朝井大智 コメント
源洋二を演じるに当たって特に意識していたのは、大人の優しさを表現できたらと思っていました。僕自身はよく子供っぽいと言われるので、素が出ないように気をつけながらも、洋二にも少し天然な子供っぽい所があるので、そこは素で演じさせていただいています。
多くの方は子供の頃に抱いた夢が少なからずあると思います。たださまざまな理由により、実現や夢を追うことを諦めてしまっている人も多い中、この作品の登場人物はいろんな環境と戦いながら自分の夢や信念に向かって進んでいく姿が心に響くと思います。
今を必死に生きている都や真太郎たちがどう変わり成長していくのかを注目して観ていただきたいです。
田辺桃子 コメント
私が演じた夏目きいろというキャラクターは、自分の「すき」な人・ものを心から大切にしていて、ものづくりへの強烈なパッションや、思ったことをそのまま言葉にできる素直さを持っています。そのまま過ぎて人付き合いがちょっとポンコツだったり、都たちをガンガン振り回すというような奇想天外さもクスッと笑えて愛くるしいです。…とは言いつつ自分と結構似ている部分があるので、こう書くと少し恥ずかしいのですが(笑)。なのであまり構えずそのままで、きいろだったらこっちだな、と思い切り自由に演じさせていただいています。
「美術」と聞くと少し堅苦しく感じる方もいるかと思いますが、この作品はそのイメージがちょっと変わるのではないかと思います。少なくとも私はそうでした。美術品だけでなく作品を通して色味や“個性の色”が煌めきあっています。年齢は関係ない!都やきいろたちの青春をぜひ楽しんでもらえたらうれしいです。
石川瑠華 コメント
私の演じるハナのイメージを小牧(桜)監督に聞いたとき「人とすぐに仲良くなれてしまう人、人の懐に入るのがうまい人」と仰っていて、「今の自分と真逆だ…」と思い、役に飛び込むようにハナに変わろうとしました。ハナの好きな芸術家の方々を決めてくださっていたので、その方々の作品や生き方、言葉などを頼りに役作りをしました。
私自身、美術のことをあまり深く知らなかったのですが、この作品を通じて出口のない迷路のような美術の世界を体験し、夢中になりました。美術の世界に興味を持つきっかけとなればいいなと思うと同時に、“自分らしくいること”に対して何か心に届くものがあればうれしいです。ぜひ、ご覧ください!
高橋侃 コメント
最初に、カメラ外での草介とハナとの3人の雰囲気作りを大切にしようと思いました。栗林って空気が読めるというか、読めてしまうのがどこか自分の足枷になって、それでもってその立ち回りをすんなりできる人と理解できた瞬間がありました。立ち位置を意識しながら、けれどあくまで僕として、たくさん草介やハナとコミュニケーションを取るようにしました。僕らの雰囲気が出来上がっていないと、都や真太郎との関係性が成立しない、2人がうまく僕らの中に入ってこられないと思ったからです。カメラの前で演じるというよりは、カメラ外で起きているそのままの雰囲気が画面から伝わるとうれしいなと思っています。
美術の世界の中の嫉妬や葛藤やもどかしさ、厳しさ、そして一つの白いキャンバスに自分の好きな描き方で好きな鉛筆の硬さでデザインを投影していく楽しさ、奥深さをこのドラマを通して教えていただきました。ぜひご覧ください。
秋谷郁甫 コメント
僕が演じた早川草介という役は、なんでもわりと平均的にはこなせるが、「自分の表現とは何か」を常に模索している少年です。胃腸が弱く引っ込み思案という設定でしたので、まずは胃腸が弱い時には人間はどうなるかなど、いろいろな役へのアプローチを自分なりに考え撮影に挑ませていただきました。また、僕自身も役者として常日頃「自分なりの表現とは何か」と葛藤していることもあり、草介の気持ちに寄り添いながら演じることができていると思います。
本作は個性的なキャラクターたちが集まり、「美術」というテーマの中で自分らしく自分の色で物語が進んでいきます。草介が彼なりに悩み、選択し、どのように成長していくのか、ぜひ注目して見ていただきたいです!
田中隆三 コメント
私自身、ゴッホの絵が好きです。星月夜なんて、たまりません。ゴッホが生前、生活苦だったことは有名ですが、それでも好きな絵を描き続けたのです。作者によらず絵の持つ魅力は、いろんな感動を与えてくれます。そんな題材を扱ったこのドラマは希少だと思いました。
「好きな事と生きていく(働く)事を二刀流で考えても良いじゃないか?」と思う主人公と取り巻く若者をいつの間にか応援したくなっている喫茶店のマスター、それをありのまま演じている私がいました(笑)。
美波 コメント
私は元々絵を描くのが好きで、美術や表現に対する情熱を題材にしたこの作品に参加できることがうれしかったです。私が演じた明世は独特な世界観と鋭い洞察力をもっていて、時には厳しく、生徒たちをより良い将来へ導いていく予備校の教師です。決して甘い道を歩んでいない、人生経験が豊富な女性画家をイメージして演じています。
『階段下のゴッホ』は、夢を諦めきれない方、まだ見ぬ夢を見つけたい方にお薦めのドラマです。
利重剛 コメント
好きなものを好きと素直に言える世界であってほしい。制作・演出チームの想いが柔らかく優しく詰まっている作品ですね。頂いたせりふもどれもこれも腑に落ちる言葉ばかりで、声に出すのが心地よかったです。皆さんの背中をそっと勇気づける作品になったらいいな。
演出・プロデューサー 小牧桜 コメント
美術の世界を舞台にしたドラマらしい、本当に個性豊かな出演者がそろってくださいました。誰しもが骨太な自分を持っていて、常にその魅力を最大限に表現しようと、盛んにアイデアを出し合ってくださいます。現場に入ってみて初めて気づく発見を芝居に生かす柔軟性。どうしたらより良い形になれるかのセッションを楽しんでくれるカッコよさ。男女、年齢、転がる垣根をひょいと飛び越えて、笑顔がすてきな皆さんが『階段下のゴッホ』の世界を彩る様を、ぜひご覧いただきたいです。
あらすじ
大手化粧品メーカーに勤め、人望が厚く働き盛りの30歳、年収1000万円超えの“高収入女子”である主人公の鏑木都(SUMIRE)は、ある絵画との出会いから画家になるという夢をかなえるべく、働きながら東京藝術大学を目指すことに。“仕事と夢の両立”という無謀な挑戦に意を決した都が入学した美術予備校で出会ったのは“ザ・才能の塊”である6歳下の平真太郎(神尾楓珠)。圧倒的な“才能”格差があり、次元が違いすぎる世界で生きる彼の作品に驚くする都だが、彼はなんと藝大を目指し六浪中、さらに性格も苛烈で…。
番組情報
ドラマストリーム『階段下のゴッホ』
TBSほか
2022年9月20日(火)スタート
毎週火曜 深夜0時58分~1時28分
先行有料配信:「Paravi」「U-NEXT」にて9月13日(火)正午配信予定
(9月20日の地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」にて無料1週間見逃し配信)
<出演者>
鏑木都役:SUMIRE
平真太郎役:神尾楓珠
源洋二役:朝井大智
夏目きいろ役:田辺桃子
高尾ハナ役:石川瑠華
栗林一人役:高橋侃
早川草介役:秋谷郁甫
芦屋博康役:田中隆三
綿貫明世役:美波
綿貫豊役:利重剛
脚本:加藤法子
音楽:小瀬村晶
演出・プロデューサー:小牧桜
協力プロデューサー:佐井大紀
配信プロデューサー:大原拓真、近藤貴明
製作:『階段下のゴッホ』製作委員会
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/drama_stream_tbs/
公式Twitter:@drama_streamtbs
公式Instagram:tbs_drama_stream
公式TikTok:@drama_stream_tbs
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©「階段下のゴッホ」製作委員会