『相棒season22』(テレビ朝日系 毎週水曜 午後9時~9時54分/2クール)が10月スタート。主演の水谷豊、共演の寺脇康文よりコメントが到着した。
2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出し、国民的ドラマという地位を確立した『相棒』。前作『相棒season21』では、杉下右京(水谷豊)の初代相棒・亀山薫(寺脇康文)が“五代目”として帰還。約14年ぶりのコンビ復活は大きな話題を呼び、初回拡大スペシャルは高視聴率を獲得。2023年1月25日には放送400回も突破した。
そんな『相棒』の最新シーズン『season22』が今秋スタート。再会2年目を迎える伝説のコンビが、新たなる挑戦に乗り出していく。
『season22』は、特命係がひとりの女性に頼まれて人捜しを始めるところから幕を開ける。やがてその謎の人物は日本を震撼させた重大事件とつながっていることが判明し、特命係は危険な潜入捜査へ。しかし、幾重にもからまる事件の深層に潜んでいたのはあまりに巨大な陰謀だった…。
かつてないスリリングかつ謎に満ちた始動に、主演の水谷は「到底、想像しきれない予想外の事態が起きるのが、『相棒』なんです。新シーズンでどんなことが起きるのか、我々もとても楽しみにしているんです」と20年を超えてなお広がりを見せる『相棒』ワールドへの期待を告白。
2シーズン目を迎える寺脇とのコンビについては「昨年は14年ぶりの再会で実際、撮影がスタートしたらどうなるんだろうと思っていたのですが、始まってみると14年前と何も変わっていませんでした」と自然な関係を大切にしていることを明かしつつ、「寺脇君とは気心も知れていますが、やはり撮影になるとお互いそれぞれの世界を持って、きちんと緊張しあっていい距離感で対峙できる。だから共演していて楽しいんです」と全幅の信頼を語った。
一方、復活して2年目のシーズンに臨む寺脇は「今年は帰還して2年目ですが、新鮮な気持ちでイチから挑んでいきたい」と爽やかに決意表明。「俳優は“本番スタート”の声がかかるギリギリまで、もっと何かできることはないかと探し求め、その時々のベストを出す…。これは豊さんからの“教え”なのですが、僕は毎シーン、これを突き詰めていく。そこだけは絶対に変えないでいようと心に決めています」と水谷との絆を胸に、撮影に全身全霊を傾けていくことを誓った。
そんな『season22』でも長年シリーズを彩ってきた名キャラクターたちは健在。狙うは自身の権力復活なのか、それとも組織の改革なのか…思惑が見えない警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)、特命係を敵視する野心家の警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太)、“鉄の女”の異名を持つ内閣情報調査室トップ・社美彌子(仲間由紀恵)など、おなじみの“食えない面々”がさらなる暗躍を見せる。
また、捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)や、「暇か?」でおなじみの薬物銃器対策課・角田六郎課長(山西惇)ら作品世界に欠かせない存在たちも、特命係に存分に絡んでいく。
もちろん、小料理店「こてまり」の女将・小出茉梨(森口瑤子)、薫の妻でジャーナリストの美和子(鈴木砂羽)もドラマに絶妙なスパイスを投入。新シーズンでも、まさに『相棒』でしか描くことのできない珠玉のミステリーを視聴者に届ける。果たして、伝説のコンビが新たに立ち向かうのはどんな“悪”なのか。パワーアップする『相棒』ワールド、そして特命係の躍動に期待が高まる。水谷、寺脇によるコメントは以下を参照。
水谷豊 コメント
◆昨年14年ぶりの再会を果たしましたが、どのような反響がありましたか?
やはり『相棒』シリーズは亀山君と始まりましたから、“またあの2人が見られる!”と喜んでくださった方が多かったように思います。一方で、亀山君とのコンビを新鮮に感じる皆さんもいらしたのではないかなと思いました。
◆『season22』の撮影が始まった、現在の心境を教えてください
毎年のことですが、“さぁ始まった! 逃げられないぞ”という覚悟のような思いがありますね。撮影だけで7か月間以上かかるのですが、今シーズン、我々はどんな事件、どんな犯人、どんな人たちと出会うのだろうと楽しみにしています。
◆右京と薫の関係性について、どのように感じていますか?
昨年の『season21』は14年ぶりの再会で、最初は実際、撮影がスタートしたらどうなるんだろうと思っていたのですが、始まってみると14年前と何も変わっていませんでした。
◆水谷さんと寺脇さんの普段の関係性についてはどう変わりましたか?
こちらも変わってないですね。待ち時間に2人で交わす会話も、シリーズ誕生当時と何ら変わってないんです。何なんでしょうか、この変わらなさ加減は…(笑)。
ご存知のように、寺脇君とは長く一緒に仕事しているので気心は知れていますが、やはり撮影になるとお互いそれぞれの世界を持って、きちんと緊張しあっていい距離感で対峙できる。だから今回も共演していて楽しいんです。
◆右京のキャラクターについて、今、どのようにとらえていますか?
これもまったく同じで、右京に関して意識して変えたことはないですね。シリーズも20年を超え、僕が『相棒』以外で過ごしてきた“何か”もにじみ出ると思いますし、変わるところは自然に変わっていくことでしょう。
僕自身、右京という人物に好きなところがひとつあるのですが、それは“彼の正義”を貫いていること。彼の正義とは、犯人を捕まえることです。スタート当初からそうなのですが、右京は決してきれいごとは言わない。確か、亀山君をだましてまで、犯人を追い詰める回もありましたよね。僕はそこに右京の価値観があると考えます。きれいごとや正論だけを振りかざす右京だったら、もっとつまらない男になっていただろうなと思います。
◆『season22』は、どんなシーズンになりそうだと考えていますか?
到底、想像しきれない予想外の事態が起きるのが、『相棒』なんです。新シーズンでどんなことが起きるのか、我々もとても楽しみにしているんです。客観的に見ると、それこそが『相棒』が続く理由ではないかと思っています。
寺脇康文 コメント
◆2シーズン目を迎える心境を教えてください
今年は帰還して2年目ですが、新鮮な気持ちでイチから挑んでいきたいと思っています。
俳優は“本番スタート”の声がかかるギリギリまで、もっと何かできることはないかと探し求め、その時々のベストを出す…。これは豊さんからの“教え”なのですが、僕は毎シーン、これを突き詰めていく。そこだけは絶対に変えないでいようと心に決めています。
◆右京と薫の関係性について、どのように感じていますか?
昨シーズン、右京さんと14年ぶりに再会したわけですが、つい何か月間か会っていなかっただけ、のように思えましたね。14年たったからとか2年目だからこうしようというものは僕らの中にはなくて、事件に向かう中で自然と関係性が浮き出てくる…。だから、意識しないでやっていこう、と話しています。
◆水谷さんと寺脇さんの普段の関係性についてはどう変わりましたか?
変わらないですね。ただ、僕自身はかつて“責任を持って主役をやってこい”と豊さんに送り出していただいたので、これまでの経験がきちんと亀山薫という役に生きればいいなと思っています。
◆離れていた間に右京が変わったか、感じるところはありますか?
右京さんって間違ったことは言わない人ですが、かといって壁を作るわけではなく、いいものは受け入れて、きちんと“いい”と言ってくれる。だからこそ、右京さんは僕が卒業したあとの3人の相棒それぞれに多少なりとも影響を受けているはずだと思うんです。それは離れていたから、感じるところでしょうか。
◆『season22』は、どんなシーズンになりそうだと考えていますか?
僕は初めて脚本を読む瞬間をとても大事にしていて、前もって次のストーリーがどんな設定かなど聞かないんです。1枚1枚ページをめくりながら、自分の内側からどんなイメージが出てくるか、先入観なく読み進めていきたい。だからどんなシーズンになるかというより、右京と薫に何が起こるのか、丁寧に脚本を読み込み、いいイメージが湧くように自分も切磋琢磨していきたいと思っています。
番組情報
『相棒season22』(2クール)
テレビ朝日系
2023年10月スタート
毎週水曜 午後9時~9時54分
<出演>
水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか
エグゼクティブプロデューサー:桑田潔(テレビ朝日)
プロデューサー:髙野渉(テレビ朝日)、古草昌実(テレビ朝日)、西平敦郎(東映)、土田真通(東映)
脚本:輿水泰弘 ほか
監督:橋本一 ほか
音楽:池頼広
制作:テレビ朝日/東映
公式Instagram:@aibou_official
公式X(旧Twitter):@AibouNow
公式LINE:@aibou
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