大地真央&松本まりかが岐阜・下呂温泉の名所を堪能『最高のオバハン中島ハルコ』第6話撮影レポート【コメントあり】

ドラマ
2022年11月12日
『最高のオバハン中島ハルコ』
『最高のオバハン中島ハルコ』菊池いづみ(松本まりか)、中島ハルコ(大地真央)©フジテレビ

11月14日(土)放送の土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)より、第6話撮影現場に密着したレポートが到着した。

11月5日、6日に岐阜県岐阜市で開催された「ぎふ信長まつり」。来場者は2日間で46万人にのぼり、市の人口を超える観光客が押し寄せるなど、地方発のドラマや映画が盛り上がっている。本作もそんな地方発ドラマの一つで、岐阜や愛知の情報番組としても楽しめると話題に。14日放送の第6話では岐阜・下呂を舞台にした物語が繰り広げられる。

撮影が行われたのは9月上旬。草津・有馬と並ぶ”日本三名泉”の一つで、滑らかな湯触りと入浴後もしっとりすべすべする泉質から「美人の湯」としても有名な下呂温泉。その地に1932年から建つ温泉旅館「水明館*」が、11月14日(土)放送される第6話のメインロケ地となった(ドラマ内での読みは「みあきかん」)。

『最高のオバハン中島ハルコ』
『最高のオバハン中島ハルコ』水明館でのワンシーン ©フジテレビ

上皇ご夫妻(2006年当時は天皇皇后両陛下)が泊まった貴賓室「蓬莱」は、ドラマでは「ハルコ(大地真央)が泊まる部屋」として使用。他にも、樹齢500年の木を使用して作られた「能舞台」や500畳敷という大変珍しい大広間「春秋の間」など、さまざまなシーンで館内各所が登場する。もちろん、水明館は“ドラマの舞台”として借りただけで、“諸々の騒ぎを含むドラマ上のネタ”は別ものだ。

水明館を出て下呂大橋を渡った右手が湯之島橋で、その1本奥にかかる白鷺橋にあるのがチャップリン像。「カップルでチャップリンを挟んで座れば結ばれる」というジンクスがあるという。

『最高のオバハン中島ハルコ』
『最高のオバハン中島ハルコ』熊咲雄介(草野イニ)、大谷将(合田雅吏)、菊池いづみ(松本まりか)、中島ハルコ(大地真央) ©フジテレビ

白鷺橋の近くにあるのが、先週放送された第5話でハルコたちが郷土料理「鶏ちゃん」を食べるシーンで登場した民芸食事処「山びこ」。鶏ちゃんは鶏肉とキャベツやもやしなどをしょうゆやみそをベースのソースで炒めたもので、山びこでは、タレに自家製みそを使用しているという。あるスタッフによると、「生涯食べた鶏ちゃんの中で一位です!」とのこと。

同じく第5話のラストシーンでいづみ(松本まりか)が食べていたのが「下呂プリン」。下呂牛乳や天然バニラビーンズなど素材にこだわったプリンで、容器として使われているカエルマークの瓶がレトロでかわいいと人気だ。下呂でカエルモチーフをよく目にするのは、「下呂」とカエルの鳴き声の「ゲロ」、下呂温泉から「無事帰る(カエル)」など、さまざまな語呂合わせから来ているという。

『最高のオバハン中島ハルコ』
『最高のオバハン中島ハルコ』菊池いづみ(松本まりか)、中島ハルコ(大地真央) ©フジテレビ

そして、水明館から徒歩20分、車なら5分ほど山の方面にあるのが「下呂温泉合掌村」。世界遺産の白川郷から移築した国指定重要文化財の「旧大戸家住宅」をはじめ、10棟の合掌造りで集落を再現したこの観光施設でもロケを。ハルコといづみが寛いだ「合掌の足湯」や、”信長ハルコ”の成敗シーンに「イベントスペース しらさぎ座」などが使用されている。

現場を和ませているのが大地の存在感。ハルコが泊まった部屋(水明館の貴賓室)での撮影時、「妖怪」というせりふを「妖精」と言い間違えた大地は、「よぅせぃよ~」(よせよ)と自らにツッコミを。また池の鯉に餌をあげるシーンでは、「鯉」と「来い」をかけて、「鯉~、来い、来い」とアドリブ。何度か言い方を変えたがどれも面白く、周りのスタッフは必死に笑いをこらえていた。

そして、大谷役の合田雅吏と若杉役の蕨野友也から、「合掌村には人懐っこい鴨がいる」という情報が。なかなか見当たらなかったが、少しして大地が通りかかると、どこからか鴨が登場。大地が「鴨ちゃん、COME ON」と呼ぶと見事寄りつき、一緒の写真に納まった。

『最高のオバハン中島ハルコ』
『最高のオバハン中島ハルコ』中島ハルコ(大地真央) ©フジテレビ

そんな下呂温泉を舞台にした第6話で描かれるのは、妖怪騒動。飛騨に伝わる異形の鬼神 「両面宿儺(りょうめんすくな)」が動き出し、ハルコが恐怖に震え、泥棒&セクハラ映画監督も登場。温泉旅館を救うため、まさかの世直し大展開を見せる。

ゲスト出演する新人女優・三枝瞳役の鳴海唯は、朝ドラ『なつぞら』やドラマ『ムショぼけ』のほか、現在ディズニープラスから配信中の『すべて忘れてしまうから』でミト役を演じるなど若き実力派としてブレイク必至の若手女優。いっぽう、映画監督・太田黒久志役のおかやまはじめは、ドラマや映画にひっぱりだこの名バイプレーヤーだ。撮影の合間に寄せられた、2人のコメントを下記に掲載。

鳴海唯(三枝瞳役)コメント
『最高のオバハン中島ハルコ』
『最高のオバハン中島ハルコ』三枝瞳(鳴海唯) ©フジテレビ

この作品は地元の方に尊敬の気持ちがあるというか、地元の方の思いを大切にされている作品だなと台本を読んで思ったので、そういう作品に出演させていただけてうれしかったです。岐阜には訪れたことがなかったのですが、作品を通して地域の方の文化や思いを知ることができるというのは、すごく貴重な経験でした。

私が演じたのは、太田黒映画のヒロインに抜擢され、お芝居に真っすぐ向き合う瞳という役です。大地さん、松本さんとは初共演になります。大地さんは想像通り美しく優しい方で、大地さんが現場を柔らかい雰囲気で包み込んでくださったおかげで、私は緊張することなく演じることができました。
松本さんとは入浴シーンなど多くの場面でご一緒し、その際、カッコいいお仕事姿を間近で拝見でき、間の取り方などたくさんのアドバイスをいただき勉強になりました。

第6話は“ある芸能界の問題”に加え“ご当地エピソード”も盛りだくさん。ハルコさんやいづみさんと出会うことで成長する瞳にも注目してもらえるとうれしいです!

おかやまはじめ(太田黒久志役)コメント
『最高のオバハン中島ハルコ』
『最高のオバハン中島ハルコ』太田黒久志(おかやまはじめ) ©フジテレビ

(下呂でのロケについて)名古屋からJRで来ると、木曽川に沿って谷が奥まって行く感じがあるのですが、あれが何か旅の始まりな感じでよかったですね。ドラマのロケ地でもある水明館さんに泊まらせてもらって、展望の大浴場で街も川も見渡せて。お湯がぬるっとしてスラッとしてすごく気持ち良かったから、(滞在中)1日2回か3回は、温泉に入っていました(笑)。

台本を読んで、まずドラマでショービズ界のセクハラ問題を取り上げることに驚きましたね。自分で自分の身を切るようなことやるんだなぁと思って、あー、すごいなぁと。もちろんコメディーという綿に包んでやるんですけれども、そっちの方にまず感心しましたね。

大地さんとの共演は6年前の舞台「一人二役 殺したいほどジュテーム」以来。演じるたびにスター性オーラを感じますね。僕の役は勧善懲悪の悪の部分。セクハラや弱い者いじめをする人を徹底的に懲らしめるという見ている方がスカッとする場面になりますので、僕はできるだけいやらしくセクハラをして、ハルコさんに成敗されたいと思っています。

第6話(11月12日放送)あらすじ

下呂の温泉旅館で妖怪騒ぎが勃発し、土岐(飯田基祐)からまたしてもSOSが届く。
ツレの温泉宿が妖怪騒ぎで売却問題にまで発展していると聞いたハルコ(大地真央)だったが、実はお化けが大の苦手。 とはいえ、「岐阜の宝・水明館」を守るべくいづみ(松本まりか)らと下呂温泉へ行ったハルコは、女将(魏涼子)から「両面宿儺」の一刀彫が消えたことを聞く。
そんな中、エンタメ界の大御所・太田黒久志(おかやまはじめ)一行と遭遇。撮影隊によるヒロインの三枝瞳 (鳴海唯)へのパワハラ疑惑が浮上し、さらに地元のガイド・三木三郎(村松利史)という男まで現れて、物語は意外な展開へ。

番組情報

『最高のオバハン中島ハルコ』(全10回予定)
東海テレビ/フジテレビ系 全国ネット
2022年11月12日(土)午後11時40分~深夜0時35分

この記事の写真(全17枚)

©東海テレビ

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