2月4日(土)スタートの特集ドラマ『東京の雪男』(Eテレ 毎週土曜 午後9時~9時30分)に、磯村勇斗、北香那の出演が決定。両名よりコメントが到着した。
脚本は『風よあらしよ』『コウノドリ』などを手掛けた矢島弘一。本作に登場する“雪男と人間”という前代未聞の若きカップル役に磯村勇斗、北香那が挑む。雪男を通して共生社会や、家族のあり方をユーモアとペーソスをもって描く“雪男×ホームドラマ”となっている。
山に身を潜め平和に暮らしていた雪人たちが、地球環境の激変にともなう災害のため、住む場所を失い、山から下りて大都会・東京に現れた。日本政府はこの異例の事態に対し、彼らの受け入れを決定。雪男・ユキオ(磯村)は翠(北)の母・茜(山下容莉枝)が経営するスーパーで働き、同居を始める。一見人間と変わらないように見えるユキオではあったが、夜は冷凍室で眠るという特性があり、さらに、ある超自然的な力も有していた。
やがてユキオは翠と恋に落ちるが、周囲の偏見や差別、国による厳しい管理、人間中心の大量消費社会の理不尽さなど、過酷な現実と向き合うことになっていく。果たして、恋する二人は数々のハードルを乗り越えることができるのか。
発表にあたり、磯村は「違う生き方、違う価値観を持った人間と雪人が触れることで相違が生まれ、笑ったり、恋をしたり、今の世の中に危機感を感じたりといろいろ学べた脚本でした。けれど、お堅い物語ではなく、心が優しくなるラブコメディです。せりふの掛け合い、切り取る画も面白いので、ぜひご覧いただきたいです」と。
北は「日々生きる中で、いつからか世の中に決められてしまっていた当たり前やルールを目の前に、諦めざるを得ない瞬間というのは、誰しもが出会うのではないかと思います。本作は、人種差別や個の尊さがテーマになっており、そんな現代を生きる皆さまの心に優しく寄り添ってくれる温かい作品だと感じています」と語っている。両名によるコメント全文は以下を参照。
磯村勇斗 コメント
今回ユキオを演じて、自分自身の価値観を見直すきっかけになりました。
違う生き方、違う価値観を持った人間と雪人が触れることで相違が生まれ、笑ったり、恋をしたり、今の世の中に危機感を感じたりといろいろ学べた脚本でした。
けれど、お堅い物語ではなく、心が優しくなるラブコメディです。せりふの掛け合い、切り取る画も面白いので、ぜひご覧いただきたいです。そして、僕たちが今、大切にすることは何か。と考えるきっかけになっていただければと思います。
北香那 コメント
穏やかなキャスト・スタッフの皆さまに囲まれながらの撮影期間は、毎日が楽しく、幸せな時間でした。
また、主演の磯村さんとはいつかご一緒できたら…と思っていたので、今回お芝居でご一緒できたことも、私の中で財産になりました。
日々生きる中で、いつからか世の中に決められてしまっていた当たり前やルールを目の前に、諦めざるを得ない瞬間というのは、誰しもが出会うのではないかと思います。本作は、人種差別や個の尊さがテーマになっており、そんな現代を生きる皆さまの心に優しく寄り添ってくれる温かい作品だと感じています。
ご覧になる皆さまにとって、本当に大切なものとは何かを考えるきっかけになれれば幸いです。
番組情報
特集ドラマ『東京の雪男』(全5回)
Eテレ
2023年2月4日(土)スタート 毎週土曜 午後9時~9時30分
出演:磯村勇斗、北香那/水澤紳吾、宍戸美和公、髙石あかり/安藤玉恵、浜田学、ゆうたろう/江口直人、徳永えり、早織、中村靖日/水間ロン、吉村界人、北村優衣、宮尾俊太郎/緒川たまき/佐野史郎/山下容莉枝 ほか
©NHK