天海祐希、松下洸平らも驚がくの白石聖の“あり得ない話”とは…!?『合理的にあり得ない』制作発表

ドラマ
2023年04月12日
『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』
『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』左から)中川大輔、白石聖、松下洸平、天海祐希、仲村トオル、丸山智己

4月17日(月)スタートのドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜 午後10時~)の制作発表会見が行われ、天海祐希、松下洸平、白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオルが登壇した。

本作は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする元弁護士の探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく物語。不条理がまかり通る現代の“あり得ない”敵を、“あり得ない”手段で葬る、極上痛快エンターテインメントだ。

実際に撮影が行われているセットの前で行われた本会見。本作について、天海は「見どころは全部です!」と自信をのぞかせ、「1シーン1シーン、みんな丁寧にお芝居していて、そのお芝居の空間をスタッフの皆さんがちゃんと切り取ってくださっていて。なので、どのシーンも楽しんでいただけると思いますし、見てくださった方が『このシーンが好きだ』『私はあっちのシーンのほうが好きだ』と思っていただけたら幸せだなと思います。そして、トータルで出演者の心模様が伝わっていったらいいなと」と。

松下は「このドラマはテンポが速いですね。まさに痛快な解決術です。力業なところもありますが、それを気にする暇もないくらい速いスピードで展開されていくので、見ていてハラハラしてとても面白いと思います」とアピールした。

続けて天海は「宣伝の皆さんのコメントでは、私がたくさん着替えるというところを売りにされているのですが、あまりそれを売りにされると今後も増えそうな気がして怖い気もします(笑)。1話で何着着替えたかなと自分でも忘れてしまうくらいいろいろな服を着ています」と衣装について話し、「今までで印象的だった洋服は何ですか?」とバディ役の松下に質問。

松下は「1話の中で言うと、宅配業者。あと、運送業の格好もしていますし。本当に着替えすぎて、出来上がったドラマを自分で見ていても出ているのが自分だと気づかないくらいです(笑)。あ、これ僕だった! みたいな…」と。天海は「私はキャディさん。楽しくやらせていただきました。久しぶりに大声も出しましたね。それと、1話で松下君がスーツを着るシーンがあるのですが、あれはいいですよ。お姉さま方楽しみにしていただきたいと思います(笑)」と松下の衣装の注目ポイントも挙げた。

『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』
『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』天海祐希

次に、撮影中のハプニングや共演者の意外な一面を聞かれ、天海が「白石さんって普段は大人しくてクールに見えるんですけど、ものすごく感情豊かで、お芝居の波を自分でつかんで、気がついたら号泣していたシーンがあって。何話で出てくるかは楽しみにしていただきたいですが、聖ちゃん良い~と思いました」と明かし、白石は「うれしい~」とにっこり。

松下も「感動的なシーンで、ある依頼者が涙するシーンがあるのですが、我々はその依頼を受ける側ですが、パッと白石さんを見たら誰よりも泣いていて」と話し、天海は「こういうのがいい現場だ、と思って感動しました」と白石を絶賛した。これに白石は「私がもともと涙のシーンを見ているともらいやすいというのもあるし、私が演じる久実ちゃんは共感能力が高い子なのかなと思っているので、それも相まって泣いちゃいましたね(笑)」と明かした。

共演者の印象として、仲村は「天海さんとは去年、松下君とは2020年に一緒に舞台をやっていて、その時感じた信頼感は変わらずあるなという感じです。意外なのは、洸平君と初めて共演して10年ほどたつのですが、初めて共演したときに『この子きっと来るな』と思って、本人にもそう言ったことがあって。そしたら案の定来たんですけど、ここ2年くらいちょっと来すぎだなという(笑)。危機感を感じるくらい来すぎているところが意外なところですね」と松下の活躍ぶりに驚いている様子。いっぽう「とんでもないです。まだまだなので…。来すぎっていうのは初めて言われました(笑)」と笑顔を見せる松下の姿も。

丸山は「撮影が早い現場だとは聞いていたのですが、こんなに早いのかと。歴代1位くらい早い現場で、2時間巻きとかは当たり前なんですよね」と現場のスピード感を明かし、天海が「お伝えしておきたいのは、早く終わるためにそうしているわけではないんですよ! お芝居の勢いとか、みんなのモチベーションが落ちないように、スタッフの皆さんが丁寧に拾ってくださって。半分舞台みたいな、集中力がすごく高い現場なんです。1シーンを一気に通して撮ったりもしますし、自分の力量が試されるような、反対に怖い現場でもあります(笑)。私たちができればそのまま全部いけるっていう。毎日恐怖と闘いながらやっています(笑)。でもその分、そんな勢いもドラマで表れていると思います」と現場の雰囲気を語った。

中川は「僕は、松下さん演じる貴山さんと仲良くさせてもらう役柄なので、役以外でもお近づきになれたらなと思って、ライブを見させていただいたんです。そしたら、このたたずまいから想像もできないテンションで、盛り上がってるか~! ってぴょんぴょん跳ねながら出てきて(笑)。普段の松下さんしか知らなかったので、振り幅があるなと驚いてしまいました」と告白。松下は「そのときは本当に楽しくて、はしゃぎすぎてしまいました(笑)」と話し、冷静沈着な役とのギャップが明らかに。

白石は「意外な一面で言うと、私も松下さんなんですけど…。タブレットをほしがっていたメークさんに自作のタブレットを…」と笑いながら話し、松下が「タブレットが欲しいとおっしゃっていたメークさんがいて。冗談で『貴山さん買ってくださいよ~』とずっと言われていたので、撮影の合間にタブレットの絵を描いて、渡しました」と説明。白石は「まさかこんなかわいらしいことをナチュラルにされる方なんだなと思って、意外でした」と松下の意外な一面を明かした。

また、記者から「ドラマタイトルにかけて、これあり得ないと最近思ったことは?」という質問が。これに松下が「セットで撮影する日のお菓子の量があり得ないです。駄菓子屋さんかなと思うくらい大量の駄菓子を置いてくださっていて。あれは天海さん?」と聞くと、天海は「私が駄菓子が好きなので置いてくださっているんだと思います。うちの駄菓子を出してくださるスタッフさんが、毎回出してるとおっしゃってました」と駄菓子好きを告白。

そんな天海の“あり得ない”と思ったことは「先日放送された『クイズドレミファドン!』で優勝したこと」。「5点からという絶望的な幕開けから始まったのに、ありがたいことに優勝させていただいて」と春ドラマの出演者が集まった番組でのエピソードを話した。

仲村は「世界中のあり得ない動画などを目の当たりにできる環境になってしまって、あり得ないことにものすごく慣れてまひしてしまっている気もします。ただ、個人的にどうしても慣れることのできない“あり得ない”があって、シャンプーの詰め替え用パックの、手で切れますと書いているところが2回に1回くらいの確率で手で切れないんです。でも理由は分かるんですよ。シャンプーの詰め替えをするときは入浴中とかだから手が濡れてるんです。すべっちゃって。でもあそこには手で切れますとしか書いていない。これあり得ないだろ! と思います(笑)。乾いた手なら切れますってもう一言書いても…」と日常の“あり得ない”についてコメント。

丸山は「最近、手作りのスパイスカレーに凝っていまして。煎ったりしてすごくこだわって作っていて、だんだんうまくなってきたんですよ。いろいろな新しいスパイスも入れて子供たちに食べさせたりするんですけど、同じ週に、普通のカレールーを使ったカレーが食卓に並ぶこともあって。そのときのテンションが、明らかに後者のほうが高いという…(笑)。僕はスパイスカレーを作るときすごく労力を使ってるし、ものすごいドヤ顔で『どうだ、うまいだろ』って言ってるんですけど、普通のルーのほうがおいしいしそうに食べてるのが、ちょっとあり得ないなと(笑)。子供は『どっちもおいしいよ』って言ってくれるんですけど…」と語り、天海が「子供さんのほうが大人じゃないですか(笑)」とツッコむ場面も。

すると中川が「スパイスつながりで言うと…」と切り出し、「天海さん演じる涼子さんは、すごく激辛好きなんですよ。セットにもいろいろな調味料があって、撮影の合間に舐めてみたことがあるんです。どのくらい辛いのかなって思ってジョロキアをちょっとペロッと舐めたら、あり得ないくらい辛くて、口の中が爆発するくらいだったんですよ。それをあんなに大量にかけてる涼子さんあり得ないなと思いました」と。

そして、トリを任された白石は「じゃあめちゃくちゃあり得ない話するんですけど…。最近ではなく1年前くらいの話なのですが、朝現場に行くときに渋滞に巻き込まれてしまって、マネージャーさんもすごくパニックになって、『なんだよ、動かない!』って。私もすごくハラハラしちゃって、早く現場に着けーってめっちゃ思ってたんです。もちろん私が遅れてしまうことは現場にも伝わっていたのですが、そしたら衣装さんが、『いや、聖ちゃんさっきあいさつしたよ』って言っていて。…私の生き霊を見たんですって」とまさかのエピソードを話し、一同は絶句。「皆さん一気に引いちゃったじゃないですか! 怖い!」と白石の話に驚いていた。

最後に天海は「出演者の皆さんの勢いと、現場の熱量もドラマで伝わると思います。原作もすごく面白いです。涼子さんと貴山の関係性だったり、表立っては言わないけれど、ちょっとずつ信頼していくさまなど、本当にページが止まらない感じです。そのイメージが皆さんにも伝わるといいなと思いつつ、私たちもドラマを作っています。日頃嫌なことも多いかもしれませんが、月曜10時はこのドラマを見ていただいて、スカッとして週のはじめを飾っていただけたらと思います。皆さんに楽しんでいただけるように、私たちも一生懸命撮影しておりますので、ぜひお楽しみにしていただきたいです」とドラマの見どころを語り、会見を締めくくった。

番組情報

『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』
カンテレ・フジテレビ系
2023年4月17日(月)スタート
毎週月曜 午後10時~
※初回は15分拡大

<CAST>
天海祐希、松下洸平、白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオル
髙嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太

<STAFF>
原作:柚月裕子「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(講談社文庫)
脚本:根本ノンジ
音楽:眞鍋昭大
プロデューサー:萩原崇、清家優輝
演出:光野道夫、二宮崇、倉木義典
制作協力:ファインエンターテインメント
制作著作:カンテレ

公式Twitter:@arienai_g
公式Instagram:arienai_g

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