『おかしな刑事2022』放送決定!“娘”羽田美智子が“父”伊東四朗へ涙で感謝の思いを告白

ドラマ
2022年12月06日
『おかしな刑事2022』©テレビ朝日

伊東四朗と羽田美智子が出演するドラマ『おかしな刑事2022』(テレビ朝日系 午後8時〜9時54分)が、12月27日(火)に放送決定。さらに、シリーズ20年目の突入を祝い、伊東そして彼の演じる刑事・鴨志田新一をたたえるサプライズセレモニーが開催された。

たたき上げの刑事・鴨志田新一(伊東四朗)と、エリート警視の娘・岡崎真実(羽田美智子)という、“凸凹父娘コンビ”の活躍を描く『おかしな刑事』シリーズ。その2年ぶりとなる最新作が、12月27日(火)に放送される。

2003年に誕生した当シリーズは、ついに20年目に突入。それを記念し、長きにわたって現場で奮闘してきた鴨志田刑事、そして現役刑事役最年長を更新し続ける伊東をたたえるサプライズセレモニーを開催。娘・真実を演じる羽田がプレゼンターとなり、永年勤続表彰が行われた。

2003年8月に第1作が『土曜ワイド劇場』で誕生して以来、同枠や『日曜ワイド』『ミステリースペシャル』枠で放送を重ね、今年20年目に突入した『おかしな刑事』シリーズ。番組ではこの節目にあたり、鴨志田刑事、そして彼を演じ続けてきた伊東の功績をたたえようと計画。伊東を“芸能界の父”と慕う羽田が中心となってスタッフと準備を進め、本人には内緒でセレモニーを準備してきた。

この日は鴨志田と真実が居候する姉小路家のセットで撮影が行われており、昼休憩に入る直前、「鴨志田新一刑事に、岡崎真実警視から表彰があります!」とスタッフが声をかけると、キャスト&スタッフからは大拍手がわき上がったものの、何も知らされていなかった伊東はただただビックリ。

そんな伊東に羽田から表彰状が授与され、「あなたは現役刑事としてありえないほど長きにわたり、現場職務に従事され、さらにその記録を更新し続けるという、日本警察ドラマ史上驚きの大偉業を達成されました。また、シリーズ全作品で犯人逮捕に多大なる貢献をされながらも褒められず、出世も期待しない。その謙虚な姿勢は、全国の人々にたくさんの勇気と笑いと感動を届け続けています」と賞状が読み上げられると、スタジオは温かい笑いに包まれた。

『おかしな刑事2022』©テレビ朝日

20年、娘としてともに歩んできた羽田はセレモニーの途中から感極まり、目からは涙が。トロフィーを贈呈する際は「みんなを代表して…お父さん本当にありがとうございます。大好きです!」と瞳を潤ませながら感謝の言葉を贈り、感動のサプライズとなった。

セレモニーをまったく知らされていなかった伊東は、「正直な話、本当にビックリして…何のドッキリかと思いましたよ(笑)」と驚きさめやらぬ表情でコメント。「こんなに長く続くとは思ってもいないまま、20年やってきました」とシリーズの歩みを振り返る。

続けて「別にふざけてやっているわけじゃないんですけど、このドラマを“面白い”と言ってくださる方が多いんですよね。私もそんなに意識して笑うところを作っているわけではありませんが、やっぱりタイトルが『おかしな刑事』ですから、おかしくなかったら詐欺になっちゃいますからね!」と、ストーリーからにじみ出る、そこはかとないおかしさが作品の魅力だとも語った。

また20年間、自分を支えてくれたのはファンだといい、「いちばんうれしいのは、ロケ先で出会ったみなさんに“鴨志田さん、頑張って!”なんて声をかけていただいたとき。そういう出会いがあると、こっそり、“ヨシ!”なんて小さくガッツポーズしていますよ(笑)」と声援が後押しになっていると打ち明ける。

そして、涙ながらにプレゼンターを務めた羽田は「鴨志田さんへの思い、そして伊東さんへの思いが入り混じる中、プレゼンターを務めさせていただきました。20年って本当にすごいこと。だからこそ形にして感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。どんなセレモニーを開くか、ずっと前からプロデューサーさんと綿密に計画してきました」と、表彰にこめた思いを告白。

さらに、敬愛する“父”伊東への気持ちを「伊東さんのことを褒め始めたらきりがないんです! 現場にファンが多くてモテモテだから、娘の真実としてはヤキモチを焼いちゃうぐらいです。私にとってはたったひとりの“お父さん”です」と表現。あふれんばかりのリスペクトを口にした。

『おかしな刑事2022』©テレビ朝日

そんな伊東と羽田が20年目のコンビネーションを発揮する最新作は、新たな“菌”の大発見で注目を集める老舗酒造会社が舞台。その新商品発表会で殺人事件が発生し、容疑者は招待客を含め、会場に詰めかけた200人という『おかしな刑事』史上最悪の事態に。

そこに、ロサンゼルスから帰国した姉小路行人(石井正則)の婚約者・来島くるみ(中村静香)がからんで、事件の謎はさらに深まっていく。捜査を進めるうち浮き彫りになっていくのは、老舗企業の継承問題と親子の確執。難事件を前に、今回も鴨志田の現場刑事の勘が冴えわたる。伊東と羽田のコメント全文は、次ページに掲載。

伊東四朗(鴨志田新一 役)コメント

◆表彰されたお気持ちを教えてください。

いやぁ、本当にありがとうございます。こんなに長く続くとは思ってもいないまま、20年やってきました。セレモニーのことは何も聞いてなかったので正直な話、本当にビックリして…何のドッキリかと思いましたよ(笑)。賞状をもらったのなんて、卒業証書以来じゃないかな。セレモニーが終わってもまだ驚きがおさまりません。

◆プレゼンターも務めた真実こと羽田美智子さんはどのような存在ですか?

みっちゃん(羽田)は、私のことを芸能界の親父だって言ってくれます。芸能界のお兄さんだった渡瀬恒彦さん、お母さんの野際陽子さんが亡くなり、残っているのは私だけ。だからこそ、ますますちゃんとした父親でありたいという思いです。

◆『おかしな刑事』シリーズの魅力とはどんなところだと思われますか?

別にふざけてやっているわけじゃないんですけど、このドラマを“面白い”と言ってくださる方が多いんですよね。私もそんなに意識して笑うところを作っているわけではありませんが、やっぱりタイトルが『おかしな刑事』ですから、おかしくなかったら詐欺になっちゃいますからね!
なんといっても、鴨志田と真実、この父娘の設定を作ってくれたことをうれしく思っています。娘は警察庁のエリート警視で、父は所轄のヒラ刑事。ギャップのある父娘が一緒に事件を捜査する、という設定がよかったんじゃないかなと思います。

◆若さを保つ秘けつを教えてください。

特に考えているわけではないのですが、人間は足腰から年を取ると聞くので、とにかくウォーキングだけは欠かさずやっています。もう何年、歩いてきたかな…。ほかにやろうと考えたものもないし、やっていないですね。

◆『おかしな刑事』ファンのみなさまへメッセージをお願いいたします!

いちばんうれしいのは、ロケ先で出会ったみなさんに「鴨志田さん、頑張って!」なんて声をかけていただいたとき。「伊東さん」って呼ばれるより、ずっとうれしいですね。だってドラマのことを知ってくださっているわけですし、それって鴨志田がみなさんの中に違和感なく存在しているってことかなと思うんです。時々、そういう出会いがあったりすると、こっそり、「ヨシ!」なんて小さくガッツポーズしていますよ(笑)。
最新作は、集まるべくして集まる人が集まった…っていうのがなんとなくいいですよね。みなさんも“熱烈”じゃなくてもいいですから、何気なくファンでいてほしいな。私は大げさなのが苦手なので、何気なくっていうのがいいですね。

羽田美智子(岡崎真実 役)コメント

◆永年勤続表彰セレモニーのプレゼンターを務められたお気持ちを教えてください。

鴨志田さんへの思い、そして伊東さんへの思いが入り混じる中、プレゼンターを務めさせていただきました。20年って本当にすごいこと。伊東さんは「淡々とやってきた結果だから」なんておっしゃる謙虚な方で、偉業だとも意識されてなかったのですが、だからこそ形にして感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。でも、伊東さんはご自身が注目を浴びることで、まわりのスタッフさんに気を使わせることが大嫌いな方。そこもくみ取って、どんなふうにどんなタイミングでセレモニーを開くか、ずっと前からプロデューサーさんと綿密に計画してきました。

◆伊東さんのことを芸能界のお父さんと慕っていらっしゃいますが、どのような存在ですか?

もう伊東さんのことを褒め始めたら、きりがないんです! すべてご自身でコーディネートされているそうなのですが、日々現場にいらっしゃるときのプライベートのお洋服もかわいくて、私たち女性のキャスト、スタッフはみんな、伊東さんにメロメロなんです。現場にファンが多くてモテモテだから、娘の真実としてはヤキモチを焼いちゃうぐらいです。あちこちに息子や娘のように伊東さんを慕う役者さんがたくさんいらっしゃると思いますが、私にとってはたったひとりのお父さんです。

◆『おかしな刑事』シリーズの魅力とはどんなところだと思われますか?

最新作の真実のセリフに「スマホ時代の捜査の難しさをつくづく感じています」というものがあるのですが、この『おかしな刑事』は常に時事ネタを取り入れ、時代を背景にして描かれています。
一方で、先日、東王子署の刑事役のみなさんが「オレたち20年も鴨志田親子にだまされているなんて本当にバカだよなぁ」と笑っていたのですが、そんなふうに変わらずに大切にしているところもあります。ミステリーなのにホームコメディードラマだというのが、本当に“おかしな”ところ。唯一無二のドラマだと思っています。

◆『おかしな刑事』ファンのみなさまへメッセージをお願いいたします。

スーパーで買い物しているときなど、私もよく「鴨志田さん!」って声をかけられるんですよ。真実は亡き母の姓を名乗っているので、鴨志田じゃなくて岡崎なんですけどね(笑)。小学生の子どもたちにも「鴨志田さーん」とよばれたことがあって、いったいいつ作品を見てくれたのか、きっと親御さんか、おじいちゃんおばあちゃんの影響なのかな、と…。そんなふうに時代が変わってもこのドラマが愛され続けるのは、やっぱり伊東さんに対する信頼感だと思うんです。
街で出会った方に、「今、『おかしな刑事』撮影中なんですよ」と話すと、「本当!?」って、みなさん目を輝かして喜んでくれるんです。そんなに待ち望んでもらえるドラマに出演できるなんてとても光栄なこと。最新作も心を込めて撮影したので、待っていてくださった方たちにしっかり届くといいなと思っています。

番組情報

『おかしな刑事2022』
テレビ朝日系
2022年1227日(火)午後8時~9時54分

この記事の写真

©テレビ朝日

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