10月8日(土)からスタートする土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分)に追加キャストとして佐野史郎らの出演が決定。さらに、主題歌をENHYPENが担当することが発表された。
本作は、林真理子の「最高のオバハン」シリーズを原作に、名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコ(大地)が、ひょんなことから知り合った庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本)を振り回しながら、世の中の悩みをぶった切っていく痛快ストーリーの第2弾。脚本は前作に続いて、西荻弓絵が担当する。
このたび、追加キャストとして佐野史郎の出演が決定。佐野は、東海テレビ制作の土ドラ枠で連ドラ初主演を飾っており(『限界団地』2018年)、4年ぶりに土ドラに帰還することになる。土ドラと言えばタイトなスケジュールと膨大なせりふが有名だが、佐野は事前のインタビューで、同じく土ドラで主演をしたユースケ・サンタマリア(『火の粉』2016年)らと他の現場で会うたびに、土ドラを乗り切った同士として心を通わせたと話しており、主演の大地との対決が楽しみとオファーを快諾したという。
佐野が演じるのは「美濃のマムシ」と呼ばれる岐阜出身の剛腕政治家・海藤道三。何かとハルコに絡んでくるという人物で、公開された新ティザースポット(https://www.tokai-tv.com/io/haruko2/)では「嗤(わら)う!」「貪(むさぼ)る!」怪しい佐野史郎が堪能できる。
また、第2弾の新レギュラーと、第1、2話のゲストも発表された。『最高のオバハン中島ハルコ』と言えば、毎話1人は出てくるさまざまなパターンのイケメンも話題に。そんなイケメン枠で、岐阜の案内役としてイケオジ・飯田基祐がレギュラー出演する。さらに、戦隊ヒーローや舞台でも活躍中の南圭介や、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で注目を集めた話題の庭師・村雨辰剛が、第1話・刀匠編から登場する。
そのほか、名古屋の東海テレビ制作とあってご当地出身俳優も続々参戦。第2話の鵜匠編では、愛知出身の山田明郷と北原里英、岐阜出身の冨田佳輔が共演。麿赤兒、金剛地武志は『パパがも一度恋をした』以来の土ドラ出演。第1弾でNANAが出演したMAXからは、LINAがあやしいサロン経営者役で登場する。他にも第1弾から引き続き田山涼成(愛知出身)、イケメンゴリラ・シャバーニも登場。濃いキャラクターに彩られたハルコワールドは健在だ。
そして主題歌を担当するのは、10月に日本1stアルバム「定め」を発売する韓国の超人気7人組ボーイグループ・ENHYPEN。本作のために書き下ろされた主題歌のタイトルは「Make the change」。疾走感あふれるギターの爽快なカッティングが印象的で、思わず踊り出したくなるビートは、ENHYPENのボーカルと相まって、躍動感を感じる曲に仕上がっている。新ティザースポットでは、楽曲の一部が世界初披露されている。
松本圭右 東海テレビプロデューサー コメント
楽曲のイメージとしてお伝えしたのが「令和のサタデーナイトフィーバー」というワードで、昭和を感じさせるような、それでいて新しいダンスナンバーがほしいと無理難題をお願いしてしまいました。出来上がった曲を聞いて、まさにオファーさせていただいたイメージそのものでしたし、「人生を変えるには自分が変わるしかない」というハルコさんの生き方をそのまま体現するようなタイトルもマッチしていて、この楽曲なら間違いなくドラマを、そしてハルコさんを盛り上げてくれると確信しました。
佐野史郎 コメント
オファーを頂いた時、パート2なのでちょっと壁が高いな、自分に何ができるんだろうという感じはありました。それに東海テレビの土ドラの印象はもう強烈です。でもその気概が好きなので、身を預けるのが楽しみですね。撮影も模索しながらですが、楽しんでいます。
台本を見た時は、ふざけているなと思いました(笑)。というのも「ブラブラブラ」という謎のせりふがあるんですよ。他にもなんじゃこれみたいなデタラメな会話があったり、ナンセンスさも含めて痛快なストーリーが面白いなと思って。また1話毎に舞台となっている岐阜の伝統文化を取り上げているところが、東海テレビならではの地元愛を感じ、ものすごく共感しますね。
海藤道三は、強気で周りからも恐れられている人物で謎に満ちています。役名は歴史上の人物からあやかったと伺ったので、この土地に根ざしてきたルーツの重みも醸し出さなければならないでしょうね。古くからのものを守る保守的な気持ちと、降りかかるものを何するものぞと、払いのけていくような強さの両面を持っている人物です。大地さん演じる中島ハルコとの関係は、因縁深いようですが、対面した時にどんな化学反応が起きるか、後半にどうつながっていくのか楽しみです。
中島ハルコは、強い女性です。でもどこかで、儚さやかわいらしさが出てくるのではないかと。それが一番の楽しみです。また海藤道三も、この人はどうなっちゃうんだろうという儚さみたいなのものを感じるので、有事の際にどんなふうに動いていくのか僕自身も演じながら楽しみたいし、視聴者の方々も、予測できない展開を楽しみにご覧いただければと思います。
あらすじ
歯に衣着せぬ毒舌アラ還名古屋マダム・中島ハルコ(61)が、舎弟? バディ? のグルメ誌編集者・菊池いづみ(39)、助さん格さんコンビと共に、世の悩みや不正をばったばったと斬り伏せていく。
今度の舞台は日本のへそ・岐阜。「美濃を制すれば天下を制す!」と織田信長が天下を目指したその岐阜で、今、1000年の歴史を誇る伝統文化が悲鳴を上げていた。
関市の刀匠が後継者不足に悩んでいたり、長良川の鵜匠の家では息子の婚約者が「鵜飼いが動物虐待だ」と騒ぎだしたり…ハルコのまわりに悩みを抱えた人間が集まってくる。「日本のへそが、今、私に助けを求めてるのよ!」
いっぽう、いづみはいづみで39歳がけっぷちの中、オンラインゲームで知り合ったイケメンアバター“兼光”に恋をした。まだ見ぬ愛しの“兼光”さまと刀匠宅でご対面するが、それはアメリカ人のイケメン青年だった。「まさか私のらんでぶーがこんな展開になるとは!」
さらに岐阜の町で暗躍する政財界のドン・海藤道三(佐野史郎)も登場。ハルコは岐阜を救えるのか。また、いづみのピュアな恋の行方は…。
番組情報
『最高のオバハン中島ハルコ』(全10回予定)
東海テレビ/フジテレビ系 全国ネット
2022年10月8日~12月10日(土)
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分(予定)
この記事の写真
©東海テレビ
(P)&(C) BELIFT LAB Inc.