大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜 午後8時~8時45分ほか)がクランクアップを迎え、主演を務めた小栗旬と制作統括・清水拓哉からコメントが到着した。
大河ドラマ第61作は、鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗旬)が主人公の『鎌倉殿の13人』。平安時代末期から鎌倉時代初期を舞台に、野心とは無縁だった義時がいかにして武士の頂点まで上り詰めていくのかが描かれる。
10月25日、昨年6月のクランクインからおよそ1年5か月にわたる撮影を終えた小栗は、「今はまだ終わった実感がないというのが本音です。これだけ時間をかけて“一人の人物を生き抜く”ということをさせてもらえたことは本当にすごい財産で、今後の自分にとって糧になる経験でした」と振り返る。
さらに、「最後の最後までみんなに撮りきってもらい、今現在は悔いが残っていないというところまで来られたことは俳優として大きな喜びです。そういう現場を過ごしてきて、いま、こういう自分がいるという状態ですので、それを最後まで見届けていただけたら幸いです」とも語った。
制作統括・清水拓哉は、「小栗さん最後の撮影となった、最終回のラストシーン。もはや小栗旬ではない北条義時の手負いの獣のような姿に、見ていて窒息しそうになりました。誰一人クランクアップしたくない作品でした。退場していった者たちの思いを胸に、残された者たちが最後まで鎌倉で命を燃やします」とメッセージを寄せた。
なお、放送は12月18日(日)の最終回(第48回)まで続き、武士の頂点に立った義時と朝廷の最後の戦いが描かれる。小栗と清水のコメント全文は以下を参照。
小栗旬 コメント
今はまだ終わった実感がないというのが本音です。これだけ時間をかけて“一人の人物を生き抜く”ということをさせてもらえたことは本当にすごい財産で、今後の自分にとって糧になる経験でした。途中からは、芝居について「ここはどうしようかな」と考えることが減っていって、「自分の歩んできた義時だったらこうするだろうな」ということをただただ淡々とやってきたという感じです。それを最後の最後までみんなに撮りきってもらい、今現在は悔いが残っていないというところまで来られたことは俳優として大きな喜びです。そういう現場を過ごしてきて、いま、こういう自分がいるという状態ですので、それを最後まで見届けていただけたら幸いです。
制作統括・清水拓哉 コメント
三谷幸喜さんと面白い大河を作ると決めてから、やるべきことを一個一個丁寧に考えてやってきました。小栗旬さんをはじめとして最高にして最愛のキャストとスタッフが集まり、こんなに熱烈な反響をいただいていること、心の底からうれしく思います。小栗さん最後の撮影となった、最終回のラストシーン。もはや小栗旬ではない北条義時の手負いの獣のような姿に、見ていて窒息しそうになりました。「もう政子になれないのが悲しい」小池栄子さんはそう言って泣きました。スタッフみんなも泣きました。誰一人クランクアップしたくない作品でした。
退場していった者たちの思いを胸に、残された者たちが最後まで鎌倉で命を燃やします。最終章、ぜひお楽しみに。
番組情報
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
NHK総合:毎週日曜 午後8時~8時45分
BSプレミアム/BS4K:毎週日曜 午後6時~6時45分
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