岡田将生が、10月スタートの木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系 毎週木曜 午後9時〜9時54分)の主演に決定。本作で約10年ぶりに中井貴一と再共演することも明らかになり、両名からコメントが到着した。
大ヒットシリーズ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(2012〜)の生みの親である脚本家・中園ミホが手がける、看護の世界に焦点を当てた痛快医療ドラマが誕生。医療現場で体制と闘い続け、現場の常識を次々と覆して“白衣の天使”と崇められたフローレンス・ナイチンゲールがこの世を去って一世紀となる令和の日本に、全く新しいタイプの白衣の天使が舞い降りる。
タイトルにあるトラベルナースとは、スーツケース1つを手にいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師のこと。日本ではまだその存在はあまり知られていないが、アメリカでは全看護師の10%を占める40万人ものトラベルナースが存在し、コロナ禍のニューヨークでも活躍した。
そんなトラベルナースが令和の日本に舞い降り、医療現場を改革していく。主演・岡田将生が映画「プリンセス トヨトミ」(2011年)以来の共演となる名優・中井貴一とタッグを組み、“新時代のナイチンゲール・コンビ”として、木曜ドラマ枠に降臨する。
本作で岡田が演じるのは、意識もプライドも高く、言動もドストレート、一見感じの悪い若きトラベルナース・那須田歩。実は、歩はアメリカで「NP(=ナース・プラクティショナー)」(※手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格)として働いていた実績を持つ優秀な看護師だ。
しかし、ある事情でいまだ“ナースは医師の仰せのままに”が当たり前とされる日本へ帰国。「天乃総合メディカルセンター」で働くことになり、ミステリアスな伝説の看護師と出会い、共にさまざまな事情を抱えた医師や病院長、患者、そして周りの看護師を少しずつ変えていく。
そんな歩の相棒となる伝説の看護師が、中井演じる九鬼静。歩と同時期に「天乃総合メディカルセンター」で働き始めた静は、まさに名前の通り“静かに”掃除ばかりし、歩を含め病院関係者から清掃員と間違えられるほど。
だがその実態は圧倒的スキルを持つスーパーナースで、医師に一切楯突かず、柔らかすぎるほどの物腰でありながら、ここぞという場面では臆することなく、痛烈な一言で一刀両断。そして相当な“嘘つき”でもあり、その素性は謎に包まれ、さらに大きな秘密を抱えているという役どころだ。
直球型の歩と、変化球型の静。それぞれに卓越したスキル&熱き哲学を持ちながらも、まるでタイプの違う2人が反発しつつ手を取り合い、患者のみならず医療従事者や自分自身をも救っていく。医療現場に颯爽と現れた“新時代のナイチンゲール・コンビ”の活躍から目が離せない。
10年ぶりに共演する中井について、岡田は「今回は2人のシーンが特に多いので、経験してきたものをすべてぶつけようと思ってます。そして、それをどこか楽しみながら見てくださる中井さんの姿が目に浮かびます。どうぞよろしくお願いします」と意気込みを。
いっぽう、中井は「岡田将生さんとは約10年ぶりにお会いすることになると思いますが、その間の彼の活躍は拝見していますし、共演できることを楽しみにしています。彼との芝居で刺激を受けながら、最高のバディになれるよう務めます」と力強く語った。2人からのコメント全文は、次ページに掲載。