ドラマチューズ!『くすぶり女とすん止め女』(テレビ東京系 毎週火曜 深夜0時30分~1時)が、10月10日(火)スタート。W主演を務める西田尚美と香音、企画・プロデュースを務めるMEGUMIらからコメントが到着した。
本作は、MEGUMIプロデュースによる女性応援ドラマ企画の第二弾。モラハラ夫と離婚したいのに経済力や自己肯定感が低いため離婚できない2児の母・郁子と、恋愛も仕事も万年2番手で満たされない思いを抱える令和世代のほのかが出会い、世代間ギャップを逆手にとり現代の女性が抱える悩みや違和感に切り込んでいく、これまでのお仕事ドラマと全く異なる新感覚ドラマ。
自立のために働きだす郁子に襲いかかるさまざまな試練と、一見悩みがなさそうに見える令和世代・ほのかが抱える現代社会の生きづらさとは。世代の違う2人がぶつかり合いながらも、郁子は夫と離婚するため、ほのかは営業成績で1番になるために、互いに手を取り合うシスターフッドを描く。
プロデューサーはバラエティ・ドラマ・映画などマルチな才能を見せ美容にも関心が深いMEGUMI。SNSでの誹謗中傷や一度の失敗ですべてを否定し立ち直れなくさせる世間の風潮に一石を投じた、昨年11月放送の社会派コメディドラマ『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』(テレビ東京系)に続く、MEGUMI企画・プロデュースドラマとなる。
原案は、ふちいく子の人気エッセイ「くすぶり女のシンデレラストーリー」(梓書院)。専業主婦からプロ野球球団の営業トップ成績を弾き出し、当時唯一の女性管理職へと羽ばたいていった伝説の営業ウーマン・ふちいく子の経験を描き、人気を集めた。
専業主婦で2児の母・山本郁子役は、映画「ヴィレッジ」(2023年)、「土を喰らう十二カ月」(2022年)、「青葉家のテーブル」(2021年)、テレビドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(2023年 テレビ朝日)、『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(2022年 テレビ朝日)、『カムカムエヴリバディ』(2021年 NHK)、テレビ東京では『うきわ ―友達以上、不倫未満―』『スナック キズツキ』(2021年)など、幅広い層から支持を集める西田尚美。
周りの目をうかがい本来の自分を抑える“令和女性”工藤ほのか役は、テレビドラマ『ガチ恋粘着獣』(2023年 テレビ朝日系)、『春は短し恋せよ男子。』(2023年 日本テレビ)、『君に届け』(2023年 Netflix)などに出演し、ファッション誌「non-no」では専属モデルを務めるなど多方面で活躍する香音。世代が違う2人がタッグを組み、社会の理不尽に立ち向かっていく。
西田と香音、MEGUMIらスタッフ陣のコメントは下記に掲載。
コメント
西田尚美(山本郁子役)
原案が同じ時代を生きた女性のお話だったので、自分と重ね合わせながら台本を読みました。ずっと専業主婦で何も分からなかった人が社会に出たときの強さよ! 悩みや問題を乗り越えていく姿にエールを送りたくなると思います。そしていろんな人との出会いが毎話あるのですが、いい意味で皆さんくせ者ぞろいなのです。その出会いで郁子がどう変化していくのか、どんな化学反応が起きるのか、これからの撮影がとても楽しみです。「私なんか」という言葉から解放されますように。ヘアメイクとファッションの変化にもご注目ください。
香音(工藤ほのか役)
ほのかのような役を演じたことは今までになかったので、とても新鮮な気持ちと、現代を生きる等身大の女性のリアルさをしっかり演じていきたいと思い、日頃から人間観察や働く女性たちの様子を見ながらこの作品に臨みました。
私の演じるほのかは、仕事や恋愛、何をするにも2位で、人生がイマイチうまくいっていない女性です。そんなほのかが郁子さんやさまざまな人と出会うことで、一歩ずつ成長していくような、そんなストーリーでもあります。
世の中の女性たちがこの作品を通して、共感したり、勇気づけられたり、背中を押してくれるような、そんな作品になればうれしいです。
企画・プロデューサー MEGUMI
女性応援ドラマ第二弾『くすぶり女とすん止め女』をプロデュースさせていただきました。前作に参加いただいた原作者のふちいく子さんとの出会いで生まれた作品で、バブル時代を生きた専業主婦と令和を生きる女性を描いた物語です。前作同様、女性はいつからでも変わることができるし、幸せは自分で取りに行く! というメッセージを掲げてスタッフさんみんなで制作致しました。ご覧になった方の気持ちに寄り添い、 そっと背中を押せるような作品になれば幸いです。最後までごひいきお願い致します!
プロデューサー 井上穂乃香・原口真鈴(テレビ東京)
「もう”私なんか”っていうのやめませんか?」
何歳であっても、どんな自分であっても受け止めたい、愛したい。そんなメッセージが込められた本作は、40代・50代であるMEGUMIさんや原案者ふちさんと、20代の私たちが抱えている現代の生きづらさ・女性ならではの悩みをぶつけ合い完成しました。
MEGUMIさんと企画を進めていく中で、プロデューサー・女優業と子育てもしながらこのプロジェクトをやっているなんて、どういうこと…? と思うことが多々ありましたが、雑談しているとパワフルさの裏側には苦労もあるようでした。一方のMEGUMIさんも、私たちのことを「スマートに生きているように見えたのに、意外と恋愛や仕事に失敗して投げやりになったり、繊細なところがあるんだ」と感じていたようです。そんなギャップの面白さから、世代を超えたシスターフッドドラマが生まれました。
失敗しないように、傷つかないように踏ん張って生きているけど、本当は誰かに認められたい。心に鎧をまとっているのは、強くあろうとしないと社会に消費されるから。そんな令和の等身大のほのかという女性を、Z世代から支持を集める香音さんに演じていただけたことで、きっと共感していただけると思います。ほのかが郁子という異なる世代を生きた女性と出会い、それぞれの視点の社会の見え方や女性の悩みを共有していく中でどう変わっていくのか…。
努力しているのにその場で足踏みしているような感覚や、どこか自分にブレーキをかけてしまうこと、いつの時代もあると思いますが、「私なんか」を脱却して、小さな一歩でも前に踏み出したくなるドラマです。ぜひご期待ください!
監督・脚本 太田勇(テレビ東京)
きっかけは昨年のドラマ(『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』)の現場でした。入社1、2年目の原口さん、井上さんと話していた時に、彼女たちから「ハラスメントしてないよね? ハラスメント」の話を聞きました。これは、何かあるとすぐ年配の社員が「今のハラスメントじゃないよね?」と確認してきて、なんとも思ってないのに謝られたりするのが少ししんどいという話でした。僕が若い頃は、収録中にミスしたら殴る蹴るは当たり前、先輩の編集に付き合わされて、やることと言えば先輩のタバコを買いに行くことくらいなのに、徹夜で起きていた。今思えば、ガチのハラスメントの時代でした。井上さん、原口さんの話をMEGUMIさんにすると、MEGUMIさんも僕世代なので、「へえ」と驚いてました。その時に、世代間の違うダブル女性主人公のバディものをしたらいいんじゃないか、というぼんやりとしたアイデアが生まれました。
今回、西田尚美さんとは初めてご一緒させていただきます。いろんな映像作品で西田さんを拝見していて、透き通った品のある俳優さんだと思っていました。今回、西田さんに演じていただく郁子は、泥くさく昭和のにおいのするカッコ悪い不器用な女性です。どんな役を演じても独特の品を出す西田さんが、究極に泥くさい郁子を演じたらどうなるんだろう、と思いオファーさせていただきました。
もう1人の主演は香音さんです。香音さんに演じていただくほのかは、Z世代のテレ東女性プロデューサー2人の意見を強く反映した役どころです。そのため、Z世代の感覚を持つ俳優さんにお願いしたいと思っていました。そんな時に、香音さんの顔が浮かびました。香音さんには昨年、別のドラマ(『何かおかしい』第5話)に本人役で出ていただきました。お会いするまでは、お父さまは芸能人ですし、見た目も華やかなので、もっと浮世離れしたお嬢さまかと思ったのですが、びっくりするくらい普通の子でした。芸能の仕事をしていても普通の感覚を忘れないように、気をつけていらっしゃるような印象を持ち、今回ピッタリなのではないかとオファーさせていただきました。
現在、撮影中ですが、他のキャストもびっくりするくらいハマり役です。俳優の皆さんが、台本に魔法をかける瞬間に毎日立ち会えて、とても幸せな現場です。
原案 ふちいく子
ドラマ・書籍のタイトルにある『くすぶり女』とは、やる気がない女性ではなく、何かをやりたい気持ちはあるけれど、どう踏み出せばいいのか分からない女性をイメージしています。かつての私がまさにそうでした。このドラマ・書籍を通じて、社会人経験ゼロの専業主婦であった私を変えてくれた上司やお客さまとの関わり方のヒントを得ていただいたり、性別や年齢、学歴、経験など今置かれている環境もすべてプラスへ変えて、『くすぶり女』が一歩踏み出すきっかけになるとうれしく思います。
番組情報
ドラマチューズ!『くすぶり女とすん止め女』
テレビ東京系
2023年10月10日(火)スタート
毎週火曜 深夜0時30分~1時
主演:西田尚美 香音
原案:ふちいく子「くすぶり女のシンデレラストーリー」(梓書院)
企画・プロデューサー:MEGUMI
監督:太田勇(テレビ東京) 畑中みゆき
脚本:川原杏奈 我人祥太 太田勇(テレビ東京)
プロデューサー:井上穂乃香(テレビ東京) 原口真鈴(テレビ東京) 大波多洋貴(クリーク・アンド・リバー社)
藤倉忠和(KICKY) 髙越裕之(クリーク・アンド・リバー社)
制作:テレビ東京 クリーク・アンド・リバー社
製作著作:「くすぶり女とすん止め女」製作委員会
公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/kusuburi_sundome/
公式X(Twitter):@ksbri_sndome https://twitter.com/ksbri_sndome
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