3月31日(金)に、門脇麦主演の連続ドラマW-30『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(WOWOWプライム 午後11時~)の第2話が放送。作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)演じる山口周の大学の友人役として、関西ジャニーズJr.のユニット・AmBitiousの吉川太郎と小柴陸が登場する。放送に先駆け、作間との共演シーンの現場レポート&コメントが公開された。
本作は、月刊漫画雑誌「Kiss」で好評連載中の磯谷友紀の同名漫画をドラマ化。戦後間もない京都を舞台に、34歳の料理人・桑乃木いち日(門脇)が、経営難に陥った実家の料亭「桑乃木」を立て直すため、19歳の大学生・山口周(作間)と政略結婚。ともに料亭再建に挑む中で絆を育んでいく“グルメラブストーリー”だ。
そんな本作で、ドラマ初出演となる吉川が演じるのは、周の大学の友人・谷口役。将来はサラリーマンとして働きたいと思っている堅実なキャラクター。小柴が演じるのも、同じく周の大学の友人・赤松役。将来は海外で働く夢があるが、英語は苦手でお調子者でもある憎めない役どころ。
いち日の前では大人びていてクールな周が、19歳の青年らしい年相応の自分を見せられる相手でもある2人を、実際に作間と同じジャニーズJr.として活動する吉川と小柴が等身大で演じている。
現場レポート
2022年7月上旬、第2話のロケーション撮影が行われたのは、京都の名門大学の講義室。午前9時、周を演じる作間が登場。センター分けのさらさらヘアがとても爽やかだが、黒縁眼鏡をかけた瞬間、周になる。
経済学の授業を聞きながら真面目にノートを取っていると、周の同級生・谷口役の吉川、赤松役の小柴、有川役の篠田諒が合流。4人とも半袖の白シャツに黒ズボンといういでたちで、小柴と吉川はぴっちり七三分けの昭和な髪形がよく似合っている。
この日、初めての撮影に臨む小柴と吉川は、エキストラに「おはようございます」と一礼。今作がドラマ初出演の吉川は、少し緊張した面持ちだ。
撮影するのは、大学の講義室で周がいち日特製の「だし巻き卵のサンドイッチ」を食べようとしたところ、同級生3人がその愛妻弁当をうらやましがるシーン。吉川が食べるお弁当をのぞき込む小柴はドラマや舞台の経験も豊富なため、リラックスした様子。吉川は演技初心者ならではの素朴な雰囲気が、昭和の学生然としていて役にピッタリである。
いち日の年齢を知り、同級生3人が口をそろえて「さんじゅう、よん(34)!?」と驚く場面では、松本壮史監督が驚くタイミングを何度も確認。優しい口調ながら妥協を許さない監督の繊細なこだわりが、心地よい作品を生み出していく。
「僕の立ち位置、ずっとここで大丈夫ですか?」など、疑問点はすぐに確認する小柴と、監督の指示に素直に「はい」と答える吉川。経験値の差はあるものの、2人とも真摯に撮影に取り組む姿勢が伝わってくる。
また、京都弁ネイティブの小柴が篠田のイントネーションをチェックする場面も。撮影の合間には、作間と小柴が互いに話しかけ合うなど、ドラマで共演経験のある2人の仲のよさも垣間見えた。
撮影場所を移動し、別の名門大学へ。午後から撮影するのは、周と幼なじみで義姉の鈴音(久間田琳加)が大学構内を歩いていたところ、同級生の谷口と赤松にばったり出会う、第9話(5月19日(金)放送)のシーン。
作間は緑のセーターに紺のスラックス。真夏にはつらい衣装だが、暑さを感じさせない涼やかな表情。小柴と吉川はノートを小脇に抱えた学ラン姿。中高生とは違う大学生らしい学ラン姿がりりしい。鈴音は乳飲み子を背負っており、周と同い年なのに「義姉」であることに、「え、お姉さん?」と驚く谷口と赤松。午前のシーンと同じく、驚き方について、松本監督から細かく指示を仰いでいる。
本番は人形ではなく、本物の赤ちゃんが登場。泣いてしまった赤ちゃんの手を取り優しくあやす作間。その様子を小柴と吉川がいとおしそうに見つめていた。
撮影合間には3人で軽くダンスをするジャニーズらしい一面も。また、3人から少し離れたところにいた久間田に小柴がさりげなく近寄り「東京と大阪で所属が違うんですけど、僕の方が(作間より)先輩なんですよ」と話しかけ、場を和ませていた。
いち日より15歳年下の役柄を演じているため、普段は年上のキャストに囲まれていることが多い作間。しかし、この日は同級生、しかも同じジャニーズJr.の仲間がキャストとあって、役としても作間自身としても、若者らしい笑顔やリラックスした表情が印象的だった。