧れる同級生・深雪(森川葵)をはじめ、学校中に剛の“正体”が明らかになったところで、剛らは警察に連行されるというシーンだ。
雨の中のけんかのシーンということで、びしょぬれかつ血まみれの間宮、神尾、森本。最後のカットの撮影が終わり、スタッフからクランクアップのかけ声がかかると、盛大な拍手と「うぉおおお!」という大きな歓声が。それぞれに花束が贈られると、3人でぎゅっと熱い抱擁を交わした。
あいさつを求められた森本は、「原作を読んだ時に大丸が1番好きだったので、その役をやれたこと、大丸と共に成長できたことがすごくうれしくて、感謝しかありません。皆さんに支えていただき、この温かい現場に来るのがとても楽しかったです。人生で1番の作品と言ってもいいくらいの作品に出会えたと思っています」と感謝を述べる。
続けて、神尾は「僕は人見知りですし、最初は緊張してなかなか話せなかった部分もあったのですが、間宮君をはじめスタッフの皆さんもあきらめずに僕に接して下さって、それが本当に救いでした」と。
「アクションも最初は自信がなくて不安しかなかったのですが、皆さんが“大丈夫、大丈夫”と声をかけてくださって、そのおかげで、最後の回し蹴りが決まったと思います。この作品に参加できて本当に幸せでした」と笑顔で語った。
いっぽう、森本や神尾が話しているのを見つめながらすでに涙を浮かべていた間宮は、自分のあいさつの番がくると「終わっちまったなー! 本当に、愛情しか感じなかった現場でした」とぽつり。
「共演者の皆さんの愛情、ゲストで出演していただいた方たちの愛情、各部署のスタッフの皆さんの愛情。今まで聞いたことはありましたが、今回それを“全身全霊の芝居で返したい”と、こんなにも実感した現場はありませんでした。本当に…。まだ続編で会うつもりでいるので、夜露死苦~! 本当にありがとうございました!」と剛さながら熱くコメントした。
しかしそれだけでは終わらず、「6月11日は間宮さんの29才のお誕生日です!」と、キャスト・スタッフ全員から間宮へ巨大な寄せ書きパネルが。パネルをゆっくり見つめ、さらに涙を流している間宮は、29才の抱負を問われると、「この現場の皆さんに次にいつ会えるかわかりませんが、それをひとつの目標にがんばりたいと思います!」と宣言した。
すると次の瞬間、間宮が腰を抜かしてしまうサプライズが。なんと、スタッフ陣の後ろから「いえーい!」と、すでにクランクアップした、難破家の父役の宇梶剛士、母役の鈴木紗理奈、兄役の満島真之介が、なんとプライベートで撮影現場に駆けつけたのだ。
この日、3度目の涙にして号泣している間宮に、難破家のメンバーは「剛! クランクアップ、バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ!」と大盛り上がりし、ハグを交わし労いあう。
間宮が「もう、鼻がぐっちゃぐちゃだよ!」と明かすと、一同は爆笑し、家族全員で恒例の「いーね!」とポーズをとるなど、『ナンバMG5』らしい、涙と笑い、そして愛にあふれた感動のクランクアップとなった。
なお、クランクアップ直後の間宮、神尾、森本から寄せられたコメント全文は、次ページに掲載。