鶴田真由、大浦龍宇一と26年ぶり共演で「お互い大人になったからこそできたお芝居」『個人差あります』

ドラマ
2022年09月15日
『個人差あります』
『個人差あります』菊原順子(鶴田真由)、磯森苑子(新川優愛)©東海テレビ

土ドラ『個人差あります』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分)に出演している鶴田真由のインタビューコメントが到着した。

夏菜、新川優愛、白洲迅がトリプル主演する本作は、性別が突如変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。鶴田真由が演じているのは、小説家である苑子(新川)の担当編集者・菊原順子。公私共に苑子の相談に乗り、時には厳しく接し、スランプ気味の苑子から創作意欲を引き出そうとすることも。そして、晶(夏菜)との関係を悩む苑子に、スミレ(大浦龍宇一)を紹介した人物でもある。

9月17日(土)に放送される第7話を前に、鶴田が自身が演じた菊原への思いや、26年ぶりに共演した大浦との印象的なシーンも語った。

鶴田真由 インタビュー
『個人差あります』
『個人差あります』菊原順子(鶴田真由)©東海テレビ

◆菊原を演じる際に意識した事は?

菊原は苑子を作家としてだけではなく、精神的にも成長を促していくようなメンターのような立場です。酸いも甘いも経験している彼女の生きざまみたいなものが、せりふににじみ出てくるといいなと思いながら奮闘しています。

◆見識や交遊も広く、悩める苑子にスミレを紹介しますが…。

菊原は個性を受け入れる許容量の大きい人だと思います。人をカテゴリーで見ていないですし、その人はその人として受け入れている。きっと個性的な作家さんや、いろんな人にも会う機会がある仕事でしょうから、そういう彼女の性格はその中で学んできたことなのだろうと思います。

◆物語を読んだ感想を教えてください。

いろいろな人の目線に立って考えられる、とても深い台本になっていると思いました。重く描いていないところがいいと思いました。

◆印象に残っているシーンは?

スミレとのシーンです。実は大浦さんとは26年ぶりの共演で(1996年放送のドラマ『君と出逢ってから』)本当、あっという間に月日が流れていて驚いています。でも今回のシーンはお互い大人になったからこそできたお芝居だと思いました。お互いに経験してきた、目には見えない積み重なったものを、どこか共感し、共有できているような。そんなところが菊原とスミレの間にもあると思います。多くは語らなくても、行き交う心のやりとりのような感じがとても印象に残っていて、昔の私たちではできなかったかもしれないですね。

『個人差あります』
『個人差あります』蒼(生田輝)、スミレ(大浦龍宇一)、磯森苑子(新川優愛)、菊原順子(鶴田真由)©東海テレビ

◆苑子に厳しさと優しさを持って接する菊原。鶴田さんが思う「思いやりの気持ち」とは?

私もなかなかできないですが、相手の立場に一回立ってみることと、その状況を俯瞰で見ることだと思います。感情で物を言いすぎないことも大事かな。そういう時は状況がちゃんと見れていないですからね。

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

このドラマはいろいろな性別の人が登場します。人は性別に限らずどの人も人それぞれ。十人十色なのです。だから、何かのカテゴリーに当てはめることなく、その人をその人ごと受け入れることが大切なのだとあらためて思いました。簡単そうでなかなか難しいことなのかもしれません。でも、それができたら世界はいろいろな色のすてきなモザイク画になりますね。「個人差あります」とはそういう意味なのだと、私も演じながら勉強させてもらっています。

第7話(9月17日放送)あらすじ

『個人差あります』
『個人差あります』磯森晶(夏菜)©東海テレビ

晶(夏菜)は苑子(新川優愛)のことを思って離婚を考え始めていたが、上司の澤(大浦龍宇一)に一方的に決断することの傲慢さをたしなめられ、話し合いを勧められる。

いっぽう、苑子は友人のスミレ(女装した澤/大浦)と話している中で、別居している夫が「異性化体質」であること、浮気をされたこと、それでも夫への愛情は揺るがないことを打ち明けてしまう。それを聞いて、スミレは…。

そんな折、晶は医師の勧めで「異性化」を経験した人が集まるミーティングに参加する。初めて異性化した人々のさまざまな生き方、考え方に接した晶は…。

番組情報

土ドラ『個人差あります』(全8回)
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分(予定)

見逃し配信:FOD、Tverほか、Locipoでも実施
※Locipo…名古屋のテレビ局(東海テレビ、中京テレビ、CBCテレビ、テレビ愛知)が共同で行う動画・情報配信サービス
https://locipo.jp/playlist/0ccf1fa5-095a-463f-bbf3-a92cddb31c64

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©東海テレビ

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