松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合ほか 毎週日曜 午後8時ほか)で、山県昌景役を演じる橋本さとしからコメントが到着した。
大河ドラマ第62作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を脚本家・古沢良太が新たな視点で描く『どうする家康』。ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語だ。
橋本演じる山県昌景は、若きころより信玄を支えた筆頭重臣。川中島合戦では最前線で指揮し、上杉軍と対決。譜代家老の山県氏の名跡を継承、赤備え隊も引き継ぎ、やがて昌景の「赤備え」は武田最強部隊の代名詞となる。信玄より駿河侵攻を命ぜられ、家康はその強さに恐怖を感じる。
橋本さとし コメント
◆山県昌景の人物像、役づくり
戦国最強武田軍の中でも筆頭に上がる赤備えの部隊を率いる猛将・山県昌景を演じるに当たり、まず意識したのは…何も言わずしてもそこに居るだけで百戦錬磨のすごみが出ることです。
史実では140センチほどの小柄だったと言われていますが、きっと184センチの私より大きなオーラを発していたのではないかと想像し、逆にデカい体と濃い顔面で臨みました。
◆最期のシーンについて
武力だけでなく知略にも長けていた戦のプロフェッショナルだった昌景は、決して負け戦はしなかったはずです。死を望んだのではなく、勝つことへの執着を捨て家臣としての忠義を果たす選択をしたのだと思います。設楽原の戦いでは決死の覚悟で騎馬隊で鉄砲に立ち向かって行ったのではないかと思われます。最後まで武士の誇りを貫き死す姿を演じることが、猛将・山県昌景への私なりの務めだと思いました。
現場での眞栄田郷敦さん演じる勝頼があまりにも神々しくまぶしく、武田軍の兵士の方々の気迫もすさまじく、「先陣を仕りまする!」と名乗り出るシーンは役者としても昌景としてもリンクして、覚悟と闘志に火がつくシーンとなりました。
◆武田家の筆頭重臣として、若き頃から信玄を支え、信玄亡き後も勝頼をそばで支え続けました。最期まで演じられた今、昌景の武田家への思いはどのようなものだったと思われますか。また、“チーム武田”メンバーとの収録シーンが多かったかと思いますが、皆さんとのお芝居はいかがでしたか。
武田軍の撮影現場では、阿部寛さんの存在感を筆頭に、会話は最小限でそれぞれが猛将に没頭していたという印象です。そのままの空気感が映像で伝わっていると思います。
20歳の若さで信玄直属の部隊長に抜擢され、信玄への謀反に加担していた実兄・虎昌を密告するなど、相当武田家への忠義は熱かったと思います。それだけでなく、昌景討死の際に首級を的に奪われないよう家臣が持ち帰るほど、部下からも慕われていたのではないでしょうか。
少しドラマチックになりますが…最期に天を仰ぎ見た先に信玄公を思い描きました。
番組情報
大河ドラマ『どうする家康』
毎週日曜
NHK総合 午後8時~
BSプレミアム/BS4K 午後6時~
WEB
番組公式HP:https://www.nhk.or.jp/ieyasu/
番組公式Twitter:https://twitter.com/nhk_ieyasu
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