少年忍者・川﨑皇輝主演の「テレビ朝日新人シナリオ大賞」史上最年少受賞作『拝啓、奇妙なお隣さま』今夜放送

ドラマ
2023年07月15日
『拝啓、奇妙なお隣さま』©テレビ朝日

川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)が主演を務めるテレビ朝日新人シナリオ大賞 スペシャルドラマ『拝啓、奇妙なお隣さま』(テレビ朝日系 深夜0時~1時 ※一部地域を除く)が、本日7月15日(土)に放送される。

昨年9月、史上最年少22歳(※当時)で「テレビ朝日新人シナリオ大賞」第22回大賞に選出された若杉栞南さんの受賞作『拝啓、奇妙なお隣さま』。同コンクールで最終選考委員を務めたトップ脚本家、井上由美子、岡田惠和、両沢和幸の3氏をうならせたその作品を、川﨑皇輝主演で映像化する。

『拝啓、奇妙なお隣さま』は事故に遭い、昏睡状態となった男子高校生・山村陸(川﨑)が、同じ病室に入院中の患者=“お隣さん”2人と意識の中で会話を繰り広げていくヒューマンストーリー。世代も立場も異なる3人の“心の交流”、そして彼らを思う家族のドラマが瑞々しい感性によって繊細に描き上げられ、応募総数1064篇の中から大賞に選出された。

川﨑が昏睡状態の高校生という難役に挑んでドラマ単独初主演を果たすほか、大東立樹(ジャニーズJr.)がサッカー好きの高校生役で参戦。平泉成、鈴木浩介ら名バイプレーヤーたちが共演する。

『拝啓、奇妙なお隣さま』©テレビ朝日

若杉さんは授賞会見で「この作品を書くに当たって、“家族って何だろう”と考えたとき、すごく温かいもので包まれていることに気がつきました。そんな家族の温かさを作品に埋め込むことができました」と自身の家族への感謝を涙ながらにスピーチ。同時に「これからたくさん脚本を書いて、どんなものでも若杉栞南の脚本だと分かるような作品をたくさん残せたら…」と抱負を語っていた。

そんな夢への第一歩が、早くも実現。若杉さんは、8月5日(土)スタートの土曜ナイトドラマ『ハレーションラブ』(主演・髙橋ひかる/毎週土曜 後11時30分)のシナリオライターに抜擢され、既に脚本家としての人生を歩み始めている。

また、授賞式では最終選考委員の井上が「ファンタジーですが、主人公の患者たちと家族の感情にリアリティーがあり、悲劇と喜劇、絶望と希望のバランスが巧み。家族というテーマを説教くさくなく捕まえていて、この10年ほどの受賞作品の中で最も好きな作品のひとつ」と講評で大絶賛した。

しかし、“昏睡状態の主人公たちが意識下で語り合う”という異色の設定から、岡田と両沢は「プロになって俳優さんのことを考えるとなかなか書けないタイプの脚本ですが、読んでいくうちにそんなことはどうでもよくなり、面白いな、できれば映像になったものを見てみたいなと思いました」(岡田)、「とてもユニークな発想で、隅々までアイデアを目配せして書かれた脚本。なかなか大胆な設定で、映像化するとしたら演出家は苦労するなと思いました」(両沢)と作品を高く評価しつつも映像化は困難であることを指摘していた。

そのためドラマ化に当たっては、監督をはじめスタッフも表現方法を試行錯誤。さらにシナリオに感動した主演・川﨑らの熱のこもった演技も加わり、渾身のドラマが完成した。

『拝啓、奇妙なお隣さま』©テレビ朝日

なお、本作は「テレビ朝日新人シナリオ大賞」応募時は2時間想定の作品であったが、選考委員の3氏とも協議の上、若杉さんが60分サイズにリライト。井上は1時間作品にリライトした脚本にも目を通し、「あらためて、生と死を扱いながら前向きな世界観を描ける作者の才能は抜きんでていたなと思いました。こうして直したものを読むと、やっぱり推してよかった!」と太鼓判を押している。

井上由美子 コメント

あらためて、生と死を扱いながら前向きな世界観を描ける作者の才能は抜きんでていたなと思いました。こうして直したものを読むと、やっぱり推してよかった!と私自身は思っております。
今回の脚本では、芝広場で3人が横になり話すところが際立っていましたね。「これもあの病室の奇跡ね」が嫌みなく伝わってきました。
ラストの数年後も単なる結果を見せるだけでなく、生きることを後押しする感動がありました。ドラマになるのを楽しみにしています!

番組情報

テレビ朝日新人シナリオ大賞 スペシャルドラマ『拝啓、奇妙なお隣さま』
テレビ朝日系
2023年7月15日(土)深夜0時~1時 ※一部地域を除く

©テレビ朝日

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