10月6日(金)スタートの新金曜ドラマDEEP『秘密を持った少年たち』(日本テレビほか 毎週金曜 深夜0時30分~0時59分/初回は深夜0時40分~)の制作発表会見が行われ、女王蜂アヴちゃんプロデュースのオルタナティブ歌謡舞踏集団・龍宮城(佐藤海音、西田至、米尾賢人、冨田侑暉、竹内黎、伊藤圭吾、齋木春空)、大原優乃、大谷亮平、中田秀夫監督が登壇した。
18歳以上の大人の女性層をメインターゲットに、深夜だからこそ描けるディープな人間模様や緊迫するサスペンス、大人の恋愛などをテーマに4月から新設された「金曜ドラマDEEP」枠。
『夫婦が壊れるとき』『癒やしのお隣さんには秘密がある』に続き、第3弾作品となる『秘密を持った少年たち』は「リング」シリーズや「スマホを落としただけなのに」など、ジャパニーズホラーの名匠・中田監督の完全オリジナル作品となる。
望まずして“夜行(やこう)”という人を襲いその血をすする、人ならざる存在になってしまった少年と少女の残酷な運命を描く、衝撃的なエロティックサスペンス。奪い合い、裏切り、嫉妬、いじめ、浮気…。新進気鋭の若手俳優たちが、錯綜する人間関係に体当たりで挑む。
中田監督は「今回、オリジナルということで、非常にやりがいのある、困難はいろいろありましたが、すごく楽しい脚本開発であり、撮影もなかなかしんどい局面もあるのですが、ただその分、見せ場の多いドラマになっていると思います」と思いを吐露。
「映画で人間ならざる存在をたくさん描いてきましたが、(本作は)ほぼ人間だけど、“夜行”ってどういう人なのかというと、感情や行動が濃密で、欲望も濃厚でエネルギッシュな人間ならざる存在という感じの理解で僕は進めました」と、“夜行”という存在について語った。
本作のポスタービジュアルのお披露目も。大原はこの撮影を振り返り、「一緒に(ドラマの)撮影させていただいている最中に、この撮影もさせてもらったのですが、照れくさかったです(笑)。海音君とポージングだったり、2人の役の関係性を考えながら撮影させていただきました」と。
佐藤も「僕も照れくさいところがありました」とはにかみ、「現場でも大原さんが話しかけてくださって、撮影しやすい雰囲気を作ってくださるので、とても楽しく毎日撮影させていただいています」と大原の印象を明かした。
また演じる主人公・光石玲矢役について、佐藤は「玲矢はとてもギターを大切にしている少年。僕はギターをやったことがなかったのですが、撮影に入るまでの1カ月間でギターをたくさん練習しました。撮影していく中でギターを弾いているシーンが玲矢と一番リンクできる瞬間だなと思っていて、自然と気持ちが入りやすいです」と役への思いを。
そして、「この作品は龍宮城としても新たな試みで、アーティストとは違う竜宮城をたくさんお見せできると思うので楽しみにしていただけたらうれしい」とアピールした。
玲矢の幼なじみで、ともに過酷な運命に翻弄されるヒロイン・吉野ユキを演じる大原は「初めてこの作品の脚本を読ませていただいたときに、ユキという役柄が過去と現在で変わり果ててしまった姿であったり、抱えているものの大きさを受け取りました」と役について感じたことをコメント。
「ユキを生きるにはとても覚悟が必要だなと思ったので、覚悟を持ってこの作品に入らせていただいています。現在撮影中なんですが、愛を求めて吸血し合うこの世界がどこかはかなくて、残酷なんだけど美しく見えたらいいなと思っています」と意気込んだ。
予備校教師・隆介を演じる大谷は「初々しいキャストの皆さんと最後まで楽しくやりたいなと思っています。(龍宮城が)キラキラしていますよね。自分の10代を思い返しますけど、皆さんすごく堂々とされていて、スタイルもシュッとしていて、間違いなくここからいくんじゃないかと。なので会見をご一緒できてうれしいです」と印象を語った。
玲矢が出会う秘密を抱えたバンド「404 not found」のボーカル・貴崎慎一郎を演じる西田は「強くて優しい慎一郎という役と全力で向き合っているのでぜひよろしくお願いします」と。
バッキングギター・久保勧を演じる米尾は「今回、自分たちにとって初のドラマということで、撮影をするたびにいろんなことに出合えてとても幸せです。スー(久保勧)はすごく物静かで、メンバーの中でもあまり意見を言う立場ではないのですが、せりふのない中での表情やしぐさだったりを意識して演じさせてもらっているので、そこに注目していただけたら」とアピール。
キーボード・石橋ヒカルを演じる冨田は「ずっとやりたかった演技のお仕事をこうして龍宮城のメンバーとともに初出演という形でやらせていただき、とても光栄に思っています。ヒカルはドラマのタイトル通り秘密を持っているのですが、その秘密はドラマが進んでいくにつれて明らかになっていくので、そこも楽しみにしていただきたいです」と。
ギター・麻見葉を演じる竹内は「昔からドラマや映画はもちろん、ミュージカルや舞台も好きで、いつか演技に挑戦したいなと思っていたので、今回このような機会をいただけてとてもうれしく思っています」と心境を明かし、「葉という役に心から寄り添って、バンドのメンバーのみんなとの関わり方も含めて、楽しみながら演じていけたら」と語った。
ドラム・矢沢和馬を演じる伊藤は「いじめられっ子で内気な性格の和真ですが、どこか自分と似ている部分があって、張り切って演技ができているなと感じます。お芝居は初めてですが、共演させていただいている役者やスタッフの皆さんからたくさん学ばせていただいているので、最後まで楽しく全力で演技ができたらいいなと思っています」と。
ベース・岡部雅人を演じる齋木は「初めてのドラマということで、日々演技を勉強しながら撮影に臨んでいます。雅人は感情表現が豊かな人物で、どうやって感情を表現したら雅人になりきれるのかなど研究しています。雅人になれるよう、これからも全力を尽くして頑張ります」と意気込んだ。