東山紀之主演ドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系 午後9時〜10時04分)の最終回拡大SPが、9月14日(水)に放送。それに先駆けキャスト陣がクランクアップを迎え、当日のレポートとコメントが到着した。
2015年に放送開始して以来、東山紀之演じる主人公・天樹悠を中心に、深い人間模様とサスペンスフルなドラマが共存する人気刑事ドラマシリーズとして走り続ける『刑事7人』。もはや“水9”の刑事ドラマ枠で、なくてはならない存在となっている。
そんな最新章『Season8』だが、全10話にわたる撮影がついにすべて終了。キャストたちは、笑顔で共演者やスタッフら仲間たちへの感謝や熱い思いを語った。
座長として、出演陣、スタッフを引っ張り続ける東山はクランクアップ直後、開口一番に「コロナ禍がまだまだ厳しい中、皆さんとまた作品を作れたことを光栄に思います」と、たくさんの制限のある中で乗り切った撮影を感慨深げに振り返る。また、昨今の世界情勢にも触れながら「この空間が一番平和だった」と、培われた信頼関係に改めて感謝した。
また、今シーズンからの参加となった坂下路敏役の小瀧望は「忘れられない夏となりました」と、充実した期間であったことを感じさせるコメントを。そして、「すごく緊張していましたが、スタッフの皆さんと、キャストの皆さんに助けられ、導いていただき、ここまで頑張ることができました」と感謝を述べ、撮影現場は大きな拍手に包まれた。
そんな小瀧と、以前から友人関係でもある野々村拓海役の白洲迅は「今作の記者発表の時に、のんちゃん(小瀧)が僕のことを親友と言ってくれましたが、これからも親友として、一役者として、切磋琢磨していけたら」と意気込みを。
いっぽう、今シーズンで卒業となった倉科カナ扮する水田環と淡い恋模様を展開するなど、関係の深かった青山新役・塚本高史は「環と青山との関係は、まだ決着がついてないので! これからも青山を演じ続けられたら」と、多くのファンも待ち望む環と青山の今後の展開に希望を膨らませた。
そして倉科が卒業した後、「すごく寂しかった」と回想したのは片桐正敏役の吉田鋼太郎。しかし「男だけになって、結束は固くなったのかな」と、倉科が抜けた穴を埋めるべく、一同が同じ方向を向いて撮影に臨んでいたことを明かした。
また、海老沢芳樹役の田辺誠一は「ワンカット、ワンシーン、共演者の方々やスタッフの皆さんとご一緒に作れるのが幸せでした」と振り返り、堂本俊太郎役の北大路欣也は「本当にあっという間でした。あっという間ということは、いかに素晴らしいチームワークの中で仕事をさせていただけたかということ」と。この現場への強い愛が感じ取れるクランクアップとなった。
9月14日(水)放送の最終回は、交番勤務の巡査部長が射殺されるところから物語がスタート。しかし、その背景には、12年前の未解決事件も絡んでいて…。天樹を筆頭に、新専従捜査班メンバーは事件解決に奔走するが、やがて天樹は路敏に隠されたある真実にたどり着くことに。
ラストにふさわしい、波乱の展開が待ちうける第10話。最終回拡大SPとして送る、9月14日(水) 放送の『刑事7人 Season8』から目が離せない。キャスト陣のクランクアップコメント全文は、次ページに掲載。
東山紀之(天樹 悠 役)コメント
コロナ禍がまだまだ厳しいですが、皆さんとまた作品を作れたことを光栄に思います。世界情勢もいろいろとありますが、『刑事7人』の空間が一番平和でした。またこの平和な空間を、皆さんとともに作っていけたらと思います。ありがとうございました!
田辺誠一(海老沢芳樹 役)コメント
今回も無事にここまで走って来られてよかったと思います。ワンカット、ワンシーン、共演者の方々やスタッフの皆さんと一緒に作れるのが幸せでした。また、みんなでバシッとできればいいなと思います!
小瀧望(坂下路敏 役)コメント
忘れられない夏となりました! この作品に出演させていただいたことも光栄ですし、皆さんと一緒にお芝居ができて本当に楽しかったです。長くシーズンが続いている作品に初めて参加するということで、すごく緊張していましたが、スタッフの皆さんと、キャストの皆さんに助けられ、導いていただき、ここまで頑張ることができました。ありがとうございました!
白洲 迅(野々村拓海 役)コメント
今年は路敏君という後輩が入ってくれて、イジられ役を卒業したつもりでいましたが、いつも通り、東山さんからの愛が止まらなく(笑)…今回もありがとうございました。記者発表の時に、のんちゃん(小瀧)が親友と言ってくれましたが、これからも親友として、一役者として、切磋琢磨していけたらと思います!
塚本高史(青山 新 役)コメント
ルームシェアなど、環と青山のタッグがこれからどうなるのか…という時に、いきなりかなっぺ(倉科カナ)がニューヨークに旅立ってしまいました。環と青山との関係は、まだ決着がついてないので! これからも青山を演じ続けられたら幸せですね。
吉田鋼太郎(片桐正敏 役)コメント
皆さま、お疲れさまでした。倉科さんがいなくなった直後はすごく寂しかったですが、男だけになって、割と好き放題にさせていただいて(笑)、結束は固くなったのかなと思います。新しく入って来た、のんちゃんが…今、のんちゃんと初めて言いましたが(笑)、優れた俳優で、現場を活性化してくれました。オリジナルメンバーは僕とヒガシと欣也さんしかいないですが、このメンバーを来シーズンではぜひ深く掘り下げていただいて、さらに『刑事7人』を名作にするために、オリジナルメンバーではない連中に対して(笑)、もっとビシビシやっていきたいと思います!
北大路欣也(堂本俊太郎役)コメント
本当にあっという間でした。あっという間ということは、いかに素晴らしいチームワークの中で仕事をさせていただけたかということ。スタッフの皆さん、おひとりおひとりに心から感謝申し上げます。願わくば、またお会いしたいと思います。ありがとうございました。
第10話あらすじ
人気のない路地裏。坂下路敏(小瀧望)が、怪しげな男・小室(鷲尾英彰)に現金を渡している。小室は金を数え、不敵に笑うのだった…。
いっぽう、新専従捜査班に、交番勤務の巡査部長・山岸正武(鶴見辰吾)が撃たれたという知らせが入る。天樹悠(東山紀之)をはじめ、新専従捜査班メンバーは現場に向かうが、そこには犯人と争い、なぜか交通標識をつかんだまま息絶えている山岸の遺体が。しばらくすると、現場に捜査一課長と一課の面々が現れる。なんと、遺体から検出された銃弾は、警視庁が採用している銃と同型の可能性が高く、警官が警官を殺害したのだろうか――!?
その後の捜査一課の調べで、犯行に使用された銃弾が、12年前に起こった八王子警察官殺害事件において射殺された警察官が使用していたものと一致。継続して捜査にあたっている東八王子署の小清水祐人(弓削智久)によると、スーパーでの万引きが見つかった当時高校生の古市潤(赤木耀)が、連行中に逃走を図り、警官の銃を奪って発砲し射殺したとみられているという。整形を施して逃亡しているという説もあったが、現在まで捕まっておらず、今回の凶器がその時使用されたものだとすると、姿を隠してきた古市による犯行なのだろうか? そんな中、12年前の未解決事件にもつながる、警察官が殺害された大きな事件にもかかわらず、路敏は定時に帰ってしまう。その姿を、天樹はいぶかしげに見つめるのだった…。
後日、天樹と野々村拓海(白洲迅)は、山岸が殺害された現場で、清掃員の土井和彦(遠山俊也)に聞き込みをしていた。土井によると、1か月ほど前に山岸は年配のホームレスと揉めていたという。また、後輩の元警官の話によると、山岸は勤務態度が悪く、金の無心をされたこともあったそうだが、彼が腐ってしまったのは、逃走中の古市に職務質問したものの取り逃がしたことが原因だと語る。さらに、古市から金銭を受け取り、わざと見逃したというウワサもあったという。
そして、相変わらず定時で帰ってしまう路敏を、ついに天樹が尾行。すると、路敏が向かった先で、天樹は思わぬ場面に遭遇する――。やがて、天樹は路敏の秘められた過去を知ることになる…。
番組情報
『刑事7人』最終回拡大版SP
テレビ朝日系
2022年9月14日(水)午後9時~10時04分
番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/keiji7_08/
©テレビ朝日