10月24日(火)スタートの『マイホームヒーロー』(TBSほか 毎週火曜 深夜1時28分/※初回は1話、2話連続放送)の制作発表イベントが行われ、主演の佐々木蔵之介、メインキャストの高橋恭平(なにわ男子)、齋藤飛鳥、木村多江が登壇した。
原作は、2017年より「ヤングマガジン」で連載をスタートし、累計330万部を突破、現在も大人気連載中の「マイホームヒーロー」(原作:山川直輝・漫画:朝基まさし)。今年4月にはTVアニメ化され、先日ドラマ&映画で実写化決定とともに主演・佐々木蔵之介らメインキャストが一挙解禁されると、SNS上では「これは納得のキャスト!」「実写化熱すぎる」「想像するだけでワクワク」といった歓喜の声にあふれ、X(旧Twitter)で日本トレンド入りを果たした。
愛する家族とただ平穏に暮らしていくことだけが生きがいだった、ごく普通のお父さん・鳥栖哲雄(佐々木)はある日、娘の彼氏を殺して“殺人犯”になってしまう。一線を越えてしまった哲雄を待ち受けるのは、冷徹で残忍な“闇社会の半グレ組織”だった。
“娘を守るために”殺人犯になった父。夫の秘密を守り、支える妻・歌仙(木村多江)。そして何も知らない娘・零花(齋藤飛鳥)。推理小説オタクの“ただのおじさん”は、家族を守るために間島恭一(高橋恭平/なにわ男子)ら犯罪組織との命を懸けた絶対に負けられない闘いに挑む。
ドラマの1・2話を鑑賞後の観客の前に登場したキャストたち。大歓声に佐々木は拳を上げて応え、「ドラマは普通放送で見るものなので、こうやって観客の皆さんと共有できる機会はそんなにない。すごくドキドキしていましたが、歓迎してくれてうれしく思います」と満面の笑みを浮かべた。
高橋も歓声に「すごいですね(笑)」と驚きながらも「皆さんと一緒に楽しんでいけたらいいな」と笑顔で応え、齋藤は照れ笑いをしながらも「(会見の場というのは)厳かな認識があったので、こんなににぎやかで…今まで一番楽しいあいさつの場になりそう」と。木村も「温かく迎えてくれて本当にうれしいです。ありがとうございます」と喜んだ。
本作の出演オファーについて佐々木は「原作を拝見しまして、犯罪者なんですけど、“マイホームヒーロー”というギャップに、やられまして。彼は淡々と(死体の)処理を、まるで料理のレシピのようにやりこなしていくんですが、リアリティーもありながら、ちゃんと面白味もある。このキャラクターを演じさせていただける、こんな光栄がことはない、役者冥利に尽きると思った」と振り返り「実際、撮影中もとても幸せな時間でした」と満足気な表情を浮かべた。
原作を知っていたという高橋は「めっちうれしかったです。半グレの切れ者という役は初めてでしたし、やりたかった役柄でもあったので楽しみでした。初めて経験することも多く、いろいろ勉強になりました」と。
齋藤はオファーを受けて出演を悩んだというが、「原作が大好きなスタッフさんがいて、その中で『オファーを絶対に受けたほうがいいよ』と言ってくださったので、やってみようかなと。本当にこの作品に出ることができて光栄です」と、信頼するスタッフが背中を押してくれたと明かした。
木村は原作のファンにがっかりさせてはいけないと、不安もあったようだが、「漫画を見たら(自分が)結構似てるんじゃないかなと思って(笑)。阿佐ヶ谷姉妹のお姉さんとキャラがかぶらないように気をつけて、髪形を漫画に寄せてみました」とキャラ作りを明かし、会場の笑いを誘った。
主人公の鳥栖哲雄を演じた感想を問われた佐々木は「とてもやりがいがありました」としながらも、「9割がピンチ! いつも頭をフル回転させながら体を動かしていましたね。隣の人(高橋)に蹴られたり殴られたりしながら、気持ち良かったです。最高でした!」と、隣に立つ高橋とニッコリと笑顔で顔を見合わせて「終わってしまうのが寂しいくらいでした」と撮影を懐かしんだ。
高橋は「賢い切れ者を意識しましたし、最年少だったのでどうやったら貫禄を出せるのか、怖さを出すように頑張りました」と語り、齋藤は「蔵之介さんと多江さんの夫婦が本当にピッタリで。親子としてお二人の近くで演技ができ、引っ張っていただいたので、安心して臨むことができました」と佐々木と木村に感謝。「私とのシーンはほっこりしたシーンが多いですね」と述べると、佐々木も「自分の残り1割は(齋藤とのシーンで)ほっこりしていました」とうれしそうにほほ笑んだ。
さらに、共演者との思い出について問われると、佐々木は「(第1話の)飛鳥ちゃんのピアノのシーンは全部自分で弾いていたんですよ。何回も練習して、完璧にやって感動しました。劇中での半泣きも本物です!」と齋藤を絶賛した。
同じ関西人同士の佐々木と高橋も息ピッタリ。アクションが初めてだったという高橋が「難しかったけれど、楽しかったです」と語ると、佐々木が「ダンスをやっているから、すぐに手を覚えたんじゃない?」と質問。これに高橋は「ダンスをやっているから、変にターンしちゃったりしてその癖をとるのが大変でした。拳銃を使うシーンでダンスのターンが出ちゃって(笑)」とエピソードを明かすと、佐々木が「“耳栓が入らない”って、耳栓を入れるのが遅くて撮影押したよね(笑)。結局耳栓はつけなかったし」と裏話も披露した。
本作の内容に合わせ、「自分は〇〇ヒーローだ!または〇〇ヒーローだった?」という問いには佐々木は「ぶどうを食べるのが早いヒーロー」、齋藤は「パッキングヒーローです」と答え、「冷凍庫とかもキレイに高さをそろえて入れることができます」と几帳面な一面を明かした。木村は「飛び蹴りヒーローです。子供のとき得意だったんです」と屈託ない笑顔を見せ、観客を驚かせた。木村のインパクト大な“ヒーロー”話に不安な表情を見せつつも、高橋は「電柱ヒーローです。この前夜道を歩いていて、眠くてふらふら歩いていたんですが、突然目の前に現れた電柱をビュッと避けました!」と語った。
ここで、本作の息ピッタリなシーンにちなみ、「サラリーマン&半グレVS鳥栖親子」による最強のバディを決めるゲームを実施。佐々木と高橋、齋藤と木村に分かれてドラマにちなんだ問題で回答を一致させるという内容で、1問目は鳥栖親子、2問目はサラリーマン&半グレが勝ち、最後は両者共に不一致だったがなぜか鳥栖親子に軍配が上がり、罰ゲームとして佐々木&高橋による全力告知動画がSNSでアップされることとなった。
映画化もされることが発表されている本作。佐々木より2024年3月8日(金)に公開が決まったことが発表され、会場から大きな拍手が送られた。現時点では佐々木の出演だけ決定しており、髙橋、齋藤、木村が「ちょろっと出たいです」と映画への出演を懇願する場面も。最後に佐々木が「来年3月まで鳥栖家と半グレたちを応援して見守ってください!」と語り、イベントを締めくくった。
番組情報
ドラマイズム『マイホームヒーロー』
MBS
2023年10月24日(火)初回は1・2話連続放送
毎週火曜 深夜0時59分~
TBS
2023年10月24日(火)初回は1・2話連続放送
毎週火曜 深夜1時28分~
CBC
2023年10月30日(月)スタート 1話放送
毎週月曜 深夜0時59分~
HBC
2023年10月30日(月)スタート 初回は1・2話連続放送
毎週月曜 深夜1時29分~ ※初回は深夜0時59分~
RKB
2023年11月6日(月)スタート 1話放送
毎週月曜 深夜1時55分~
※放送時間は変更となる可能性あり
そのほか、MBS/TBS系列28局で全国放送
<配信>
TBS放送後に、TVer、MBS動画イズム 見逃し配信1週間あり
<キャスト>
佐々木蔵之介
高橋恭平(なにわ男子)、齋藤飛鳥、淵上泰史、内藤秀一郎
音尾琢真/吉田栄作(特別出演)、木村多江
<スタッフ>
原作・漫画:山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:青山貴洋、棚澤孝義、山本大輔、森裕史
脚本:櫻井剛、船橋勧
主題歌:THE ORAL CIGARETTES「YELLOW」(ポニーキャニオン)
音楽:堤博明
制作プロダクション:TBSスパークル C&Iエンタテインメント
製作:ドラマ「マイホームヒーロー」製作委員会・MBS
「映画 マイホームヒーロー」
2024年春 全国公開
配給: ワーナー・ブラザース映画
ドラマ公式HP:https://www.mbs.jp/mhh_drama/
公式X(旧Twitter):@mhh_drama_movie
公式Instagram:@mhh_drama_movie
公式TikTok:@drama_mbs
©山川直輝・朝基まさし/講談社/ドラマ「マイホームヒーロー」製作委員会・MBS