阿部寛、『VIVANT』モンゴル撮影で「さらにより良いものを作っていかなくてはならないという心構えができた」

ドラマ
2023年07月30日
『VIVANT』©TBS

日曜劇場『VIVANT』(TBS系 毎週日曜 午後9時)の第3話(7月30日(日)放送/69分スペシャル)を前に、警視庁公安部の刑事・野崎守を演じる阿部寛のインタビューが到着した。

本作は、『半沢直樹』をはじめ数々の大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄が原作・演出を手掛ける最新作。主演の堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という全員主役級、日曜劇場史上最も豪華な主要キャスト陣をはじめ、総勢42人の豪華出演者が発表されている。

7月23日放送の第2話では、タイトルであり謎のキーワードでもあった「VIVANT」の意味が明らかになり、新展開を見せた。そして、69分スペシャルとなる7月30日放送の第3話では、日本への脱出を決行するため“死の砂漠”を突破する乃木(堺)、野崎、薫(二階堂)に新たな試練が待ち受ける。さらに、誤送金を引き起こし、乃木を陥れた犯人がついに正体を現す。

◆モンゴルで約2カ月間に及ぶ大規模ロケ。現地での思い出深いエピソードを教えてください。

モンゴルだからこそできたということがたくさんあって。俳優としてその場にいられたことは、本当にうれしかったですね。モンゴルのスタッフさんたちも本当に皆さんプロ意識が高くて。
一番驚いたのは、僕らを襲ってくるバルカ共和国の警官役のエキストラの方々のトレーニングを見かけたとき、自衛隊員の訓練のように厳しく何時間も練習していたんです。銃を一斉に構える姿勢やタイミングを合わせ、突然の号令にも対応できるまでしつこく練習させられていた。モンゴルの方々の熱心さにとても感動しました。
すべてのスタッフ・キャストがさまざまな準備をしてこの撮影に臨んでいるというのを目の当たりにして、さらにより良いものを作っていかなくてはならないという心構えができました。

◆日本ではなかなか体験できないハプニングもあったようですね。

撮影したモンゴルは、日本の国土の3倍以上の土地に360万人ほどしか住んでいないんです。しかも人口のほぼ大半がウランバートルという大都会に集中していて。それに次ぐ規模の都市であるダルハンでも撮影を行ったんですが、そこはまったくそれとは違い、街という印象でした。今回撮影した数々の場所は、現地の方も知らない土地がたくさんあって、スタッフが迷子になることもざらにありました(笑)。

◆第1話でパトカーの上を走り抜けるシーンは圧巻でした。実際の撮影現場はどうなっていたのでしょう?

車の上を走るというのはさすがに初めての経験で、女優さんもやるので滑り確認のため、慎重に検証しといてやろうと思っていたら、二階堂さんがフロントガラスの上とかも構わず乗っかって……「なんだこの女優!」と思いました(笑)。二階堂さんは“先輩を待たせてはいけない”と急いだようですが、その時はヒヤヒヤしましたね(笑)。

◆第2話ではラクダに乗るシーンが印象的でしたが、乗り心地はいかがでしたか?

突然ラクダで走るシーンになったので、乗りこなせるのか心配だったのですが、乗馬の経験があったおかげで、同じ要領でなんとかやりました。
ラクダの目がとてもかわいらしくて、横から見るととにかく目が美しいのが印象的でした。

◆野崎は主人公・乃木にとって敵か味方か、目が離せない存在ですが、演じられている阿部さんから見た野崎像は?

一見単純明快で、強引だったりテンションが高かったりするところがありながら、内に秘めたものは分からない人です。たまたま乃木という日本から来た人間が、自分が追い続けていた謎のテロ組織につながる人物と接触したことを知り、彼を助けたわけですが、単なる人助けではありません。利用できるものは何でも利用していくという面もあると思いますし、乃木をそれとなく探っています。公安の人間なので裏もあります。駆け引きがうまくて、得体が知れないところがある人物ですね。

◆ドラムとは損得抜きの名コンビという印象でした。これからのお2人のバディぶりも楽しみです。

もう全面的に信頼しています。彼(富栄ドラム)は元力士ということもあって、身体能力がものすごく高くて。監督からいろいろとハードなオーダーがあるのですが、それに常に応えていました。野崎としても一番信頼しているという実感があります。演技もうまい方なのでせりふを言わせてあげたかったというのはありますが(笑)。
日曜劇場『VIVANT』、まだまだ冒険は始まったばかりですので、第3話もどうぞお楽しみに!

『VIVANT』©TBS

番組情報

日曜劇場『VIVANT』
TBS系
毎週日曜 午後9時~9時54分
第3話(7月30日放送)は69分スペシャル

※「Paravi」「U-NEXT」での配信あり

<キャスト>
堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ
竜星涼、迫田孝也、飯沼愛、山中崇、河内大和、馬場徹、Barslkhagva Batbold、Tsaschikher Khatanzorig、Nandin-Erdene Khongorzul、渡辺邦斗、古屋呂敏、内野謙太、富栄ドラム、林原めぐみ、櫻井海音、Martin Starr、Erkhembayar Ganbold、真凛、水谷果穂
井上順/林遣都、高梨臨、林泰文、吉原光夫、内村遥、井上肇、市川猿弥、市川笑三郎、平山祐介、珠城りょう、西山潤
檀れい、濱田岳、坂東彌十郎、橋本さとし
小日向文世、キムラ緑子
松坂桃李/役所広司

<スタッフ>
プロデューサー:飯田和孝、大形美佑葵、橋爪佳織
原作・演出:福澤克雄
演出:宮崎陽平、加藤亜季子
脚本:八津弘幸、李正美、宮本勇人、山本奈奈
音楽:千住明
製作著作:TBS

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/
公式Twitter:@TBS_VIVANT
公式Instagram:@tbs_vivant

©TBS

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