1月期の土曜ナイトドラマが、高橋一生と橋爪功がタッグを組んで臨む『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』(テレビ朝日系 午後11時30分〜深夜0時)に決定。両名とヒロイン・本田翼らのコメントが到着した。
2021年上演の舞台「NODA・MAP 第24回公演 フェイクスピア」で第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど、舞台からドラマ、映画と引っ張りだこの実力、人気を兼ね備えた俊英・高橋一生。そんな彼と「フェイクスピア」でも共演、俳優生活60年となるベテランで、日本俳優界を代表する名優・橋爪功。
世代を超え、互いにリスペクトを送り合う彼らが抱いていた、「2人で一緒にドラマをやりたい」という熱き思いが、ついに実現。それが1月よりスタートするドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』だ。
舞台は、地方都市で代々続く煙火店(=花火店)。高橋と橋爪は、四代目となる父・望月航と、その息子・星太郎に扮する。やがて、「すまん…」というひと言を残して、父親が亡くなり、1人取り残された星太郎は途方に暮れることに。しかし数か月後、死んだはずの父親が、当たり前のように日常に現れて…。2人の共演作は、花火師親子の不思議な日常を描き出す、ひと筋縄ではいかない“心温まるファンタジー”となっている。
高橋が「橋爪さんがやりたいと言ってくださっているというのがとてもうれしかった」と語れば、橋爪も「一生は『面白い役者だな』と思っていました。ドラマなどでも、見かけるたびに違う面を見せていますから」と、お互いに役者として尊敬の念を抱いている2人。
その関係性に、ヒロインとして本田翼が参戦する。本田は人生の岐路に立ち、星太郎に弟子入り志願する謎の女性・水森ひかりを演じるが、高橋、橋爪との共演は「私からすると“別次元の存在”。ずっとテレビで拝見していたので、ご一緒できるのがとても光栄ですが、まだ実感がないというのが今の正直な気持ちです」と語っており、この3人での芝居の化学反応が、彼女の存在感をより開花させそうだ。
そんな魅惑のキャストが揃った本作だが、見どころのひとつが好テンポで繰り出される会話劇の応酬だ。脚本は、『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』で脚本界最大の栄誉・向田邦子賞を受賞した橋部敦子によるオリジナル。
この脚本に高橋は「演劇の脚本を読んでいる印象」といい、橋爪も「後半に行くほど、どんどん話が広がっていく」と絶賛。本田も「人間味のある、日々の小さなことが光り輝いている」と期待を寄せている。
コロナ禍でイベントが減り、大打撃を受けた花火業界を舞台にした本作。打ち上げ花火は、実は個人でもオーダーが可能で、さまざまな依頼が星太郎のもとにやってくることで、ストーリーはさらなる広がりを見せる。花火を打ち上げたくなるほどの、人生の節目を迎えた人々。そこには、どんなドラマが待っているのか…。なお、劇中では実際に夜空に花火を打ち上げるとのことで、まさに花火が“もう1人の主役”とも呼べる演出となるだろう。
一見、古き良きホームドラマ、ホームコメディの赴きを匂わせながらも、驚きのファンタジー要素で死生観も問うという、見どころ満載の本作に注目だ。3名のコメント全文は、次ページに掲載。