橋本環奈が主演を務め、相手役で山田涼介(Hey! Say! JUMP)が共演する火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系 毎週火曜 午後10時~10時57分)の最終回(6月20日放送)に先立ち、橋本が自身初のTBSドラマ出演作となった今作への思いや共演者たちとの仲むつまじい撮影エピソード、そして気になる最終話の見どころを語った。
本作は、大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”羽田綾華(橋本環奈)と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディだ。
“メリット婚”から始まり、これまで幾多の試練を乗り越えてきた綾華と東郷。本物の夫婦となってラブラブな日々を送っていたのも束の間、6月13日に放送された第9話では東郷が綾華にまさかの離婚宣告。波乱の展開が続く中、2人の関係は一体どうなってしまうのか。
橋本環奈 コメント
◆主演として綾華を演じられて
この作品でTBSのドラマに初出演、しかも火曜10時という数々の恋愛ドラマのヒット作を生んだ枠に出演させていただきましたが、SNS等の反響を見ていても、視聴者の皆様が作品を楽しんでくださっていると感じてすごくうれしく思っています。
原作のある作品をやらせていただくときは、原作とは別の作品として受け入れてもらえるようにと思って演じることが多いので、今回も私なりの、視聴者の方から愛される綾華像をどう作り上げるか腐心していましたがなんとかそこは全うできたのではと思っています。綾華ってすごく真面目で真っすぐなんですよ。言葉では「悪女でーす!」と言いつつ、それと裏腹に不器用で立ち回り方も下手。悪女を演じていたころは家族以外に自分の弱さを見せられなかったのに、回を重ねるごとに東郷さんにどんどん心を開いて素直にぶつかっていく感じが、すごくかわいいなと思います。8話から最終話にかけて、東郷さんが綾華のためを思ってしたことで結局綾華が傷ついてしまうようなことが多くなる中、綾華の真っすぐさに東郷さんが救われる部分もあるのかなと。いろいろと諦めなきゃいけないことの多い東郷さんに対して、諦めずにぶつかっていく綾華のばか正直さは、視聴者の方にも共感される部分なのかなと思います。
◆胸キュンシーンの裏話
視聴者の方から「キュンとした」という感想をいただくことも多いこのドラマですが、演じているこちらはキュンとするというより「一生懸命キュンとするシーンを作らなきゃ」という制作側の気持ちです(笑)。例えば8話の“おかえりキス”のシーンも、段取りでは「ここはネギが見えてた方がかわいいかな」「でも最終的に2人の世界観になるために、ネギを置いてバックハグの方がいいんじゃない?」「でもバックハグは何話でやったから…」「じゃあ振り返ってキスはどう?今までやってないじゃん」みたいに監督とも話し合いながら作っていて。キスシーンってひとつのドラマで回数を重ねると飽きられてしまうとも思うので、バリエーションを豊富に出すことは考えています。みんなで試行錯誤しながら作っているので、視聴者の方の「キュンとした」とか「めっちゃいい!」みたいな感想を見るとうれしくなりますね(笑)。
一緒にお芝居する中で、山田君は「見え方」をすごく分かっている方だなと感じていて。アイデアもよく出されるし、臨機応変に対応できる力があって反射神経もすごい。お芝居の間合いやリズム感がお互い合うので、すごくやりやすいです。山田君が東郷として引っ張ってくれることが多かったので、そこに私は綾華としてついて行くことができました。東郷役が山田君で本当に良かったなと思っています。
◆共演者さんとのエピソード
山田君もそうですが、長尾ちゃん(長尾謙杜)、ばんちゃん(坂東龍汰)、ラ・ブランシュのメンバーもみんな仲が良かったので、撮影はいつも和気あいあいとしていました。デートでいろんなところへ行ったり箱根旅行へ行ったりも楽しかったですね。すごく覚えているのが、4話で綾華が東郷にスコップティラミスを食べさせるシーン。私が本番ですごく大きいひと口を差し出しちゃって、山田くんも食べてはくれたんですが、あまりにも大きかったので面白すぎて2人とも素で笑ってしまって。それが実際に使われています(笑)。あとは配信動画撮影のシーンも普通のドラマではやらないことが多くて思い出深いです。5話の二人羽織の撮影では、夫婦げんか中だからといって、無表情で二人羽織はできなくない?という感じで、めちゃくちゃ笑っちゃって(笑)。あそこはほぼアドリブで、綾華が東郷に口紅を塗るくだりも一発本番で頑張りました。
あとはもう、ネギ役のりつがすごすぎます。世紀の天才犬です。犬の人生50周目くらいというか(笑)。台本に“くるっと回って”とか“仰向けで”とか簡単に書かれていて「できるわけないだろう…」と思ったりしたんですけど、それを軽々超えてくるし、一発OKも多いんです。ちなみにりつはハチさん(森永悠希)のことが大好きで。あのふんわりした雰囲気がワンちゃんにも伝わるんでしょうね。私や山田君に対しても芸をしてくれたりするんですが、長尾ちゃんにはあんまり興味がないみたい(笑)。長尾ちゃんが「友達になろ〜!」って話しかけても“すん”って顔して塩対応をするんですよ。それで現場の笑いまで持っていくっていう、完璧なワンちゃんです。みんな溺愛しているので、クランクアップしたら多分みんな“りつロス”になっちゃうと思います。
◆最終回に向けてメッセージ
毎回SNSでも盛り上げていただいて、多くの方に綾華と東郷のカップルを応援していただいて、すごくうれしいです。愛されるカップルであること、夫婦であることってすごくいいなって。でもこんなにいい絆でつながったはずの2人なのに、綾華は9話のラストシーンで離婚届を突きつけられて……。あのラブラブなデートからなんでこうなる!? という感じですよね。「裏切らないのはハチさんとネギだけ!」とSNSで言っていた方がいて、私も「確かに!」と思っています(笑)。
最終話、綾華が東郷にぶつかっていくシーンはすごく見どころだと思いますし、綾華と家族の絆、金太郎さん(塚地武雅)と桃子さん(りょう)の親心みたいなものがすごく顕著に表れているすてきなシーンもあります。あとはやっぱり東郷のお母さんの静さん(松嶋菜々子)がどう折り合いをつけるのか、そこに息子である東郷と新(北村匠海)がどう関わって行くのかも見どころ。盛りだくさんですが、ちゃんと収まるところに収まる最終話になっていますので、ファンの皆さんにも見届けてほしいです。
最終回(6月20日放送)あらすじ
綾華(橋本環奈)と東郷(山田涼介)が正式に離婚し10か月が経過していた。働き詰めの綾華を心配した新(北村匠海)が有給を取らせたその日、ラ・ブランシュでは東郷の新たな婚約者・栗山美玲(早見あかり)の衣装合わせが行われていた。同僚たちが必死に綾華と東郷のバッティングを避けようと画策していたが、綾華は式の打ち合わせに来ていた東郷と静(松嶋菜々子)たちに会ってしまう。東郷が結婚することを知らなかった綾華は、平静を装い「おめでとうございます」と口にする。泣きたい気持ちを誤魔化しながら神山(坂東龍汰)に東郷の結婚話を愚痴る綾華。すると神山から意外な事実を知らされる。さらに次々と、自分が知らなかった事実を聞かされた綾華は、ハチ(森永悠希)にある頼み事をして…。
番組情報
火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』
TBS系
最終回:2023年6月20日(火)午後10時~10時57分
<キャスト>
橋本環奈、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、坂東龍汰、長尾謙杜(なにわ男子)、森永悠希、小林きな子、若月佑美、三浦獠太、小林涼子、福田ユミ、小日向ゆか、田仲陽成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、高橋奏琉(ジャニーズJr.)、宮崎莉里沙、塚地武雅、利重剛、りょう、松嶋菜々子 ほか
<スタッフ>
原作:わたなべ志穂「王様に捧ぐ薬指」(小学館プチコミックフラワーコミックスα)
脚本:倉光泰子、関久代
プロデューサー:橋本梓、勝野逸未
演出:坪井敏雄、泉正英、宮﨑萌加、大内舞子、宮本秀光
主題歌:Hey! Say! JUMP「DEAR MY LOVER」(ジェイ・ストーム)
挿入歌:Awesome City Club「アイオライト」(cutting edge)
※本編放送終了後、Paraviにて見逃し配信
配信ページ:https://www.paravi.jp/title/110646
番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ousama_tbs2023/
番組公式Twitter:@ousama_tbs
番組公式Instagram:ousama_tbs
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