松田龍平主演×沖田修一監督・脚本の『連続ドラマW 0.5の男』(WOWOW)が2023年初夏に放送・配信されることが決定。両名よりコメントが到着した。
本作は、新時代の家族の姿を、温かな目線で描くホームドラマ。実家暮らしの40歳のひきこもり男が、家の建て替えをきっかけに、妹家族と“2.5世帯住宅”に住むことに。これまで、自由気ままでストレスフリーな生活を謳歌していたが、暮らしが一変。否応なしに家族のゴタゴタに巻き込まれ、外の世界に放り出され、少しずつ新しい自分になっていく。
80代の親世代が、50代のひきこもりの子供を抱える家庭が増えており、現在では中高年のひきこもりの人数が全国で60万人を超え「8050問題」と言われる深刻な問題に。まさに「8050問題」前夜の主人公が、親世帯と子世帯が一緒に暮らす2世帯住宅に、子世帯の単身のきょうだいが1人加わった“2.5世帯住宅”に同居するところから物語が始まる。
家族のはみ出し者の“0.5の男”が「8050問題」なぞそっちのけでマイペースに暮らす中、妹家族との共同生活、親の老い、新しい出会い、そして過去の出来事との向き合いなどを経て、変わることを余儀なくされ、少しずつ人と関わる生活を取り戻していく。
松田が演じるのは、この主人公・立花雅治。雅治は、ある時期から実家にひきこもったままの40歳。日夜オンラインゲームに勤しみ、⺟の作り置きご飯で腹を満たし、誰にも気持ちを乱されることなく、平穏な暮らしを謳歌するある意味では幸せな男。そんな男が、環境の変化にさらされた時に、何を思い、何を感じるのか。「身近にこんな人がいるかもしれない」と思わせるような、自然体の松田の演技が冴えわたる。
映画「南極料理人」「キツツキと雨」「横道世之介」「さかなのこ」などを手掛け、人間の機微をユーモラスに描くことで定評のある沖田が監督・脚本を担当。主演・松田×沖田監督のタッグは、2016年公開の映画「モヒカン故郷に帰る」以来7年ぶりとなる。両名のコメントは以下掲載。
松田龍平(立花雅治役)コメント
ドラマ『0.5の男』でその0.5を演じました。2世帯住宅に0.5を足すと2.5世帯です。家族の形はさまざまありますが、その中でも2.5世帯の魅力がたっぷりと仕上がってます。0.5って必要?と思ったりもしますが、意外と役に立ったりもします。それぞれの思いが渦巻く2.5世帯の家族のドラマをぜひご覧ください。
監督・沖田修一 コメント
2.5世帯のホームドラマということで、なんのことだかわからないと思いますが、要するに、2世帯の家に、もう1人、単身者がいるということです。その0.5は、家では、おできのような扱いを受け、40歳だというのに、ずっとゲームばかりして暮らしています。親がいるので安心です。ご飯もあります。1人は気楽で、ゲーム内には友達がいるし、寂しくありません。でも、そうなられる方は心配で、ひたすら祈るばかりです。今、どこかにありそうなこの家族のドラマを、松田さんと共に撮影できる幸せを感じ、ニヤニヤしながら、撮影させていただきました。皆さまに、0.5の男を、このおかしな家族を、笑ったり泣いたりしながら、観てもらえたらうれしいです。
番組情報
『連続ドラマW 0.5の男』
WOWOWプライム、WOWOW4K[第一話無料放送]WOWOWオンデマンド[無料トライアル実施中]
2023年初夏放送・配信(全5話)
監督:沖田修一、玉澤恭平
脚本:牧五百音、沖田修一
音楽:池永正二
プロデューサー:植田春菜、石原仁美、東島真一郎
製作:WOWOW、C.A.L
出演:松田龍平
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/the-0.5/