山崎育三郎が主演を務めるドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(テレビ朝日系 毎週金曜 午後11時15分〜深夜0時15分 ※一部地域を除く)がクランクアップを迎え、山崎と松本穂香からコメントが到着した。
主演・山崎育三郎×ヒロイン・松本穂香が、『Dr.コトー診療所』など感動作の名手として名高い脚本家・吉田紀子とタッグを組んで送る医療ヒューマンドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』。郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも凸凹を抱える院長・佐山卓(山崎)と研修医・遠野志保(松本)のコンビがさまざまな生きづらさを抱える子どもとその家族に真っすぐ向き合い、寄り添っていく姿を描く感動作だ。
放送も残すところ2話となり、物語が佳境を迎える中、現場ではオールアップを迎え、山崎と松本が共に撮影最後の瞬間を迎えた。「さやま・こどもクリニック」を舞台に、院長と研修医として絶妙なコンビネーションを披露してきた山崎と松本。最後の撮影を終えた時には、スタッフの大きな拍手で包まれる中、2人そろって笑顔があふれた。
山崎は開口一番に「撮影が終わってしまったことがとても寂しいです」と名残惜しそうに語る。それだけ山崎にとって充実した日々だったようで、「僕たち役者や、子役の子どもたちが自由に表現できる環境を作ってくださって、スタッフの皆様には感謝しています」と心からの感謝を伝えた。
また、「多くの人が何かしら不安や生きづらさを感じている中で、そういった方々を励ます言葉を『さやま・こどもクリニック』の皆から伝えられたんじゃないかなと思っています。こういう温かい空気がどんどん広がっていくといいなと思いますし、僕も今後、生きづらさや不安を抱えている人に寄り添えるような人間でいたいなと思います」と、願いと共に自身の決意を語った。
松本があいさつをしようした際には、山崎が主題歌であるコブクロの「エンベロープ」を流して盛り上げようとして、松本が「泣いちゃうからやめてくださいよー!(笑)」と照れるひと幕も。そんな中、松本はあらためて「言葉にならない大切なものがたくさん詰まった、とてもすてきな時間を過ごさせていただきました」と感慨深げに撮影を振り返った。
それと同時に「この作品を通して『言葉の重み』や『自分の世界って思っていた以上に狭いんだな』ということ、『分からないことでも、分かろうとすることが大切なんだ』ということに気づかせてもらいました」と話し、「このドラマをきっかけに、そう思ってもらえる人が世の中にどんどん増えていってくれたらいいなと思います」と、山崎同様に強く願っていた。
そして山崎、松本が「本当にありがとうございました!」とそれぞれ感謝を伝えると、最後に山崎は「また会いましょう!」と力強く締めくくり、その場にいる全員で互いに拍手を送り合った。
山崎育三郎 コメント
終わってしまったことがとても寂しいのですが、僕たち役者や、子役の子どもたちが自由に表現できる環境を作ってくださって、スタッフの皆様には感謝しています。自分自身は子どもがいる環境で、僕の周りにも発達障害で悩んでいる親御さんもいらっしゃるのですが、そういう人たちからも「励まされました」とか「寄り添う言葉を佐山先生からもらってうれしかったです」などいろんな言葉をいただきました。また僕自身、放送を見ながら自分の経験と重なることもあり、当時のことを思い出しながら、励まされる言葉をたくさんもらいました。発達障害の人に限らず、多くの人が何かしら不安や生きづらさを感じている中で、そういった方々を励ます言葉を『さやま・こどもクリニック』の皆から伝えられたんじゃないかなと思っています。こういう温かい空気がどんどん広がっていくといいなと思いますし、僕も今後、生きづらさや不安を抱えている人に寄り添えるような人間でいたいなと思います。
松本穂香 コメント
言葉にならない大切なものがたくさん詰まった、とてもすてきな時間を過ごさせていただきました。それは皆さま一人一人が温かく見守ってくださったから、最後をこうして温かい気持ちで迎えられたんだと思います。携わってくださった皆様一人一人に感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、志保という役やこの作品を通して、「言葉の重み」や「自分の世界って思っていた以上に狭いんだな」ということ、「分からないことでも、分かろうとすることが大切なんだ」ということに気づかせてもらいました。このドラマをきっかけに、そう思ってもらえる人が世の中にどんどん増えていってくれたらいいなと思います。
最終章・第7話あらすじ
佐山記念総合病院」で行われた症例検討会に、佐山卓(山崎育三郎)と共に参加した遠野志保(松本穂香)は、そこで佐山から同病院での後期研修を勧められ、突然のことに戸惑う。そこは、佐山の父が経営する総合病院だった。佐山は弟の佐山秀(塩野瑛久)に呼び止められ、院長の父が院長室で待っていると言って連れて行かれてしまう。
クリニックに戻った志保は、向山和樹(栗山千明)の話から、佐山の父が佐山を「佐山記念総合病院」に新設する児童精神科の医長として迎えようと計画していることを知る。志保は、クリニックがなくなってしまうのではないかと心配になり…。
そんな中クリニックへ、ASD(自閉スペクトラム症)の少女・丸山優実(加藤柚凪)と父・丸山浩之(三浦貴大)がやってくる。優実は3か月前に母を交通事故で亡くしていて、浩之は優実がそのことを理解しているのか分からないという。そう語る浩之も、慣れない子育てや妻を亡くした悲しみで憔悴している様子。佐山はクリニックで行っている、同じような境遇の人たちが集まって自由に話したり交流する『グリーフケア』への参加を提案する。
また佐山は浩之に、自分自身がASDを抱えながら、優実と同じように幼い頃に母を亡くした経験を語る。それを聞いていた志保は、佐山が過去に何があったのか、なぜ叔母の佐山りえ(風吹ジュン)の元で育ったかを知る。
それぞれの想いと葛藤が交差する、運命の最終章。
番組情報
『リエゾン-こどものこころ診療所-』
テレビ朝日系
毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分 ※一部地域を除く
番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/liaison/
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