連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが9月13日(水)に開催され、『らんまん』から主演の神木隆之介とヒロインの浜辺美波が、『ブギウギ』からヒロインの趣里が登壇した。
現在放送中の連続テレビ小説『らんまん』がまもなく最終回を迎え、10月2日(月)から『ブギウギ』の放送が始まるに当たり、9月13日(水)に連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが開催。『らんまん』から神木隆之介と浜辺美波、『ブギウギ』から趣里が登壇した。
先日撮影を終えたという『らんまん』について、神木は「幼少期から槙野万太郎という1人の人物の人生を描き、生きてきました。放送があと2週間あまりというさみしさもありつつ、最後まで皆さんの中に残る作品であったらいいなという思いが、終わりに近づくにつれて強くなっています」と。
浜辺も「(寿恵子は)現在放送されている回では女将としていきいきと、万太郎さんとはまた別の生活を始めています。子供たちも大きくなってきて、ここから終盤に向けて寿恵子も歩みを進めていくところです。見終わった後に、皆さまに寂しいと思ってもらえるような、そんな物語にできたら」とそれぞれ思いを。
そんな両名に対し、趣里は「毎朝支度中に『らんまん』を見るのがルーティンなので、終わってしまうことに対する寂しさもありますが、いよいよ『ブギウギ』が始まると思うと“ズキズキワクワク”しています。たくさんのすてきなキャスト、スタッフが支えてくださっているので、その思いを受け止めながら毎日頑張りたい」と意気込みを語った。
続けて、イベントは恒例のプレゼント交換へ。神木は高知の間伐材を使ったメイクミラー型のホワイトボードに加え、「現場に永遠に幸せがありますように」と四葉のクローバーのレプリカ&クローバーの自作キットを、浜辺は高知の特産品である雨よけみかんを趣里にプレゼント。趣里は、演じる鈴子の実家である銭湯「はな湯」のロゴが入ったオリジナル湯桶を、「これで疲れを癒してください」と神木と浜辺に手渡した。
交換を終え、趣里は「ほんまおおきに」と役柄さながらの大阪弁を披露しつつ、「お2人からのすてきなメッセージを胸に半年間走り続けたいと思います。皆さんと力を合わせながら“ズキズキワクワク”できる朝を届けられるよう、まずは自分がハッピーに頑張りたいです」と感謝を述べた。
続けて、撮影中に大切にしていたことを問われた神木は、「僕がすごく大切にしていたのは遊び心。物語は山あり谷ありかと思いますが、楽しいシーンや笑えるシーンなど、芝居的にふざけられるところではアドリブや余白を入れていくと楽しいと思います」と趣里にアドバイスを。
浜辺は「私は息抜きを大切にしていました。かつらを作っていただいている間にスマホでゲームをしたり、マンガを読んだり…。人とお話することも好きなのですが、ずっと誰かと一緒だといっぱいいっぱいになってしまうので、1人でボーっとしたり、好きなことをする時間を作るようにしていました」と明かした。
そんな両名に対し、現在も日々撮影に挑んでいる趣里は「しんどい時はしんどいと言うなど、自分に正直に、頑張りすぎないようにしています。今まではあまりそういうことが言えず、無理していた時もあったのですが、そういう表情ってきっとカメラにも写ってしまうと思いますし、ナチュラルにいられたら」と。
「スタッフさんがみんな優しくて、おせんべい好きと話したら、皆さんおいしいお店でおせんべいを買ってきてくださったり…。現場のお弁当もおいしくて、いつも癒されています」とほほ笑んだ。
続けて、夫婦役を演じる神木と浜辺のチームワークに話題が及ぶと、神木は「“こういう表現にしたら伝わりやすいんじゃないか””このほうが夫婦っぽいんじゃないか”ということをはじめ、せりふの1つひとつの細かいところまで相談し合い、協力し合ってきたことで乗り越えられたと思っています。最初は“僕がしっかりしなきゃ”という意識があったのですが、次第に背中を任せられる“戦友”のような感覚に変わっていきました」と、浜辺への信頼感を浮かべた。
最後は、趣里が放送スタートに向けて「『ブギウギ』は個性豊かなキャラクターと素晴らしい役者さんがたくさん出てきて、毎秒毎秒が見どころと言ってもいいほどです。舞台のシーンもたくさん出てきますし、『ブギウギ』を見て元気な朝を始めていただけたら、それ以上にうれしいことはありません」と視聴者へメッセージを寄せた。
番組情報
連続テレビ小説『らんまん』
NHK総合ほか
2023年9月30日(土)まで
毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほか
※土曜は1週間の振り返り
連続テレビ小説『ブギウギ』
NHK総合ほか
2023年10月2日(月)スタート
毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほか
※土曜は1週間の振り返り