沢口靖子(榊マリコ 役)コメント
◆最強の敵・古久沢明がまたしてもマリコの前に立ちはだかります。再登場を聞いたときの率直な感想は?
初回2時間スペシャルでは古久沢が犯罪に関わっていたことは明確でしたが、確実な物証を提示することができず、本人はまったく反省の様子も見せず悔しい思いをした人物です。
因縁の相手が今回どのように事件に関わっているのか、再登場に胸騒ぎがし、心して挑みたいと思いました。
◆ご自身は、古久沢をどのような男だととらえていますか? また、マリコは彼をどのような男だととらえていると感じていますか?
古久沢は、人類の未来のためには手段を選ばない冷徹で非情な人物です。一方でカリスマ性もある人です。
マリコにとっては、もし科学一辺倒だった若い頃の自分のままだったなら、同じ価値観を持っていたかもしれないと考えると、戦慄を覚えてしまう人物です。また、自分と科学との向き合い方を再認識させてくれる存在でもあります。
◆マリコVS古久沢の第2ラウンドを楽しみにしている視聴者のみなさまに向けてメッセージをお願いいたします!
最強の敵、石黒賢さん演じる天才物理学者が再登場し、マリコの前に立ちはだかります。
価値観の違う科学者同士、お互いの正義をめぐってぶつかり合います。はたしてマリコは今回決定的な物証を突きつけることができるのでしょうか。どうぞご期待ください。
第5話あらすじ
大学の“動物音声学研究室”に所属する助教・園山隆(佐伯新)が、研究用に飼育しているサルのゲージの前で絶命しているのが見つかった。臨場した榊マリコ(沢口靖子)は、遺体の後頭部と前頭部にそれぞれ傷があることに気づく。おそらく何者かに正面から切りつけられ、その衝撃で転倒。後頭部を打ちつけたことが、致命傷になったものと思われた。
死亡推定時刻は深夜1時~3時ごろとわかるが、事件当夜の“泊まり番”だった大学院生の岩城達夫(西銘駿)は仮眠室で寝ていたため、事件には気づかなかったと話す。さらに、当該時刻の研究室の防犯カメラ映像が何者かに消去されていたことも判明。つまり犯人の姿を目撃したのは、ゲージの中のサルだけという状況だった…。
事件を調べはじめたマリコたちは、背後にちらつく不穏な影に気づく。その影とは――“連続人体発火事件”で犯人を知りながらも科学の発展のため隠避した天才物理学者・古久沢明(石黒賢)。殺された園山はかつて古久沢の研究室に在籍していたが、古久沢の“アカハラ”を受けて大学院を移ったらしく、彼のSNSの裏アカウントには古久沢への恨み言がつづられていたのだ。事情を聴きにやって来た土門薫刑事(内藤剛志)から園山について問われた古久沢は、「彼はこの世界には必要のない科学者だった」と辛辣に語る。
そんな中、マリコは、君嶋直樹(小池徹平)の以前の同僚であり、“連続人体発火事件”のときにアドバイスをもらった生物学者・由井沙織(高田里穂)が現場付近を走り回っているのを見かけるが…!?
番組情報
『科捜研の女 2022』
テレビ朝日系
毎週火曜 午後9時~9時54分
©テレビ朝日