10歳の新星・白山乃愛が坂口健太郎らの優しさに感謝「初めてのドラマがここでよかった」『Dr.チョコレート』会見

ドラマ
2023年04月12日
『Dr.チョコレート』

4月22日(土)スタートの土曜ドラマ『Dr.チョコレート』(日本テレビ系 毎週土曜 午後10時)の記者会見が行われ、主演の坂口健太郎をはじめ、白山乃愛、西野七瀬、葵わかな、鈴木紗理奈、前田旺志郎、古川雄大、小澤征悦、斉藤由貴が登壇した。

本作は、謎多き義手の元医者・Teacherと天才的オペスキルを持つ10歳の少女・唯が、キャラ強めな6人の医療仲間たち“チョコレート・カンパニー”と共に、時に銃撃戦の中、時に飛行機の中、時にエレベーターの中…どんな状況下でも、ワケあり患者の命を救っていくノンストップ・ドクター・エンターテインメント。Teacherと唯が、現金1億円とチョコレートを条件に違法な医療行為を行うのは、唯の両親を殺した犯人を捜すため。果たして事件の真相とは…。

謎多き義手の元医者・Teacher/野田哲也を演じる坂口は「今回の作品は医療ものという側面を持ちながらも、僕と白山乃愛ちゃんのバディ感もありますし、チーム医療というものがあって、そこに西野七瀬ちゃん演じる記者がいることでサスペンス的なところも入ってきます。ドラマを作る上での要素がふんだんに盛り込まれている作品」と作品の特徴を紹介。そして、白山演じるDr.チョコレート/唯についても「10歳の天才外科医がオペをするシーンというのが毎話登場してくるんですが、すごく目を見張るような手術だったり、そこに付随してくるみんなのチームワークなどたくさん見どころがあります」と明かした。

そんな白山は本作がドラマ初出演。少し緊張な面持ちで「初めてのドラマで分からないところもいっぱいあるけど、一生懸命頑張ります」と意気込みを語った。

Dr.チョコレートの正体を追う新聞記者・奥泉渚を演じる西野は「エース記者で、今までいろんな真実を暴いてきたという設定なので、距離感の詰め方がすごいし、『そういうこと言う?』みたいなことを平気で言ったり、結構いろんな手を使う人。だからこそ、活躍してきた記者の方なんだろうなと。自分にとって挑戦だなと思う役です」と。

個性豊かな“チョコレート・カンパニー”で臨床工学技士の“ギルベルト”役の葵は「アニメが好きな設定なので、随所にアニメの名言や、もじったせりふが多いので、楽しみながら、ギルベルトの個性をどうやったら出せるかなと思いながら演じています。坂口さんがおっしゃったように、チーム力というものがドラマの中ですごく大切になってくる部分かなと思うので、このチーム感を出せるように頑張りたいなと思います」と明かした。

オペ看護師で“足湯”役の鈴木は「このカンパニーは普段出会っていたら友達にならないであろう、それぞれが共通点がないメンバーなんです。そのメンバーが人を助けたいという気持ちで一つになっていく様は、すごく現代っぽい。それぞれ個性ある人たちが一つになって、お互いを認め合って、何か一つのことをやり遂げていく。誰も取り残さない優しいドラマになっています」と。

放射線技師で”お笑い”役の前田は「役名にもある通りお笑い芸人をやっている役なんですけど、今回漫才をするシーンもあって。その監修にオジンオズボーンの篠宮(暁)さんが入られています。僕は小学生のころ漫才をやっていたので、そのときによくご一緒して、お世話になった方でもあったので、今回漫才のネタを書いてもらって、教えてもらって、それを披露することは僕にとって感慨深いことでした。せっかく書いていただいたネタが無駄にならないように、大事に漫才をしたいなと思っています」と語り、一同から「違う違う!」とツッコミが。ドラマの意気込みを話していないことに気づいた前田は「気づいたら、漫才師のコメントになってました」とおどけ、「楽しく撮影している風景が皆さんにもドラマを通して伝わればいいなと思います」と慌ててドラマをアピールした。

臨床検査技師で“出川”役の古川は「お金への執着がなくて、定期的にボランティア活動に参加するようないい人なんですけど、なぜいい人になったのかというのが面白いところだと思います。僕自身、本格的な医療ものというのが初めてなので、作品としてはとてもファンタジーな要素がありながらも、医療現場はとても“リアルガチ”なものを届けられるように、見ていただければ分かるように、すごくアットホームな空気でやらせていただいているので、その空気感が伝わったらいいなと思っています」と語ると「出ちゃってる!」と役名の由来となった出川哲朗の口癖「リアルガチ」にツッコミが入った。

麻酔科医で“残高”役の小澤は「役者人生で初めてお金の状態を表す役名を頂きまして、身が引き締まる思いでございます。ギャンブルが大好きなせいで、奥さんと別れてしまって、かわいい娘とも会えずにいるというダメな男を演じます」と役柄について語り、白山について「芝居経験ゼロのところから、こんなにいい表情をするかと、毎回もうびっくりしながら見ています。親戚のおじさんみたいにうれしいので、そこに注目して見てもらえたら」と絶賛。白山は照れながら「うれしいです」と喜びを口にした。

オペ看護師で“うなぎ”役の斉藤は「うなぎのおいしい名店を食べ歩くことが好きで、ホストクラブをこよなく愛するという、お化粧もそうですが、とても強烈なキャラなんです」と役柄を説明すると「今皆さんを見ていて、それぞれの役が人間の感情や状態を表している、それぞれの役割を担っているなと感じました。使命感や責任感、幸福感だったり、だけど実はそれぞれのキャラクターには裏に隠しているものを持っている」とそれぞれのあだ名が今後のストーリーのカギになっていることを明かした。

『Dr.チョコレート』坂口健太郎

バディ感について問われると、顔を見合わせる坂口と白山。2人を間近で見ている斉藤が「ものすごく仲良し。映っていないところでも、ピタッと密着していたり。坂口さんもお上手だし、乃愛ちゃんも心を開いているし、すごくすてき」と明かすと、坂口は「大人の僕らだって疲れるので、きっと疲れていると思うんです。でもそういう時に一番ニコニコしてくれたり、その撮影自体を楽しんでいる姿を見られるのはうれしいこと」と語った。これを受けて白山が「出演者の人たちが優しくしてくれて、初めてのドラマがここでよかったなって思います」と語ると、キャスト陣は「うれしい」と頬をゆるませた。

撮影については、坂口が「ストーリーの中で重要な役割を担っているのは10歳の女の子が手術をするシーン。そういうところはどうしても張り詰めた緊張感があります。カメラが回っていないときにはどうシーンを構築していこうかと話ができる、とても風通しのいい現場になっていると思います。ただ手術シーンって大変なんですよ。それを大人チームが一番Dr.チョコレートが映えるように撮れるかみたいなところは監督をはじめとするスタッフの方たちと構築しながら撮っています」と手術シーンにこだわっていることを明かした。手術シーンで大役を担う白山は「手術のシーンを撮る前に、練習をいっぱいしてます。そのときに、分からないことはスタッフさんに聞いて覚えています。みんなやさしく教えてくれます」と語った。

劇中のカンパニーのあだ名は、Dr.チョコレートこと唯がつけたという設定だが、実際に白山も仲良くなったキャスト陣にあだ名をつけていることが明かされ、1人ずつ「ゆきりん(斉藤)、けんけん(坂口)、ななちゃん(西野)、ゆきぼう(小澤)、さりちゃん(鈴木)、ゆうたん(古川)、わかち(葵)」と紹介。最後に前田のことを「まえだ」と呼び、前田が「名字か! もうちょっと考えてほしかった」と笑顔でツッコミを入れると、鈴木が「私たちがやらせました(笑)」とネタばらしをして笑いを誘った。

本作が坂口と初共演となる西野は、坂口の印象について「ボケる方なんだなというのが、意外な印象でした。助監督の方と息をするように冗談を交えながら話をしているので、それが一瞬ボケなのか分からなくて、信じてしまうこともあって…」と。坂口は「コミュニケーションをとるときに、絶対必要のない『前のシーンで撮り終わったカットで、寄りの部分だけ、もう一度やってもいいですか』みたいなことをふざけてしゃべっているときに聞いたんだと思います(笑)」と事の真相を語った。

そんな坂口は、西野の印象について「ななちゃんは、静かでおとなしいイメージを勝手に持っていたんですけど、おとなしいというよりは落ち着いている。だけど、僕がちょっとふざけたりするときに、朗らかに笑ってくれて、ノリがいいところもあって最初のイメージとは違いましたね」と語った。

鈴木も「イケメンでいい男で、ボケる一面もあって、それもすごくギャップだと思うんですけど、坂口さんってスリムな印象があるじゃないですか。でも、どうやら脱いだらすごいらしくて」と前田からの情報を明かすと、前田が「すごいですよ。僕も(坂口は)細いイメージがあったんですけど、たまたま着替えが一緒だったときに、筋肉がすごかった」と力こぶポーズをしながら熱弁。すると白山が「ぶらさがったりしますよね」と明かし、実際に坂口の腕にぶら下がって実演するひと幕も。

白山は坂口の好きなところとして「面白い、優しい、カッコいい、そして周りのみんなを笑顔にしてくれる」と語り、坂口が「笑顔にしてくれるのは乃愛ちゃんもですよ」と返すと、「そんなことないです」と謙遜していた。

最後に坂口は「とてもにぎやかで和気あいあいと楽しく撮っているときもあれば、手術のシーンだったりは本当に緊張感をもって、彼女がオペをして、みんなでサポートしながら一つのカットを丁寧に撮っています。この作品がもうすぐ皆さんに見てもらえる形になって、チームワークだったり、彼女のオペをしている姿だったり、サスペンス的な要素、全部ひっくるめて楽しいドクターエンターテインメントになっていると思うので、ぜひ僕らの姿をテレビの前で見届けていただけたらうれしいです」と語り、会見を締めくくった。

『Dr.チョコレート』©日本テレビ

番組情報

土曜ドラマ『Dr.チョコレート』
2023年4月22日(土)スタート
毎週土曜 午後10時~

<キャスト>
坂口健太郎
白山乃愛、西野七瀬
葵わかな、鈴木紗理奈、前田旺志郎、古川雄大
小澤征悦、斉藤由貴 ほか

<スタッフ>
企画・原案:秋元康
脚本:渡辺雄介(『未満警察 ミッドナイトランナー』『タリオ 復讐代行の2人』『死神さん』など)
チーフプロデューサー:田中宏史
プロデューサー:藤森真実、岩崎広樹、本多繁勝
演出:佐久間紀佳、南雲聖一、宮下直之
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/dr-chocolate/
番組公式Twitter:@drchocolate_ntv
番組公式Instagram:@drchocolate_ntv

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