百田夏菜子(ももいろクローバーZ)が主演を務める土ドラ『僕の大好きな妻!』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)がクランクアップ。百田と、夫役を演じた落合モトキのコメントが到着した。
7月16日放送の第7話では、夫婦最大の危機を乗り越えた知花(百田夏菜子)と悟(落合モトキ)。7月22日放送の最終話では、ある朝突如、知花の体が突然動かなくなるなど、発達障害についてさらに斬り込む内容となっている。知花と悟は社会とどう向き合っていくのか。貴子(雛形あきこ)、萬坊(小倉久寛)、佐竹(徳重聡)ら友人たちも、1人ひとりが新たな一歩を踏み出す。
最終話の放送を前に、百田と落合のクランクアップレポートが到着。落合のクランクアップは、発達カフェの常連たちに、知花の様子を相談をしに行く最終話のシーン。入念なリハーサルの後に本番を撮り終えると、スタッフから「落合モトキさんクランクアップです!」の声がかかり、現場は拍手に包まれた。
落合は、「2か月間、走り続けてこられたのもスタッフの皆さんのおかげです。こういう時期なので打ち上げはできませんが、これだけ『打ち上げがしたいなぁ』と思える現場は、なかなかありません。それとこの場にはいないけれど、知花役が夏菜子ちゃんで本当によかったなぁと思います」と感謝の言葉を。
続けて、「彼女が現場に来ると自然と明るくなるというか、『こんなパワースポットみたいな人がいるんだ』と思っていました。また皆さんとご一緒できるよう、精進したいと思います」と締めくくった。
そして、落合が控え室のある表へ出ると、そこには「お疲れさまを伝えたくて!」とサプライズで駆け付けた百田の姿が。撮影が残る百田に、落合は熱いエールを贈った。
百田はその3日後にクランクアップ。貴子の息子・大貴(佐藤結良)に知花がビーフシチューを振る舞っているところに貴子が帰ってくる、という第6話のシーンをもってクランクアップとなった。
「百田夏菜子さんクランクアップです!」の掛け声とともに現場が拍手に包まれる中、落合が花束を持ってやってくると、知花と悟の再会という感動のシーンのはずが、まさかの登場に百田は言葉が出ないほど驚いた様子。
さらに、茶色のメッシュが入った落合の髪の変化に気づき、第一声は「悟じゃない…!(泣)」とまさかの反応で周囲も大爆笑に包まれた。
百田は「何だか全然、実感が沸かないんですが、始まりがあれば終わりもあるということで、楽しい時間を過ごさせてもらいました。まだ数シーン撮影が残っていますけど、最後まで皆さんと同じ気持ちでいたいと思います。たくさん助けていただいてありがとうございました、幸せでした!」とメッセージを寄せた。
百田と落合が、あらためての心境やお互いの印象などを語ったコメント全文は、次ページに掲載。
百田夏菜子 コメント
◆クランクアップを迎えて、今の気持ちは?
すごくギュッと詰まっていて、濃密な時間でした。同時に週末はライブもあったりして、2人分の人生を生きている感じがしましたね。でも撮影のない日にライブに向かうときも、知花が抱えている悩みについて考えていたり、「みんな元気かな、悟は大丈夫かな」みたいなことを思ったり…。自然と“知花と一緒に生きている”気持ちになっていました。
それと、これほど毎日早朝から活動した経験がなかったので、今回の撮影で身に付いた早起きの習慣を、これからも続けていこうかなと思っています。朝が苦手な私のことを知っている人が聞いたら、「絶対しないでしょ!」って突っ込まれそうですが(笑)、朝活、頑張ります。
◆共演した落合モトキさんの印象は?
恋人の過程を演じないで、いきなり夫婦の役だったので、当初は少し戸惑いもありました。でも落合さんが撮影以外の時間も“悟”でいてくれたので、自然と夫婦の空気感を出せるようになれたと思います。本当に本読みを手伝ってもらったり、いろんな場面で助けてもらいましたね。私がお芝居をやりやすいように…、でも「全然そんなつもりじゃないよ」みたいな、何食わぬ顔でフォローしてくれたり…。ちょっとズルいんですよ。まさに“リアル悟”ですね(笑)。
◆最終話に向けて、視聴者のメッセージを!
台本や原作を読んだ段階から知花と悟のような夫婦に憧れを持っていたし、その想いは撮影が進むごとに増していきました。それは、どんなときでもお互いのことを思い合っているから。
だから悟と言い合いになるシーンでも、せりふの根底には悟への愛情が感じられるよう意識してきました。7話で悟との大きな壁を乗り越えた知花ですが、8話でも大きな壁にぶつかります。でも、そういうときに助けてくれる人たちの存在で、前を向くことができる。知花と悟、そして2人を取り巻く人たちの温かさが伝わると思うので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。
落合モトキ コメント
◆クランクアップを迎えて、今の気持ちは?
最初は「結構重たい話をやるんだな」と思っていたんですが、発達障害というのは1つの記号のような言葉であって、第2話で、特性なのか性格なのか分からないという捉え方をするんですけど、演じているうちに本当にそうだな、発達障害だから、で分けるんじゃなくて、その人自身を見ないともったいないと思いました。とにかく今は、ずっと一緒に走り続けてきたスタッフさんと離れることが寂しいですね。皆さんのおかげで、悟という役を作り上げることができたから。振り返ると、本当にいろいろなことを思い出します。結婚指輪を付け忘れて撮影をして、自分も一緒になって謝ったりだとか…。ささいなことだけど、たくさん思い出がありますね。
◆共演した百田夏菜子さんの印象は?
知花どころか悟についてもまだ探り切れていない状態でのスタートだったので、どうやったら知花を好きになれるかなっていうのが、自分にとっての最初の課題でした。ただ百田さんが、人を受け入れる器も、入り口も大きい方だったので、「じゃあ、飛び込んでみよう」と。
初めて知花に触れる“ほっぺたぐにぐに”のシーン(第2話)も、百田さんだからできたし、あれで悟役や、知花と悟の関係に広がりを持てたなと思います。落合的には「えくぼは恋の落とし穴」のえくぼに触って申し訳ないという気持ちでした。家のシーンでは、連日こもってずっと撮影で…。息抜きに、陽に当たろうと一緒に庭に出てみるという時間を過ごせたのも、百田さんの人柄があったからできたし、毎日のように彼女の存在に助けてもらっていました。
◆最終話に向けて、視聴者のメッセージを!
悟は知花のやりたいことに対して、ちゃんと背中を押せる夫だし、知花は漫画家というひと握りの人しか実現できない夫の夢を後押ししてくれる奥さん…。それって、本当に愛し合っていないとできないことだと思うんです。7話で「これからも一緒に歩いていこう」という決意をした2人ですが、そんな2人が社会とどう向き合っていくのかを、最後まで見守ってもらえたらと思います。
ここまで知花と悟を見てきた皆さんなら、きっと応援していただける内容になっていると思います!
最終話あらすじ
知花(百田夏菜子)をフォローしていた店長の貴子(雛形あきこ)が倒れた。副店長の由(中村加弥乃)からもう一緒に働きたくないと告げられるも、知花は必死に自分のできることを頑張ろうとしていたが、ある朝、突如、体が動かなくなってしまう。
夫の悟(落合モトキ)、上司の貴子、萬坊(小倉久寛)、佐竹(徳重聡)ら友人たちそれぞれが何を選択し、どんな行動に移すのか。それぞれのしあわせの形に一つの答えが見えてくる、未来への希望を託す最終話。
番組情報
土ドラ『僕の大好きな妻!』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分 ※全8回
公式HP:https://www.tokai-tv.com/bokutsuma/
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