上杉柊平、和田雅成が吉谷彩子&石井杏奈W主演『悪魔はそこに居る』出演決定!2・9配信スタート【コメントあり】

ドラマ
2023年01月20日
『悪魔はそこに居る』上杉柊平(左)と和田雅成(右) ©Paravi

Paraviで2月9日(木)に配信がスタートする、吉谷彩子&石井杏奈のW主演ドラマ『悪魔はそこに居る』に、上杉柊平と和田雅成の出演が決定。上杉と和田、スタッフ陣からコメントも到着した。

本作は小説投稿サイト「エブリスタ」で人気を博し、めちゃコミックでコミカライズもされた、累計100万DLを突破した話題作をドラマ化。子供の頃から一緒に育ってきた、いとこ同士の今西詩と九条美園。詩は居酒屋でアルバイトをしながらフリーライターを目指す努力家だが、意地っ張りで素直に感情を表すことが苦手。一方の美園は誰からも愛される、キュートで甘え上手なキャラクター。

二人は都内のマンションで同居しており、家族でもあり、親友のような存在だった。しかし、実は美園には悪魔のような冷徹な心が。美園に裏の顔があるとは知らずに同居生活を送る詩は徐々に破滅へと追い込まれていくが、やがて美園の裏切りに気づき絶望し、復讐を誓い反撃に転じる。

嫉妬、憎悪、悪意、狂気。女性同士のコンプレックスやゆがんだ競争心、承認欲求が生み出す、ドロッとしていて、ヒリヒリ感のある愛憎サスペンス。良くも悪くも幅広い女性が共感するドラマとなっている。

吉谷演じる今西詩は、アルバイトをしながらフリーライターとしてWEBマガジンの記事を書いている、不器用で無口な27歳。石井演じる九条美園は詩と同い年のいとこで、サイコパスな顔を隠しながら誰もから愛されるキャラクターの仮面を被っている。

そして、詩のアルバイト仲間で、実家の小料理屋を継ぐため修行しているのが伊崎紘。詩に思いを寄せ、彼女を守る男らしさを見せる彼の存在が、詩を陥れようとする美園の嫉妬心を燃え上がらせることに。

伊崎を演じるのは、俳優のみならず、モデル、アーティストとして幅広く活動する上杉柊平。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や映画「モエカレはオレンジ色」など、数々のドラマや映画に出演する上杉は、ヒップホップクルー「KANDYTOWN」のHOLLY Qとして音楽活動も行っている。

いっぽう、詩の恋人で商社に勤める営業マン・新谷貴人。プライドが高く周囲より優位に立ちたがる性格で、自分を頼ってくれない意地っ張りな詩に不満を抱いているところに、美園が接近する。

新谷を演じるのは、舞台「刀剣乱舞」シリーズをはじめ、舞台「弱虫ペダル」シリーズや舞台「おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~」など、2.5次元舞台で絶大な人気を誇る和田雅成。最近では、ドラマParavi『夫婦円満レシピ〜交換しない?一晩だけ〜』やバラエティ番組などに出演し、活躍の場を広げている。

脚本は、2000年に第12回フジテレビヤングシナリオ大賞を「御就職」で受賞した武井彩。2003年にはフジテレビドラマ『世にも奇妙な物語2003秋』で、「パーフェクトカップル」の脚本を担当。2014年にはフジテレビ連続ドラマ『家族の裏事情』で第2回市川森一脚本賞の受賞候補者にノミネートされた。

その後も、NHKBSプレミアムドラマ『受験のシンデレラ』『捜査会議はリビングで!』や、WOWOWのオリジナルドラマ『連続ドラマW イアリー 見えない顔』『連続ドラマW パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』など、数多くの脚本を手掛けている。そんな武井が、視聴者の共感を誘う詩と美園の感情描写をどのように紡ぎ出すのか注目だ。

上杉、和田、武井、森安彩プロデューサーのコメントは下記に掲載。

コメント

上杉柊平(伊崎紘役)

◆このドラマのお話を聞いたときの率直な感想をお教えください。

現代が舞台の男女の群像劇は久しぶりでしたので非常に楽しみでした。同時に、膨らみ続けてきた愛憎の渦に刺激を与える役をいただいたので、どのように女性二人の関係に影響を与えていくのか悩むところでもありました。

◆伊崎紘はどんな男性ですか?

夢と現実やプライドとコンプレックス、いろいろなことの狭間でもがきながら孤独と戦ってきた人間。他者を本気で理解しようとしないと自分のことも理解されないと分かっていても心の壁を取り払うことは怖くて避けてきた。今西詩との関係を持つことによって少しずつ自分が本当に求めているものを理解していく。本質レベルの人間関係においてはこれからが楽しみ! な、男。

◆伊崎を演じるにあたり、大変だったこと、反対に自分と似ていて楽なことなどありましたか?

今西さんをサポートしていくにあたって、明確な答えを提示せず導いていくような言動や行動はモヤモヤする部分もあった。私個人としては、はっきりと示すことが多いので、多くの場合きつい印象を与えることがあるが、伊崎のやり方は当人を成長に導くやり方だなあ。と学びにもなりました。

◆吉谷彩子さん、石井杏奈さんの印象など

お二人ともとても気さくでお話ししやすい方でした。吉谷さんと過ごす時間が多かったのですが、日常会話からお芝居のことまで非常にフラットに話せるような環境を作ってくださり、自然とチームをまとめていく力のある方だなあという印象。石井さんの役は気持ちの起伏が激しく大変なシーンが多かった印象ですが、多くの表情が混在していて、柔らかい雰囲気に意志の強さが混ざっていたり、そこに怒りが隠れていたりと、それらの引き出しがすごいなあ、と思って見させていただいていました。

◆今だから話せる撮影のウラ話など

東京スカイツリーが見える全ての撮影は、どれも極寒でした。ガチガチでした。

◆どのような方に見ていただきたいドラマでしょうか? 視聴者へのメッセージなどもあわせてお教えください。

年代問わず、人間同士の対立や、人間関係のこじれを楽しめる方にはぜひ見ていただきたいです。作品を見ながら、声を出して‟こういうやつ嫌い”などと言いながら、何か不満を言葉にしてスッキリしたい方にも見ていただいて、少し楽な気持になっていただけたらと思います。

和田雅成(新谷貴人)コメント

◆このドラマのお話を聞いたときの率直な感想をお教えください。

タイトルにパンチがあるな、と。でも考えてみると悪魔って意外と近くにいたり、それぞれが心のどこかに飼っているかもしれないとも思いました。

◆新谷貴人はどんな男性ですか?

プライドが少し高く、考え方が昭和の頃の男性寄りですかね。でも誰よりも純粋な人物だと思います。

◆新谷を演じるにあたり、大変だったこと、反対に自分と似ていて楽なことなどありましたか?

正直すごく苦労した役でした。撮影中も彼の正義はどこにあるかを探し続けていました。似ている部分は正論をぶつけてしまいすぎるところです。

◆吉谷彩子さん、石井杏奈さんの印象など

吉谷さんは役のその瞬間を生きるのがとてもうまい方でした。そして、会話の受け取り方も渡し方もすごく丁寧です。同い年の役者さんとして刺激をいただきました。石井さんの役は一見、嫌な部分しか見えてこないんですが、石井さんが演じることで魅力的な部分がたくさん出てきてその役を愛せるようになりました。

◆今だから話せる撮影のウラ話など

撮影で使った焼き鳥を、シーンを撮り終えた後にみんなで食べたあの時間、好きでした。

◆どのような方に見ていただきたいドラマでしょうか? 視聴者へのメッセージなどもあわせてお教えください。

物語の展開が早く、いろんな転び方をするので1話があっという間だし、続きが気になるドラマになっていると思います。最後まで余すことなく見届けてください。

脚本・武井彩

◆『悪魔はそこに居る』の脚本制作依頼を受けた時の率直なお気持ちをお教えください。

プロデューサーの森安さんから、このド直球のタイトルを聞いた瞬間、「キター!」と張り切って腕まくりしたのを覚えています。その後すぐ原作を拝読して、「なるほど、いとこね」と今までにない設定の面白さに引きこまれました。親友よりは近く、家族よりは遠い。絶妙な距離感だからこそ生まれる人間物語を描けることにワクワクしました。

◆脚本を制作する際に心がけていることや、本作で意識して制作されたことがありましたらお教えください。

普段から心がけていることは、今の時代に「何を伝えたいか」。これに尽きます。ただ、本作のように原作がある場合は、脚本家は自分なりのテーマを据えると共に、質のいいフィルターであるべきだとも思っています。原作の素晴らしい部分をきちんと抽出し、そこが際立つように、足し算引き算していく。特に本作は登場人物の心の機微の描き方が秀逸なので、映像化するにあたり、その魅力が失われることのないよう、何度も何度も原作を読み返して精査しました。

◆どのような方に見ていただきたいドラマでしょうか? 視聴者へのメッセージなどもあわせてお教えください。

性別年齢問わず、すぐそばに大好きな人がいる方へ。近くにいるからこそ見えてしまうもの。大好きだからこそ、芽生えてしまう感情。そんなひずみから、悪魔は生まれるのかもしれません。知らず知らずのうちに、あなたも誰かにとっての悪魔になっているのかも? 吉谷彩子さん、石井杏奈さん演じる詩と美園の姿を通して、「この感じ、分かる!」「こういうやついる!」と、共感しながら、楽しんでいただければ幸いです。

プロデューサー・森安彩(共同テレビ)

上杉柊平さんはもともと、とても気になっていた役者さんでした。独特の空気感があり、見ているといつの間にか引き込まれてしまう、そんな印象でした。一途に詩を想う伊崎を上杉さんに演じていただいたら、きっと役の深みとリアリティが増すに違いないと思って、お願いしました。実際、上杉さんのナチュラルだけど説得力のあるお芝居がキャラクターに味と深みを足してくださいました。
和田雅成さんは、お芝居で見せる憂いのある表情と、バラエティでの明るくノリのいいキャラクターのギャップがとても面白い俳優さんだと思って、興味深くご出演番組を見ておりました。プライドが高く、ピュアなのに気づけば女性たちの因縁に巻き込まれて行ってしまっている新谷を、和田さんに演じていただくことで、視聴者の方が親近感を持てるキャラクターになったと思います。理想通りに物事が進まないフラストレーションや、自分自身を相手に分かってほしいジレンマなど、とてもリアルに誠実に表現していただきました。

番組情報

Paraviオリジナルドラマ『悪魔はそこに居る』
2023年2月9日(木)午後7時 配信スタート

出演:吉谷彩子、石井杏奈、上杉柊平、和田雅成 ほか

原作:清水セイカ/でじおとでじこレッド「悪魔はそこに居る」(エブリスタ/めちゃコミックオリジナル)
脚本:武井彩
プロデュース:宮崎陽央(Paravi)、滝山直史(Paravi)、森安彩(共同テレビ)
演出:菊川誠(共同テレビ)、本間美由紀(共同テレビ)
制作:Paravi、共同テレビ

©Paravi

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