岡田将生主演、中井貴一が共演する木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系 午後9時〜9時54分)が、10月放送スタート。外科医・郡司真都役で菜々緒の出演が発表され、コメントが到着した。
この秋、令和の日本に“まったく新しいタイプの白衣の天使(≒戦士)”が舞い降りる。その正体とは、スーツケースひとつを手にいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師=トラベルナースだ
手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩(岡田将生)。そして、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多き嘘つき(!?)スーパーナース・九鬼静(中井貴一)。
そんな熱き哲学を持った2人の“優秀&変人トラベルナース”が、患者ファーストで医療現場を改革していく痛快医療ドラマ『ザ・トラベルナース』が、ついに10月に開幕する。
このたび、そんな彼らに刺激を受け、敢然と立ち上がる外科医・郡司真都役で、菜々緒の出演が決定。これまで医療ドラマへの出演も多々あり、『まっしろ』(2015年)や『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年)では看護師を演じた経験もある菜々緒が、今回満を持して医師役に初挑戦する。
菜々緒が演じる真都は、歩と静が働くことになる「天乃総合メディカルセンター」の外科医。患者のことを心から想う真都だが、まだまだ男社会である外科では「女だから」と見下され、オペもさせてもらえなければ、ろくに意見も聞いてもらえない日々。
目上の医師たちのパワハラやセクハラに鬱々としながらも、真面目に働き続けるが…。彼女の外科医人生は、歩と静と出会ったことで一変。やがて真のプライドを取り戻し、患者のための治療を実現するため、毅然と戦いだす。
初の医師役について、「お医者さんの役をいただけて、すごくうれしい」と顔をほころばせつつ、「実は一番避けたかった役でもあったんですよ(笑)」とも打ち明けた菜々緒。そこには「専門用語がすごく大変というイメージがあって…。『自分にできるかな』という心配や不安がすごく大きかった」と、常に真摯に役と向き合う彼女だからこその理由があった。
そんな菜々緒を助けてくれたのが、劇中でまとう白衣だといい、「白衣を着るとスイッチが入って、気持ちがピシッとします」と。「私もこの作品を通してちょっとずつ成長できたらいいなと思いますし、何より看護師さんやお医者さんの応援にもなるようなドラマにしていきたい! 作品を通して、もうちょっと頑張ってみようかなと思ってくださる方が少しでも増えたら…。そのために私も頑張りたいと思います」と意気込んだ。
また、撮影現場では「収穫が多い」という菜々緒。実は、歩を演じる岡田とは『星新一ミステリーSP 程度の問題』(2014年)や映画「エイプリルフールズ」(2015年)で共演しているものの、せりふを交わし合っての芝居は今回が初めてだそう。そのため「撮影前から、ちゃんと一緒にお芝居をできるのがすごく楽しみでした!」と、声を弾ませる。
かたや、中井とは今回が正真正銘の初対面であり初共演。「初日は緊張のあまり、覚えていたせりふもリハーサルで全部バンッと飛んじゃうくらい」と、大先輩を前にして高ぶった胸の内を明かす場面も。しかし、今では自ら現場を和ませるオチャメな中井の姿に癒やされると同時に、岡田も自分と同じように中井との共演に緊張していたことを人づてに聞いて「シュッとされてるけど、同じ人間なんだ!」と安心したそう。
「お芝居の面でも勉強になることがたくさんありますし、現場もすごく和やかで、楽しい雰囲気。この調子でなんとか皆さんにご迷惑を掛けずに頑張っていきたいです」と語っている。出演者たちの心も癒やす雰囲気の中で日々撮影されている、名もなきナースによる「人を治す」物語に注目だ。菜々緒のコメント全文は、次ページに掲載。