橋本愛が主演を務める水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系 毎週水曜 午後10時〜11時)の第4話が、8月10日(水)に放送される。それに先駆け、中村真希役・美村里江のインタビューが到着した。
本作は、脚本・遊川和彦、プロデューサー・大平太の『家政婦のミタ』コンビが新たに描く「合格率100%を誇る謎の家庭教師」が主人公のヒューマンドラマ。謎の家庭教師・トラコが、それぞれの問題を抱えた3つの「家庭を教師する」物語だ。
生活レベルも全く違う3人の母親に共通するのは、「自分の子供を志望校に合格させたい!」という切実な願い。いっぽう、3人の子供たちも、親には言えない「深刻な問題」を抱えていた。
そんな子供たちにトラコが教えるのは、勉強以外に生きていく上でとても大切な“正しいお金の使い方”。はじめはトラコに対して疑心暗鬼だった親たちも、少しずつ成長していく子供たちを前に、自分たちの人生に自信を持ち始め、新しい家族のあり方を模索するようになっていく。
本作で美村が演じるのは、新聞記者で正義感が強く、娘の知恵(加藤柚凪)を超有名私立小学校に合格させることに躍起になっている完璧主義のママ・中村真希。8月10日(水)放送の第4話では、3人の子供を手なずけ、次は母親にターゲットを見据えるトラコ(橋本)が、金銭トラブルに巻き込まれる中村家の真希に、「1万円。拾うのとあげるの、どっちが幸せ?」と考えさせる。
自身の演じる役柄について、美村は「最初はもう少し『頑張り屋のお母さんが陥りがちな独善』を考えていたところ、遊川さんから『もっと私は正しい!! と思って』とリクエストがあり、さらに強めのキャラになりました」と明かす。
4話の見どころについては「子供の成長のストレートさと比べ、大人の成長や変化の困難さが出ていて面白いです。八つ当たりは良くないですが、一時的に甘えられる家族がいるありがたみが沁みる話になっていると思います」と。
続けて「ご覧になる方には真希をある意味、反面教師として見て頂けたら。個人的におすすめの注目部分は、冷蔵庫(映像に映ってるかな?)。2話でスッキリ片付いた冷蔵庫を自慢げにしていた真希ですが……。人間らしく面白いと思います(笑)」とメッセージを寄せた。インタビュー全文は次ページに掲載。
美村里江(中村真希役)インタビュー
◆3話までに3つの家庭の子供の問題が解決されてきましたが、周りからの反響はいかがですか? 知恵ちゃんや現場の撮影の雰囲気も教えてください。
やはり橋本愛ちゃんの変貌ぶりが話題です! 子供のいる友達は熱血トラちゃんに家に来てほしい、一緒にランニングしたいと言ってました。あとは一体何を企んでいるのか気になると。私も気になります!
中村家の撮影はいつも明るくワイワイと楽しんでいます。細田さんもゆずちゃんも私もアドリブ好きなので、合間に実際にはないシーンを演じて遊んだり、真希が怒るシーンではカットがかかると「こわーい! こんな人とは一緒に暮らせないよ」「知恵ちゃん成長したら早く家出たほうがいいね」など3人で笑ってます。
◆3話の最後で、知恵が受験できない展開となりそうな場面があり、真希にまつわる問題が4話のメインとなっています。真希を演じるにあたって、どのようなことを心がけてお芝居されたのでしょうか?
最初はもう少し「頑張り屋のお母さんが陥りがちな独善」を考えていたところ、遊川さんから「もっと私は正しい!! と思って」とリクエストがあり、さらに強めのキャラになりました。真希の困った部分含め楽しく演じているんですが、帰宅すると普通はない疲労感が……。場面写真をチェックして、理由がわかりました。ずっと怒ってるので全身に力が入ってムキムキ、超人ハルクみたいになってる写真もあって(笑)。アドレナリンを出すせいか内臓も何か具合がおかしく、よく怒る人って毎回この反動でグタッと疲労して、それでまたイライラしちゃうんだろうなと納得しました。周囲から見たら理不尽なんだけど、本人は常に真剣で一生懸命なんです。
◆トラコは家庭教師でありながら、「家庭の教師」として各家庭の問題を解決していきますが、中村家のトラコ先生の授業はどのように見ていますか?
中村家は3家族の中では特に大きな問題はない、幸せな中での悩みしかない家庭なので、トラコが中村家を見つめる時、心に何があるのかとても気になります。また知恵も真希も劇的に学びましたから、朔太郎はどうなんだろうと気になってます。でも彼は意外とお金との付き合い方が上手そうな気もしますね。
◆3人の母が万福亭に集まるシーンは毎回注目どころですが、現場ではどのようなことを話されているのでしょうか? 真希として工夫をされているところがあれば教えてください。
他の話の撮影を見ることがないのでどんな感じだったか伺ったり、あとは「うちの子かわいい」と、我が子役の3人(知恵・高志・守)の話で盛り上がって。保奈美さん由夏さんと一緒にいると毎回とても楽しいのですが、真希は3人のお母さんで一番人付き合いが下手な人だと思うので、浮かれないよう気をつけています。
◆トラコの次なるターゲットは母親ということですが、最後に4話の見どころを教えてください。
子供の成長のストレートさと比べ、大人の成長や変化の困難さが出ていて面白いです。八つ当たりは良くないですが、一時的に甘えられる家族がいるありがたみが沁みる話になっていると思います。ご覧になる方には真希をある意味、反面教師として見て頂けたら。個人的におすすめの注目部分は、冷蔵庫(映像に映ってるかな?)。2話でスッキリ片付いた冷蔵庫を自慢げにしていた真希ですが……。人間らしく面白いと思います(笑)。
第4話 あらすじ
トラコ(橋本愛)は、真希(美村里江)がリストラの危機に直面していることを知る。会社の方針に従わない真希にメール室へ異動の辞令が出たのだ。「いい加減、大人になれ」という上司に、真希はたんかを切って自ら会社を辞めてしまう。中村家の生活費を心配するトラコは、「ご主人に相談なさったらどうですか?」と助言するが、真希は「そんな必要ないです」と聞く耳を持たない。
そんな中、真希は朔太郎(細田善彦)から、義母が振り込め詐欺で100万円をだまし取られたと聞かされる。「助けてやってくれないか」という朔太郎の頼みを、真希は「あたしなら絶対ひっかからない」と突っぱねる。「先生、あたし、冷たいと思います?」と尋ねる真希にトラコは「1万円拾うのと1万円あげるのと、どっちが幸せだと思いますか?」と問う。
真希は次の就職先がなかなか決まらず焦り始める。母への援助をお願いしてくる朔太郎に対して「無理に決まってるでしょ!」と思わず声を荒らげてしまった真希は、知恵(加藤柚凪)に「バアバに自分のお小遣いをあげる」と言われ、やりきれなくなり…。そんな真希に、トラコは「人助けや社会貢献にもなり、能力によってはかなりの高収入が見込まれる仕事がある」と紹介する。
番組情報
『家庭教師のトラコ』
日本テレビ系
第4話 2022年8月10日(水)午後10時~11時
公式HP:https://www.ntv.co.jp/torako/
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