3月4日(土)スタートの井桁弘恵主演『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)と「東京ガールズコレクション」がコラボし、ステージ上で公開収録を実施。また三浦獠太、宇垣美里、小木茂光、朝加真由美、宮崎美子らの出演も決定し、三浦と宇垣からコメントが到着した。
本作は、地味な田舎女子サチ(井桁弘恵)が、伝説のドラァグクイーン・ク―ルミント(武田真治)と出会い、人生が180度真逆に動き始める上京物語。サチのセンスが認められ若手デザイナーコンペに招待されることになるが、さまざまな人間の思惑が交錯し、ランウェイ上でクールミントがダンスバトルを繰り広げることに。
サチの成長を見せる場として、史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」に勝る最高の舞台はないという制作側の強い意向に、東京ガールズコレクション実⾏委員会が快諾し実現した今回のコラボ。2月11日に和歌山で開かれた「oomiya presents TGC WAKAYAMA 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION (以下、TGC 和歌⼭ 2023)」で、公開収録が行われた。
スペシャルステージに登場したのは、ドラァグクイーンのクールミントと、その宿敵・マカロン(宇垣美里)。純白の衣装に身を包んだクールミントが曲に合わせて伸びやかに踊りながらランウェイを歩き出すと、背後に同じく白いコスチュームのマカロンが現れ、クールミントを挑発するダンスを展開。攻め続けるマカロン、戸惑いながらもその挑発を受け止めるクールミント。2人のバトルはどんどん白熱し、場内からも拍手が沸き起こった。
ステージを終えた2人は「一番良いパフォーマンスになったね」(武田)、「会場の皆さんが温かく見守ってくださり気持ちよく踊れた!」(宇垣)とコメント。スタッフからも「これまでのどのリハよりも、この本番が2人よくそろってた!」との声が上がった。
また、同時生配信のLINE LIVEでは「TGCでドラマの一発収録って、すごい!」「このシーンがドラマでも使われるの?!」「『自由な女神』見なきゃ!」といったコメントも寄せられた。
強烈なキャラクターと圧倒的なセンスで、バラエティ番組への出演をはじめ、業界中の注⽬を集めているFashion Designer・yasuo をはじめ、松村空采や宮坂青など、新進気鋭の若手デザイナーたちが、サチがデザインした服を実際に作っていることも、ドラマの見どころのひとつ。なお、ドラマでは3月18日(土)の第3話でこの模様が放送される。
宇垣演じるマカロンこと小室愛華は、テレビをはじめ、マスコミを通じて自己追求を目指す女性ドラァグクイーン。かつては同じドラァグマザー(師匠)の元でクールミントと共に修業していたが、いつしか互いに反発し合うライバルに。日々のステージ活動に重きを置き、そこで絶大な支持を集めるクールミントに対抗し、マスコミ活動を始めた。
また、クールミントは“ジェンダーファック”と呼ばれるタイプのドラァグクイーンであるのに対し、マカロンは“キャンプ”と呼ばれるタイプ。そもそもタイプの異なる2人であることも不仲の原因で、クールミントへの嫉妬心を狂わせ、物語を思わぬ方向へ運ぶキーパーソンとなっていく。
さらに、土ドラ『顔だけ先生』でお調子者だが憎めない愛されキャラを熱演した三浦獠太が、ドラマオリジナルキャラクター・川田篤史役で出演。サチとは幼なじみで、地元の町で郵便局員として勤務。サチがひそかに作り続けていた服をSNSにアップし、クールミントと出会うきっかけを作る。
サチに恋愛感情を抱いてはいるが、自らが昔、“異性だけど親友っていいよな”と言った手前、一線を越えられないでいる。サチを巡り訳あり元サーファー・ケン(古川雄輝)と繰り広げる恋の行方にも注目だ。
また、本多力、上村海成、小木茂光、朝加真由美、宮崎美子の出演も決定。本多が演じるのは、クールミントの元カレ・五百旗頭純役。「女装する男とはもう付き合いたくない」といって、半ば一方的に別れていったため、クールミントから恨まれている。
上村が演じるのは、そんな五百旗頭の現彼氏・安藤歩。クールミントのショーを見て感銘を受け、ドラァグクイーンとして弟子入りすることを望んでいる。本業は探偵で、後にそれが思わぬ展開を生むことに。
小木が演じるのはサチの父・渡辺幸平。人生は無難が一番と考え、自分が理解できないものは全て否定する保守的な信条の持ち主。サチが半ば無意識のうちに「波風の立たない生き方をしなければならない」と、自分を抑えつける性格になったのは、幸平が原因だ。
朝加が演じるのはオリジナルキャラクター・橘真梨子。小さな手芸用品店を営んでおり、かつてはクールミントの衣装を作っていたすご腕の衣装デザイナー。現在はステージ衣装作りはやめているが、サチの願いを聞き入れ、服作りを一から教えてくれる。そして「衣装は、人を内側から輝かせることもできる」という名言により、サチの心を揺り動かしていく。
宮崎が演じるのもオリジナルキャラクターの泉さやか。クールミントこと成田透の実の母親で、生活苦から赤ん坊だった透を養子に出してしまう。再婚し、政治家の妻になっているが、透のことが忘れられずにいる。
三浦獠太(川田篤史役)コメント
篤史というキャラクターに対し僕をイメージしてキャスティングしていただけたことが純粋にうれしかったです。特に幼なじみへの恋心という設定は昔からとても憧れがあり、最初に台本を読んだ時にとても興奮しました。もう、その瞬間からサチとの恋についての妄想が止まらなかったくらいです。一つ一つのシーンをどう演じていこうか考えるのが楽しかったです!!
篤史は、ちょっとおばかさんな部分はありますが、憎めず、本当に芯が強い男だと思っています。大好きな人のために真っすぐ突き進める強さを持っているのですが、ただ、その不器用さや、真っすぐさが人々に誤解を招いてしまうこともあるキャラクターです。
その篤史を演じるにあたって、彼がどんな状況であっても「なによりもサチのために」ということを考える男であることを前提に全てのシーンに挑みました。僕自身が、篤史のような、不器用だけどとことん真っすぐ突き進む男の強さに昔からとても憧れていたので、その憧れをいい意味で役に反映できていたらいいなと思います。
共演いただいた井桁さんも、武田さんも、いつも明るく人に思いやりをもって接してくださる方たちで、現場は常に2人の温かさに包まれている印象でした。井桁さんは、どんなに大変なシーンでもいつも笑顔いっぱいのポジティブさで、そのポジティブオーラにとても救われました。また、武田さんは本当にザ・エンターテイナーで、常にみんなが笑顔でいられる環境を作って、現場を明るくしてくださっていました。一緒にお仕事をさせていただきとても楽しかったです。
この作品は本当に前向きでポジティブな作品になっていると思います。その前向きな空気が、多くの人に届いて、皆さんの心を満たしてもらえたら嬉しいです。もちろん、僕が演じる幼なじみの篤史とサチの恋愛がどのように進展していくのか、についてもぜひともご注目ください! お楽しみに!
宇垣美里(マカロン・小室愛華役)コメント
オファーを頂いた時、そもそもドラァグクイーンの役を女性が演じていいのかな? と疑問に思いました。でも調べたら、女性のドラァグクイーンもいることが分かり、何より「誇張されたステレオタイプな女性を表現することで、押しつけられた女らしさ・男らしさの固定概念をぶっ潰す」というドラァグクイーンの在り方に大きな魅力を感じるようになりました。
マカロンは、一生懸命で頑張り屋さんで、感情表現が豊かな子なんです。彼女なりのドラァグクイーン像があって、そのためなら誰とだって戦ってやるけど、決して楽な道じゃない。だからずっと尊敬してその背中を追い続けているミントに、本当は認めてほしいし応援してもらいたいんですよね。でも、そのことを素直に表現できなくて、ついついミントに突っかかっていっちゃう。小学生かよ。かわいい! って感じ(笑)。
そんなマカロンを演じるにあたっては、ひとつのせりふの中に高い音も低い音も混ぜ、くるくると印象が変わるような幅のある話し方を目指しました。ちょっとうるさいな!? となるくらい手先をぴらぴら動かしているのは鳥っぽさをイメージしています。どの瞬間も派手に、堂々と、美しく、がテーマです。
私自身も、思い返すとアナウンサー時代も含めて、今までの人生、常に押しつけられる○○らしさ、というものと戦ってきたようにも思います。誰かに認められたいというよりは、好きな自分以外では1秒たりともいたくない、という思いが強いかとは思いますが、それによって誰かの自分らしさを解放できていたとしたら、それはマカロンと同じところを目指していると言えるのかもしれません。
このドラマは、見る人に「本当に自分がやりたいことってなんだろか?」と問いかけ、一歩を踏み出すその背中をぽんっと優しく押してくれるような作品です。みんなでたくさん練習したダンスシーンも合わせて楽しんでいただけると幸いです。
番組情報
『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』(全4回予定)
東海テレビ/フジテレビ系
2023年3月4日(土)~3月25日(土)
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分(予定)
<CAST>
井桁弘恵、武田真治、古川雄輝、三浦獠太、宇垣美里、本多力、上村海成、小木茂光、朝加真由美、宮崎美子 ほか
<STAFF>
原作:「バックステージ・イン・ニューヨーク」(オーツカヒロキ/forcs 刊)
企画:市野直親(東海テレビ)
脚本: 櫻井智也、下田悠子
音楽:平本正宏
演出:池田千尋
プロデューサー:後藤勝利(東海テレビ)、齋藤寛朗(カズモ)
協力プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)
制作:東海テレビ、カズモ
©東海テレビ
©oomiya presents TGC WAKAYAMA 2023