NHKが展開するSF時代劇『○○のスマホ』シリーズの最新作『秀吉のスマホ』(NHK総合 午後11時45分~11時50分)が、5月29日(月)より放送スタート。主人公・羽柴秀吉役は和田正人が務める。
「もしも歴史上の偉人がスマホを持っていたら?」という設定と、全編スマホ画面のみという演出で好評を博しているSF時代劇『○○のスマホ』。2020年『光秀のスマホ』(主演:山田孝之)、2021年『土方のスマホ』(主演:窪田正孝)、2022年『義経のスマホ』(主演:川栄李奈)と、毎年新たな演出を加えながら展開されてきた。
今年2月には、シリーズ第1作『光秀のスマホ』と同じ世界線のシリーズ第4作『信長のスマホ』を放送。その続編となる本作でスマホを持つのは、信長の後継者・羽柴秀吉だ。
物語は、本能寺の変の後、光秀を討ち果たした秀吉がオンライン清洲会議に臨むところから始まる。庶民派アピールのために家族でUnuTubeを始めたり、SNSでお金を配ったり、スマホ狩りで農民からスマホを取り上げたりしながら天下人に上り詰めるまでを5分×全8話で描く。
晩年に奇行が増えたと評されることも多い秀吉。甥の豊臣秀次や千利休といった近しい人たちの切腹や、2度にわたる朝鮮出兵はなぜ起きたのか。彼を狂わせてしまったものは何だったのか。大河ドラマのような正統派の時代劇とはまったく違う“スマホ時代劇”ならではの、新たな秀吉像を楽しむことができる。
主人公・秀吉を演じるのは、シリーズ前作に引き続き和田正人。その他、秀吉の妻・おねに大塚寧々、母・大政所に濱田マリ、信長の妹で秀吉憧れの絶世の美女・お市に貴島明日香をキャスティング。また、秀吉を支える家臣たちの声を超人気声優が演じる。
さらに『光秀のスマホ』にも登場したあの人物が再登場したり、『鎌倉殿の13人』出演俳優も参戦。スマホシリーズにレギュラー出演している、あの実力派俳優は今回も…。誰がどんな役回りで登場するのかにも期待が高まる。
もちろん、シリーズ伝統の歴史小ネタは今回も健在。画面に一瞬しか写らない部分にもネタが仕掛けられている。また、『信長のスマホ』放送時の好評を受けて、今回も尾張弁バージョンの制作が決定。秀吉の地元・東海地方ではテレビ放送されるほか、それ以外の地域でもNHKプラスから楽しむことができる。
シリーズ第4作『信長のスマホ』放送時に、織田信長が開設したTwitterアカウント。番組の告知はもちろん、「浅井長政・朝倉義景の箔濃プレゼント企画」を行ったり、狩野永徳に『どうする家康』の大河絵を描かせたりと、オリジナルコンテンツを多数投稿してきた。
天下のバトンが信長から秀吉に移ったことに伴い、この信長アカウントも秀吉が継承。家臣からの留守電やメッセージアプリでのやりとりをアップしたり、自分の活躍を取り上げたネットニュースなどをアップしたり、フォロワーにお金を配ったり(!?)しながらTwitter上で家臣(フォロワー)を募集し、天下統一を目指す。
番組情報
『秀吉のスマホ』
NHK総合
5月29日(月)~6月1日(木)、6月5日(月)~6月8日(木)
午後11時45分~11時50分
5月29日(月)第1話「身分の低いワシが信長様亡き後の世界で救世主になる話!」
5月30日(火)第2話「ターニング合戦といったら賤ヶ岳じゃ!」
5月31日(水)第3話「『庶民派』で売り出したの、たぶんわしが最初じゃろ?」
6月1日(木)第4話「家族(とおなご)のためなら、わしは容赦しない!」
6月5日(月)第5話「全部わかっている!百姓はダマせてもわしはダマせんわ!」
6月6日(火)第6話「うああああああ!!! 」
6月7日(水)第7話「ちゃ会はまだか。大仏がほしい。」
6月8日(木)第8話「ありがとう。だいすき。ぎょいす。」
秀吉Twitterアカウント「スマホを持ってる羽柴秀吉」:@nhk_tenkabito
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