3月24日(金)より放送・配信スタートする、門脇麦主演の連続ドラマW-30『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(WOWOWプライム 午後11時~)の完成披露試写会が行われ、門脇、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、松本壮史監督が登壇した。
本作は『逃げるは恥だが役に立つ』『東京タラレバ娘』『やんごとなき⼀族』など、数々の大ヒット恋愛ドラマの原作を世に送り出してきた月刊漫画雑誌「Kiss」で好評連載中の磯谷友紀の同名漫画をドラマ化。戦後間もない京都を舞台に、門脇麦演じる老舗料亭「桑乃木」の長女・桑乃木いち日と、作間龍斗演じる19歳の大学生・山口周の年の差夫婦が、料亭再建に挑む中で織り成すもどかしい恋を描いた“グルメラブストーリー”だ。
門脇は「本当に心がほっこりする、おいそうなご飯がたくさん出てくる優しいドラマになっております。皆さん最後までじっくりと堪能してください」とあいさつ。作間は「僕もさっき正面からお客さんと一緒に入ってきたんですけど、撮影スポットの目の前をご本人登場といった感じでスッと入りました(笑)。あまりの速さにたぶん気づかれなかったと思います」と、イベント前の出来事を語り、会場を驚かせた。
それぞれ演じた感想を問われると、門脇が「クランクインする1か月前ぐらいから京都弁を練習をしていたんですけど、本当に難しくて…。本番ではなるべくつっかからないようにしたかったので、頑張りました」と裏話を語ると、標準語設定だった作間は「撮影の合間もずっと確認をされていて、方言指導の方と話している横で、お菓子を食べてたり、スタッフさんと話をしていたので、少し申し訳ないなと思いつつ(苦笑)」と申し訳なさそうにしていた。
料理をするドラマに出演することに憧れていたという門脇。「ずっとやってみたかったんですけど、撮影工程が大変で。カット割りとかも多いし、『こんなに大変なんだ』と思って、今までの料理ドラマに一礼という感じでした」と感心したことを明かした。
作間は「撮影当時19歳で、原作通りの年齢でやらせていただけるのは、本当にうれしいかぎりでした。お話を頂いたときに、(原作の)表紙を見て、『あ、俺だ』って思いました(笑)」と。撮影については「京都の温かい雰囲気でできたので、本当にたくさんの人に見ていただきたいなと思いながら撮影をしました。料理が出来たものをそのまま出していただけるかたちだったので、本当においしくて顔に出そうなのを抑えながら演じるのがすごく苦しかったです」と苦労を明かした。
全話を担当した松本監督は「10話大変だったんですが、いち日と周の関係が恋愛をすっ飛ばして結婚する2人なので、その2人の関係性がどう変化していくかというのを、恋愛ではないところも含めて、どうやって説得力を出せるか、画面に映るかなというところを楽しみであり、どうなるかなと思っていました。ちゃんとそこは説得力を持って、画面に映っていると思うので、ぜひ見てほしいです」とアピールした。
共演しての感想を問われ、作間が「最初は、『門脇麦さんなんですか!』と。ずっとテレビで見ているし、意識せずとも入ってくるような名前の方だったので、身が引き締まる感じでした。実際に、本読みで顔合わせをしたときに、部屋に入ってくるスピードが速くて(笑)。『これ大丈夫なやつだ』と思いましたし、フランクな方で、優しい方なので、そこで緊張が解けました」と語ると、門脇も「見た目が原作の周で、『周じゃん!』って言った記憶があります。最初は口数が少ない人なのかと思っていたんですが、よくしゃべるし、早口だし、よく笑うし、みんなからかわいがられていた」と印象を明かした。
共演者さんとのエピソードについて問われると、作間が「(作中に)赤ちゃんが出てくるんですが、泣いちゃったりしたときに、赤ちゃんがアンパンマンが好きということだったので、戸田(恵子)さんがアンパンマンをやられているので、お願いしようかという話が出ていたんですが、結局生のアンパンマンは聞けなかったんです」と裏話を披露。
ここで、作中で印象的だった料理を挙げていくことに。門脇は5話で登場するポトフ風うどんを挙げ、「洋食で作ったものを和食にするという発想もすごく好きでしたし、味が本当に優しくて、染みわたりました」と。この料理を食べたという作間も「カットがかかってもずっと食べてました」と語った。
作間はハモのハンバーグを挙げ、「胃にやさしいなと。そして、温かい白米とお味噌汁も一緒に出てきたので、そこで夜ご飯として食べてました」と明かすと、門脇が「私より早く終わっているはずなのに、まだいて『ご飯食べてました』って(笑)」と。これに作間は「本当にそれくらいおいしくて、残すのがもったいないなと思って毎回食べていました」と明かした。
そして、松本監督はたまごサンドを挙げ、「いち日がたまご料理がすごく得意なんですが、序盤で出てくるたまご料理なんですけど、そのときはまだ周がクールで嫌なやつに見えるときに学校で食べるんです。結構たまごが入っているから食べるのが難しくて、クールな周がこぼすわけにはいかないので、ギリギリ持ちこたえて、うまく食べている作間君をチェックしてほしい」と語った。
料理が出てくるドラマということにかけて「自信を持って相手に振る舞える料理は?」という問いに、スイーツづくりが得意な作間は「レアチーズケーキ」と回答。料理好きの門脇は「最近忙しくて、豚足を煮込んでいなかったので」と明かすと、作間は「煮込むんですね!」と驚いた表情を見せていた。
最後に、松本監督は「2人の関係性の変化と、作間君の変わっていく顔つきだったり、1話と10話で全然違う2人に見えると思うので、じっくり丁寧に見てほしいなと思います」と。
作間は「本当に温かくて、おいしそうで、京都のそのままの雰囲気が映像に残っています。僕の頑張りと、2人の幸せそうな関係性など、皆さんの生活の癒やしの一部になったらいいなと思います。ぜひ最後まで見てください」とアピール。
門脇は「京都で、みんなで心を込めて作りました。我々も心を込めて演じましたし、美術だったり、衣装だったり、スタッフ1人1人が真心を込めて撮った作品なので、必ず温かいものが皆さんに届くと思います。10話まで、ゆっくりおいしく楽しんでください」と語り、イベントを締めくくった。
なお、第1話がWOWOW公式YouTubeチャンネルで無料先行配信中(~5月31日(水)午後6時まで)。
「ながたんと青と-いちかの料理帖-」第一話・嵐の前の鯛茶漬け
https://youtu.be/KoLCsUUdCOI
番組情報
連続ドラマW-30『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(全10話)
WOWOWプライム/WOWOW4K/WOWOWオンデマンド
2023年3月24日(金)午後11時~放送・配信スタート
毎週金曜 午後11時~[第一話無料放送]
<配信>
各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信
出演:門脇麦、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)
中村蒼、久間田琳加、白石隼也/百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、加藤小夏、菊池亜希子/
小野武彦、飯田基祐、床嶋佳子/板尾創路、戸田恵子
原作:磯谷友紀『ながたんと青と―いちかの料理帖―』(講談社「Kiss」連載)
監督:松本壮史
脚本:川﨑いづみ、弓削勇
音楽:田辺玄、Rachel Abstract
主題歌:「白鯨」/ SummerEye
プロデューサー:小髙史織(WOWOW)、森田大児、髙木敬太(東映)
製作著作:WOWOW、東映
公式HP:https://www.wowow.co.jp/drama/original/nagatantoaoto/
公式Twitter:@nagatan_wowow