11月12日(土)放送の土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’22 秋の特別編』(フジテレビ系 午後9時~11時10分)内のオムニバスドラマ「わが様」で、沢村一樹が主演を務めることが決定。放送に先駆け、沢村と演出の河野圭太からコメントが到着した。
ストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう本シリーズは、1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続け、各時代を代表する作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによりその名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。Twitterトレンド1位を取るなどSNSでも好評を博した『世にも奇妙な物語’22 夏の特別編』に続き、今秋も珠玉の4つの“奇妙な”オムニバスドラマで送る。
コメディからシリアスな役まで多彩にこなし、『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)にレギュラー出演するなど、持ち前のトーク力でバラエティー番組でも人気を集めている沢村。『世にも奇妙な物語』への出演は 2001年の「心臓の想い出」以来21年ぶり、3回目となる。
そんな沢村が「わが様」で演じるのは、家庭を顧みず仕事最優先のデザイン会社社長・友枝秋斗。ある日、母親の訃報を知った秋斗は妻・真美(萩野友里)と息子・隼斗(山田暖絆)を連れ、3人で実家に帰省することに。実家にある大きな蔵が気になった秋斗が中に入ってみると、薄暗い一角の畳の上に6歳ぐらいの少年・“わが様”(佐藤遙灯)の姿が。幼少期、母に「わが様のほしいものをあげることができれば、願いをかなえてもらえる」という言葉を思い出した秋斗は、子供が好きそうなものを次々と差し出すが…。
沢村は「こういう家族を題材にした作品があっても面白い」とコメントを。沢村の演技力と『世にも奇妙な物語』の世界観が織りなす物語に期待が高まる。沢村と河野のコメント全文は下記に掲載。
沢村一樹 コメント
◆出演が決まったときの感想
作品のテイストとして、怖いというよりは奇妙な感じがすごく強くあったので、ぜひやってみたいと思いました。また、本作は親子の話になるので、若いときとは違う芝居ができるなと思いました。
◆脚本を読まれたときの感想
最初は何となくつかみどころのない不思議な話だと思いました。何回も読んでいくうちに、僕自身、結婚して父親になってという過程の中で似たような経験があり、秋斗の気持ちがわかる瞬間がすごくあって自然と感情移入ができました。
◆秋斗を実際に演じてみていかがですか?
キャラクターは全然違うのですが、共感できる瞬間もあって演じやすかったです。こういう家族を題材にした作品があっても面白いなと思いました。実際に現場でもやりがいを感じながら芝居に臨むことができました。
◆番組を楽しみにしている視聴者へメッセージ
僕が(21年前に)演じさせていただいたときの『世にも奇妙な物語』は怖いものが多かったのですが、最近はハートに刺さる、感情に訴えかける作品が多いので。家族で見て有りかなしか議論しながら、みんなで楽しんでいただければと思います。見どころはラストシーンです! ラストが決まればこの作品は全部成功したと思っています。それぞれの立場で、それぞれの人たちが答えを見つける作品になっています。ぜひ、自分に当てはめて見ていただけるとうれしいです!
演出:河野圭太 コメント
今回の話は、長年キャリアを積み上げ、仕事でも家庭でも、誰も彼には文句が言えない。そんな男が、おかしな神様(?)に振り回され、忘れていた自らの一番大切なことを思い出し、そして家族の一番大事なものを取り戻す話。思わず自分に重ねて考えてしまう。いつの間にか傲慢になってはないだろうか? そんな、ちょっとクセのある主人公を見事に演じる沢村一樹さん。さすがベテラン。最後はしっかり気持ちを持っていかれました。とがった話が多い『世にも奇妙』、こんな優しい気持ちになれる話が一本あるのもよいのではないでしょうか?
番組情報
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’22 秋の特別編』
フジテレビ系
2022年11月12日(土)午後9時~11時10分
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/kimyo/
公式Twitter:@yonimo1990
この記事の写真
©フジテレビ