染谷将太主演、宮藤官九郎脚本の正月時代劇『いちげき』に伊藤沙莉、高岸宏行、岡山天音ら出演決定【コメントあり】

ドラマ
2022年10月31日
『いちげき』上段左から)町田啓太、染谷将太、松田龍平、伊藤沙莉
下段左から)上川周作、高岸宏行、塚地武雅、岡山天音、細田善彦 ©NHK

染谷将太主演、宮藤官九郎が脚本を手掛けた正月時代劇『いちげき』の放送日が、2023年1月3日(火)に決定(NHK総合ほか  午後9時~10時29分)。キャラクタービジュアルが解禁され、新たに伊藤沙莉、塚地武雅、岡山天音、高岸宏行、細田善彦、上川周作が出演することも分かった。

原作は永井義男の小説「幕末一撃必殺隊」をベースにした、松本次郎の漫画「いちげき」。討幕を目指す薩摩藩が極秘に結成した「御用盗」に対抗するため集められた、百姓集団「一撃必殺隊」の活躍を描くストーリーで、主人公は歴史に名を残した偉人たちではなく「百姓たち」。目まぐるしく変化する現代を幕末という激動の時代に投影して描くことで、現代を生きる人に響き、共感できる痛快エンターテインメント時代劇として届ける。

染谷将太が身分の差に従うしかない自分を変えようともがく一撃必殺隊のメンバー・丑五郎(ウシ)を演じ、侍に憧れる市造(イチ)役に町田啓太、また松田龍平が一撃必殺隊を結成する元新選組隊士・島田幸之介役を演じる。

今回、新たに発表されたキャストは6名。伊藤沙莉が演じるのは、一撃必殺隊の世話をする、飯炊き娘のキク。ドラマオリジナルのキャラクターで、ウシたちとどのように関わっていくか注目だ。

また、一撃必殺隊メンバーには個性豊かな出演者が集結。神通力が使える癒やし系キャラ・ワサこと和三郎役を塚地武雅、ひょうひょうとしたお祭り男センこと仙太役を岡山天音、ウシの弟分で心優しき大男ヨネこと米吉役を高岸宏行、お調子者の女好きウメこと梅吉役を細田善彦、仲間思いで隊一番の韋駄天マツこと千代松役を上川周作が演じる。

撮影を振り返り伊藤は「一撃必殺隊の皆さまはとにかく個性豊かで面白くて優しい方ばかりで、現場に行くのが毎度楽しみでした。カメラが回っていないところでも皆さまのやりとりを見聞きしているのが、本当に楽しかったです。新春のお茶の間で視聴者の皆さまとお会いできるのも、とてもうれしいですし、楽しみです」とコメント。出演者9名によるコメント全文は以下を参照。

丑五郎(ウシ)役・染谷将太
『いちげき』染谷将太 ©NHK

<役柄>
江戸近郊の村の百姓。小柄ではあるが身体能力が高く、観察力もあり、頭が切れる。貧乏暮らしから抜け出し、妹に楽をさせたいと、一撃必殺隊に志願。侍に強いコンプレックスを抱いているが、身分の差に従うしかない自分を変えようと、もがいている。

<コメント>
こんなに喜怒哀楽を感じる撮影は初めてでした。一撃隊のみんなと笑って泣いて戦い続けました。丑五郎は実直で説教くささのない真のヒーローだと思い演じております。個性的な一撃隊も各々が確固たる正義を持っています。それは奇麗事だけではなく、人間くさい信念であり、自分の胸に突き刺さりました。うまみを凝縮した濃厚スープ、でも後味スッキリ、思わず笑顔になってしまう作品です。新年からこの作品のエネルギーをもらってほしいです!

市造(イチ)役・町田啓太
『いちげき』町田啓太 ©NHK

<役柄>
ウシの隣村の百姓。一撃必殺隊・隊士。御用盗を倒せば士分に取り立てるという島田の言葉に、真っ先に飛びつく。虐げられている身分の差からくる抑圧された思いが強い分、侍への憧れも人一倍強い。

<コメント>
侍への強い憧れを抱く農民、市造を演じます。時代と力に翻弄されながらも、それぞれが決められた運命を自ら変えようとするエネルギーあふれる作品になると思います。今の時代を生きている自分にも、ヒリヒリとしたものが芽生えました。ぜひご期待ください。

お菊(キク)役・伊藤沙莉
『いちげき』伊藤沙莉 ©NHK

<役柄>
一撃必殺隊の世話をする飯炊き娘。その素性は不明。ウシたち百姓集団とも、対等に渡り合える気の強さを持っており、秘めた思いを遂げるために、一撃必殺隊を揺るがす大胆な行動に出る。

<コメント>
人生で一度だけファンレターを書いたことがあります。その宛て先が宮藤官九郎さんでした。念願の宮藤作品で時代劇デビューができたこと、本当に心底歓喜致しました。一撃必殺隊の皆さまは、とにかく個性豊かで面白くて優しい方ばかりで、現場に行くのが毎度楽しみでした。カメラが回っていないところでも、皆さまのやりとりを見聞きしているのが、本当に楽しかったです。新春のお茶の間で、視聴者の皆さまとお会いできるのも、とてもうれしいですし、楽しみです。

和三郎(ワサ)役・塚地武雅

<役柄>
一撃必殺隊の最年長メンバーにして、癒やし系マスコットキャラ。神通力を持っているらしく、天候を当てたり、危険を察知したりできるが、その力の使い方が自分では分からない。

<コメント>
僕自身アクションスターに憧れ、中高剣道部だったので、殺陣をやりたいとずっと思ってたのですが、今まで時代劇に出演しても代官、公家、家老、あるいは百姓、使用人と、どちらかに振れてて殺陣をすることがなく…。今回、武士役でとうとう念願の殺陣を! ワサは神通力がある男ですが、使い方が分からず天気くらいしか当てられない男。愛すべきキャラクターになってたら幸いです。百姓が武士に選抜され、攻めしか教わらずに隊を組む。その危うさ、荒々しさ、はかなさをぜひご覧ください。原作の面白さ、宮藤さんのキャッチーな脚本、絶妙です! よい正月になりますようぜひ。

仙太(セン)役・岡山天音

<役柄>
一撃必殺隊・隊士。普段はつかみどころがなくひょうひょうとした男だが、実は気が小さく、ビビリ。一方で、お祭り好きという一面があり、気分がよくなると陽気に踊りだす。トレードマークは狐面。

<コメント>
かねてより原作者である松本先生の作品が大好きだったので、今作に参加できた事は、とてもうれしかったです。時代劇と聞くと身構えてしまいますが、原作を読んでいたときから、その斬新な設定にワクワクしていました。それぞれ色合いの異なる共演者の皆さまと、隊として一つの共同体を織り成して行く日々は、とても刺激的な時間でした。幕末を舞台にした一撃必殺隊の物語が、「今」と呼応する新年を、心から楽しみにしております。

米吉(ヨネ)役・高岸宏行

<役柄>
ウシと同郷で、ウシのことを兄のように慕っている。士分には興味はなく、満足に飯を食べられることから一撃必殺隊に入隊。心優しき力持ちの大男で、いつでも笑顔を絶やさない。

<コメント>
正月時代劇『いちげき』米吉役のティモンディの高岸です! 一撃必殺隊の仲間を熱く想いやる絆や、果敢に挑戦をしていく姿から勇気をもらえる作品となっていると思います! 『いちげき』を見て2023年の最高のスタートを切れる活力としていただけるように、僕も全身全霊でチャレンジさせていただきました!『いちげき』を見てすてきな一年にしよう! みんなならやればできる!

梅吉(ウメ)役・細田善彦

<役柄>
一撃必殺隊・隊士。後先考えず、思ったことを口にしては、すぐに謝る素直なお調子者。女好きの一面もあり、初めて行った女郎屋・井村屋では、運命の女に出会う。

<コメント>
「侍は嫌いだ!」と口にするけど、なれると言われたら、「なりたい!」と素直に答えてしまう愛らしい百姓たちは、現代に生きる我々にも共感しやすいキャラクターたちだと思います。しかし、いざ夢の侍になってみると、青く見えていた隣の芝は…。染谷さんを中心とした一撃必殺隊と過ごした時間は、常にアイデアが求められる刺激的な時間でした。『いちげき』よろしくお願いします。

千代松(マツ)役・上川周作

<役柄>
一撃必殺隊・隊士。おっとりしており、あまり自分の意見を主張しない仲間思いの男。一撃必殺隊で報酬をもらったら、商売を始めたいと思っている。一撃隊で一番の俊足。

<コメント>
今回僕が演じた千代松は、農民を集めて構成した特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の中でも並外れた足の速さを持つ役です。一度も武器を持って戦ったことがない農民がどうやって武士と互角に戦っていくのか、手に汗握る展開にハラハラドキドキしました!「悪いヤツら」を成敗しようと奔走する一撃必殺隊が、幕末を舞台に闘った数日間のお話です。ぜひご覧ください!

島田幸之介役・松田龍平
『いちげき』松田龍平 ©NHK

<役柄>
元新選組隊士。勝海舟の密命を受けて、江戸近隣の村から百姓たちを集め、御用盗討伐の非正規部隊「一撃必殺隊」を結成し、剣術を教える。今まで何度も死線を潜り抜けてきた強者で、顔に大きな刀傷を持つ、冷たい目をした侍。

<コメント>
ドラマ『いちげき』に参加させていただきました。僕は島田という男で、百姓を侍に仕立てて隊を組むという面白い役どころです。時代が大きい音をたてて変わろうとする幕末に、刀を握ったこともない百姓が侍になろうと夢見る姿にぐっとくるものがあるのではないかと思います。ぜひご覧下さい。

番組情報

正月時代劇『いちげき』
NHK総合/BS4K
2023年1月3日(火)午後9時~10時29分

この記事の写真

©NHK

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧