伊藤沙莉が主演を務め、共演に中島健人(Sexy Zone)と織田裕二を迎えて送る『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系 毎週火曜 午後9時~9時54分)の最終話が、本日9月12日(火)に放送。キャスト陣のクランクアップコメントが到着した。
『シッコウ!!~犬と私と執行官~』は、ポップなお仕事ドラマ。ある日突然、執行官(=各地方裁判所に所属する裁判所の職員で、裁判で出された結論が実現されない場合に、それを強制的に実現するのが仕事)の世界に飛び込んだ主人公・吉野ひかり(伊藤)は、執行補助者としてさまざまな事件や人々に関わりながら、その人たちの人生のリスタートを手助けしてきた。
約4か月におよぶ撮影を終え、迎えたクランクアップでは、伊藤、中島、そして織田が万感の思いを吐露。初めてのゴールデン帯連ドラで主演・座長を務めた伊藤は、大きなプレッシャーも抱えていたそう。時おり涙を見せながら「自分なりに、小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありましたが、本当に皆さんのお人柄と優しさにいつも支えられていました」と撮影を振り返った。
そんな伊藤とは何度も共演経験もあり「幼なじみのような存在」と語っていた中島は「“沙莉座長”の下しっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです」と笑顔。織田をはじめ、渡辺いっけいや勝村政信といった実力派俳優との競演も、大きな経験になったことを明かした。
そして今作がテレビ朝日のドラマ初出演となった織田は「もういい歳なんで、そろそろ老兵は…なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして…」と、確かな手応えを語りつつ、今後にも大いなる期待を抱かせるコメントを寄せた。
そんな3人のクランクアップ時の姿は、『シッコウ!!~犬と私と執行官~』の世界観とは、ちょっとかけ離れたビジュアルに。そして迎える最終回。小原たちが最後に挑む案件は「子の引き渡し」。執行官の仕事の中で最も難しいといわれる案件だ。
娘の碧唯(小野井奈々)と愛犬を連れ、黙って家を出てしまった夫の興津大輔(福士誠治)に対し「子の引き渡し」を求める仮処分の申し立てをしていた妻の凪咲(佐津川愛美)。家庭裁判所はすぐに引き渡しの判決を出したものの、大輔側がその決定に従わなかったため、子供を”直接強制”、つまり「碧唯を執行」し凪咲の元に連れ戻すという困難な案件に、執行官室一丸となって挑む。
劇中でも触れられているとおり、日本は「子の連れ去り天国」とも言われており、「肉親による子供の連れ去り」は現代社会の大きな問題となっている。現実ともリンクした問題を多く取り上げてきた『シッコウ!!』だからこそのタイムリーで関心の高いテーマ。この難しい問題を、小原たち執行官と執行補助者であるひかりたちはどのように落着させるのか。
また、ひかりがこの先で歩む道も、最終回の大きな見どころの1つ。第8話のラストで小原に「いつか執行官になりたい」と決意表明をしたひかりだったが、なんと予想に反し小原に「勧める自信はない」と言われてしまう。果たしてひかりの思いは小原に届くのか…。最終回では、ひかりのその後や、司法試験の予備試験に臨んでいた栗橋(中島健人)の合否結果、そしてその先の進路も描かれる。
伊藤、中島、織田によるクランクアップコメント全文は以下を参照。
伊藤沙莉 クランクアップコメント
自分なりに、小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありましたが、本当に皆さんのお人柄と優しさにいつも支えられていました。現場に来るのが本当に楽しみでした。楽しかったです、ありがとうございました!
中島健人 クランクアップコメント
撮影の約4か月、すごく学べた日々でした。本当にレベルの高いチームで、日々制作のクオリティーが高く、テンポも良く、もっと頑張らないといけないなと思えた撮影期間でした。織田裕二さんをはじめとした“生きる伝説”たちとも一緒にお仕事ができてよかったですし、幼なじみのような(伊藤)沙莉とも、“沙莉座長”の下しっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです。最高の経験をありがとうございました!
織田裕二 クランクアップコメント
この歳にして、すごく新鮮な気持ちです。この格好を最後にさせられるのも、非常に楽しいドラマでした。「もういい歳なんで、そろそろ老兵は…」なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして…また暴れたいと思います(笑)。
番組情報
『シッコウ!!~犬と私と執行官~』
テレビ朝日系
毎週火曜 午後9時~9時54分
©テレビ朝日