夏菜、新川優愛、白洲迅が『個人差あります』クランクアップ!夏菜「私の役者人生の中でも転機となる財産のような作品」

ドラマ
2022年09月22日
『個人差あります』
『個人差あります』磯森苑子(新川優愛)、磯森晶(夏菜)©東海テレビ

9月24日(土)に最終回を迎える『個人差あります』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時55分〜深夜0時35分)に出演している夏菜、新川優愛、白洲迅がクランクアップ。クランクアップレポートとコメントが到着した。

夏菜、新川優愛、白洲迅がトリプル主演する本作は、性別が突如変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。9月17日に放送された第7話では、苑子(新川優愛)の将来を考え、離婚を考えるようになった晶(夏菜)に上司の澤(大浦龍宇一)は、お互いで話し合いをするように勧める。

その一方、友人のスミレ(女装した澤/大浦龍宇一)として苑子と接する中で、別居している夫が晶だと気付いてしまう。そして、晶は医師の薦めで、「異性化」を経験した人が集まるミーティングに参加、さまざまな生き方、考え方に接していくというストーリーだ。

このほど、全シーンの撮影が終了し、7月某日、一足先にクランクアップを迎えた白洲は、スタッフから花束と共に惜しみない拍手が送られ、笑顔で撮影を終えた。

『個人差あります』
『個人差あります』横山真尋(紺野彩夏)、磯森晶(白洲迅)©東海テレビ

8月中旬にクランクアップを迎えた新川は、「濃厚で濃密な時間を皆さん過ごせました。こういうところで言うのは恥ずかしいですが、夏菜さん大好きです!」と2か月強の撮影を共にした夏菜に向けて感謝の言葉を送った。

そして数日後、ついに夏菜のラストシーンが都内ロケ地で行われ、スタッフ総出で感動のオールアップ。最初はいつもの明るい笑顔で応じていた夏菜だったが、「産後3か月でこの作品に参加させてもらって、私を信じて晶を託してくださって本当に感謝しています。一緒に命を燃やしてくれるこのスタッフさんたちに出会って、またあらためて芝居が楽しいと思えるようになりました」と次第に感極まる姿が見られた。

最終話の放送を前に夏菜、新川、白洲から作品への思いと視聴者へのメッセージが到着。新川は「“異性化”という設定で二人の夫(夏菜・白洲)とお芝居をするのも最初は戸惑いましたが(笑)、とても楽しかった。なかなか経験できない役をさせていただいたと思います」と。

夏菜は「今までいろんな役をやってきましたが、今回は久しぶりに役として生きている感覚、役と一緒に生き抜いた感じがします。魂を感じた役だったので、私の役者人生の中でも転機となる財産のような作品でした」と振り返る。

白洲は「あらためてお話を見てみると、想像以上に女・晶が自分として見えてきて、とても良い驚きがありました。晶を共に演じたのが夏菜さんで良かったなと、改めて感じました」と述べた。3名からのコメント全文は、次ページに掲載。

夏菜、新川優愛、白洲迅 コメント

◆今作はご自身にとってどんなドラマでしたか?

夏菜:今までいろんな役をやってきましたが、今回は久しぶりに役として生きている感覚、役と一緒に生き抜いた感じがします。魂を感じた役だったので、私の役者人生の中でも転機となる財産のような作品でした。
私生活では子供も産まれたばかりで正直、役者モードに入るのが難しく不安になることもありました。そしてやればやるほど難しい役で、考えれば考えるほど答えがない作品でしたが、現場のメンバーが本当に素晴らしくて救われたことも何度もありました。
皆さんが私にいい影響を与えてくれ、とても集中して毎日を迎えることができたので、あらためてみんなで作品を作るという感覚を思い出しました。

新川:トリプル主演というのも初めてでしたし、こういった題材でいろんな愛の形が描かれているというストーリーもなかなか携われる機会はないので、とても新鮮な作品でした。“異性化”という設定で二人の夫(夏菜・白洲)とお芝居をするのも最初は戸惑いましたが(笑)、とても楽しかった。なかなか経験できない役をさせていただいたと思います。

白洲:とても“面白い”ドラマでした。もちろん二人一役は簡単ではなかったし、夫婦の在り方や、いろんな人間模様を表現するためにあれやこれや考えましたが、それが常に僕自身を面白がらせてくれる作品だったなと思います。あらためてお話を見てみると、想像以上に女・晶が自分として見えてきて、とても良い驚きがありました。晶を共に演じたのが夏菜さんで良かったなと、改めて感じました。

『個人差あります』
『個人差あります』磯森晶(白洲迅)、磯森苑子(新川優愛)©東海テレビ

◆撮影で印象に残ったシーンは?

夏菜:たくさんありますが、晶の気持ちが分かったと最初に思ったのはドラッグストアのお手洗いでの生理のシーンです。突然生理が来た時の晶の気持ちというのは、私は女性なので分からないと思いながら当日を迎えたのですが、何度か本番をやらせていただく中で、すっと役が入ってきました。あのシーンを経てから、晶の気持ちとともに生きることができました。

新川:私は誰かと対峙してというシーンが多く、どの方とも印象に残る濃い時間を過ごさせていただいたのですが、スミレさん(大浦龍宇一)との最後のシーンはとても切ない気持ちになりました。それは澤さん(大浦龍宇一/二役)の決断であり、一視聴者としても“切ないな”とせりふを聞いていました。

白洲:挙げるとキリがないくらい濃いシーンばかりでしたが、晶と苑子の出会いのシーンは印象に残っています。お互い自分から連絡先を聞いたと思っている二人。真相はどうなのか分かりませんが、それってすてきなことですよね。最終話でも、二人の出会いについて触れるシーンがありますのでお楽しみに。

『個人差あります』
『個人差あります』磯森晶(夏菜)、磯森苑子(新川優愛)©東海テレビ

◆最終話の見どころ等、メッセージをお願いします!

夏菜:衝撃の展開だらけです。ドラマを通して感じるのは、最近の日本の社会は私たちの世代が知っていた社会ではなくなってきていて、もっと多様性を受け入れていく時期になってきていると思います。このドラマを見ていただくことで、生きづらさを感じている方の気持ちを少しでもほぐせたのであればうれしいですし、何かを感じていただけるラストになっていると思います。

新川:苑子はやっぱり最後まで晶が好きというところを見ていただけると思いますし、最終的に二人がどういった答えを出して進んでいくのかというところを見届けていただきたいです。ラストシーンがとても衝撃的なので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。

白洲:僕はこの作品が大好きです。見てくださる皆さんに、“何か”が伝わるように、みんなで大切に作りました。晶と苑子はどんな答えを見つけるのか、どうか届きますように。

最終回・第8話(9月24日放送)あらすじ

晶(夏菜)を思う気持ちを再確認した苑子(新川優愛)は、女性との行為でもリバースする可能性があるなら…と、自ら経験を積むため同性を相手にするプライベートサービスを利用し、カオル(音月桂)と出会う。カオルの心遣いに苑子は徐々に心を許していく。

いっぽう、晶はコスメの開発を進めるなか、自分が苑子に今まで何をしてきたのか、本当に苑子を分かっていたのか、と自問自答。好きな人と一緒にいられることの尊さにあらためて気づいていく。

二人が出した答えは…。

番組情報

土ドラ『個人差あります』(全8回)
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
2022年9月24日(土)午後11時55分〜深夜0時50分(予定)

見逃し配信:FOD、Tverほか、Locipoでも実施
※Locipo…名古屋のテレビ局(東海テレビ、中京テレビ、CBCテレビ、テレビ愛知)が共同で行う動画・情報配信サービス
https://locipo.jp/playlist/0ccf1fa5-095a-463f-bbf3-a92cddb31c64

この記事の写真

©東海テレビ

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