高橋文哉×志尊淳W主演の10月期金曜ドラマ『フェルマーの料理』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)に、仲村トオル、板垣李光人、白石聖、宮澤エマが出演することが決定し、コメントが到着した。
原作は、「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の小林有吾による同名漫画。現在3巻まで刊行されており、作中に登場する料理がファンによって再現されるなど人気の作品だ。
本作は、数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋文哉)が、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊淳)と出会い、「料理の世界」に導かれ、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。
海が経営する二つ星を獲得した新進気鋭の超一流レストラン「K」で、唯一の女性シェフ・赤松蘭菜(小芝風花)や世界中から集まる実力あるシェフたちと切磋琢磨し、誰も到達していない“料理の真理の扉”を開くべく、【料理×数学】で前人未到の世界に挑む、若きプロフェッショナルたちの青春ストーリーとなっている。
このたび、料理界の伝説のシェフ・渋谷克洋役に仲村トオルが決定。TBSドラマへの出演は『日本沈没―希望のひと―』(2021年)以来2年ぶりとなる。幅広い役柄をこなしさまざまな演技で観る者を魅了しているクールな仲村が、 “伝説のシェフ”をどう演じるのか期待が高まる。そんな仲村演じる渋谷は、謎の男と共に海と3人で密会を重ねており…。
さらに岳の良きライバルで二つ星レストラン「K」の最年少シェフ・乾孫六を演じるのは板垣李光人。TBSドラマへの出演は『インビジブル』(2022年)以来1年ぶり。NHK大河ドラマなどでも活躍し、今後が期待されている若手俳優だ。
京都の有名料亭の息子・孫六は、東京でレストラン「K」の味に感動し、日本料理の世界を離れ、海のもとで修業することを決意する。日本料理界の御曹司として育ち、上京する前は「神の子」や「神童」と呼ばれていた。歳の近い岳の活躍に対し、複雑な感情もあるようで・・・。
そして岳の高校の同級生で、水泳部所属の女子高生・魚見亜由を演じるのは白石聖。TBSドラマへの出演は『仰げば尊し』(2016年)以来7年ぶりとなる。透明感のある演技が魅力で、数々の作品に出演している今注目の若手俳優の一人だ。今回は水泳部員という役柄を演じるにあたり、水泳の練習を行っている。演じる魚見は、口調は乱暴だが面倒見のよい性格。逆境に立ち向かう岳のことをヒーローのように思っている。岳に負けないように自分を鼓舞しつつ岳に勇気を与える存在。
「K」の給仕長を務め、料理以外の仕事を完璧にこなす福田寧々を演じるのは、TBSドラマ初出演となる宮澤エマ。NHK連続テレビ小説や大河ドラマへの出演で、演技派女優としての地位を確立している。今作で演じる福田は、海の自宅の家事も行っており、謎に包まれた海の過去を唯一知る人物。給仕のエキスパートを宮澤がどう熱演するのか。新たに出演が発表されたキャストのコメントは以下掲載。
仲村トオル コメント
公務員はこれまでかなり演ってきましたが、料理の世界を描いた物語への出演経験はすごく少ないです。以前、「料理は最短最速で感動させるエンターテインメント。音楽より速く、映画やドラマよりはるかに速く、舌に乗せた瞬間に」という誰かの言葉を聞いて、少し悔しく、かなり納得したことを思い出しました。38年前に「マガジン」漫画原作の実写版で役者を始めた自分との縁も感じる原作、そして脚本には最短最速の感動の理由やプロセスが強い説得力で理論的に描かれていて、とても良いと思いました。
僕の役柄の担当は[甘くないデザート]または[アルコール度数の高い食後酒]といったところのような気がしています。いずれにしても<シェフ>=<スタッフの方々や視聴者の皆さん>の期待に応えられる[素材]になれるように、逆算した下ごしらえをして臨みたいと思っています。
板垣李光人 コメント
今回こうしてすてきなキャスト・スタッフ、魅力的な原作の作品に関われることを心からうれしく思います。僕が演じる乾孫六は志尊淳さん演じる朝倉海の背中を追い、高橋文哉君演じる北田岳をライバル視しながらも切磋琢磨していきます。そんなふうに劇中と同じく、僕自身もこの作品の中で必死に喰らいついていきたいと思っています。
原作を読んで、まず料理と数学という、一見すると関わりのないような2つがこんなにも面白く溶け合うことに驚きました。今回お話をいただいてから原作を拝読したのですが、あっという間に読み終えてしまい、今は続きが気になって仕方ありません。また、ドラマではこの物語がどういうふうに描かれてゆくのだろうというところも、キャストながらとても楽しみにしています。
さまざまな色を持ったキャラクターたちが、それぞれの想いを抱いて1つのレストランの中で切磋琢磨する、そんな熱い姿を皆さんにお届けできるのではと思っています。彼らの青春と美しい料理、ぜひとも併せてご賞味ください。
白石聖 コメント
私がこのお仕事を始めて間もない頃以来の久々のTBS作品だったので、うれしさと同時に初心に立ち返るような気持ちになりました。私自身水泳経験があまりなく…オリンピック選手を目指す魚見とはかなりギャップがある状態なので、水泳練習を重ねるところからスタートしています。
原作を読んで、まさか数学と料理という、全く想像もしていなかった取り合わせに驚きました。また、大きな挫折を経験した上で新たな道を切り拓く岳の姿には、失敗したり悩んだ時間も決して無駄じゃないんだと肯定してもらえたような気持ちになりました。
原作を読んだ時、ピンチや挫折を乗り越えて、新たな世界に挑む岳の姿には感銘を受けました。魚見もきっと同じように岳に勇気づけられていると思います。その等身大の気持ちを皆さんとも共有できるように、大切に演じたいと思います。お楽しみに!
宮澤エマ コメント
漫画原作の実写化に参加するのは初めてで、どうやってアプローチしようかと、今はいろいろと妄想をしている段階です。原作から学びつつドラマのオリジナルな世界観の中でキャスト、スタッフの皆さんと謎多き福田寧々というキャラクターを創り上げていくのが楽しみです。
原作を読んで、レシピ開発におけるクリエイティビティと旨味への追求に、いかに数学が関わってくるのか、想像したこともなかった世界がとても興味深いなと感じました。その上で論理だけでは辿り着けない味、レシピが、ドラマを通して創り出されていく快感があってページを捲る手を止められませんでした。2Dの世界で想像した味とドラマの映像を通して刺激される五感もきっとまた違うと思うのでそこも楽しみです。
人と「おいしい時間」を共有するのが個人的に大好きな私は、このドラマを通してその空間を提供するプロフェッショナルたちの裏側を垣間見ることにワクワクしています。ドラマならではのストーリー展開もあると聞いているので、ぜひそこも楽しんでいただけるよう、頑張りたいと思います。
番組情報
金曜ドラマ『フェルマーの料理』
2023年10月スタート
毎週金曜 午後10時~10時54分
<キャスト>
高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖、宮澤エマ/仲村トオル
<スタッフ>
製作著作:TBS
原作:小林有吾「フェルマーの料理」(講談社「月刊少年マガジン」連載)
脚本:渡辺雄介(『Dr.チョコレート』『ブラッディ・マンデイ』)、三浦希紗(『明日、私は誰かのカノジョ』『彼女はキレイだった』)
プロデューサー:中西真央
演出:石井康晴、平野俊一、大内舞子
番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/fermat_tbs2023/
番組公式X(Twitter):@Fermat_tbs
番組公式Instagram:@fermat_tbs
番組公式TikTok:@fermat_tbs