MBSドラマシャワー『ワンルームエンジェル』(10月19日(木)スタート MBSほか 毎週木曜 深夜1時29分ほか)の放送直前イベントが行われ、W主演を務める上杉柊平、西村拓哉が劇中衣装で登壇した。
原作は、「このマンガがすごい!」2020オンナ編13位受賞ほか、数々の賞を受賞し話題となった感涙必至の同名漫画。衝撃的なストーリー展開と心をえぐる心理描写で多くのファンを抱える漫画家・はらだが、史上最も優しい物語として送り出した同作は「嗚咽するほど泣いた」「何度読んでも涙が止まらない」と幅広い読者の心を捉えている。
ある過去が原因で人生に投げやりになってしまったコンビニ店員・幸紀役を演じる上杉は、自身の役柄について「空っぽっていう状態から始まる役だったので、その“空っぽ”っていうものをどういうふうに表現して、理解してもらうかっていう部分と、その中でも天使との会話は進んでいくので、距離が近くなりすぎないような、その細かい口調やしぐさ、目線だったりとのはすごく意識して。そこからどうやって終わりに向かっていくのか、展開の付け方みたいなことは、監督や西村君と細かく話しながら、意識して作っていきました」と。
幸紀の元に突如現れる天使役を務めた西村は、天使の羽をつけた姿に照れながらも「ポスターを見てもらうと、一見僕が受け手なのかなと思うんですけど、お話が進んでいくと実際そうではなくて、どちらかというと僕が幸紀さんにキーワードとなるような言葉を投げかけて物語が進んでいくので、そういう大事なせりふは監督さんたちと相談しながらお話を進めていきました。カメラ目線で言ったりするシーンも多いので注目してほしいなと思います」とアピールした。
本作には、幸紀の母親・あり紗役で長谷川京子、幸紀が働くコンビニの店長役でおいでやす小田、そして物語の鍵を握るA君役に田中洸希も出演。上杉は、長谷川との共演を振り返り「ワンルームが暑くて、エアコンなしで撮影をしていたので『こんなところに呼んでいいのか』と心配していた」と明かしつつ、「まさにあり紗というか。強くて、芯があって、でも愛があるというお母様をすごくすてきに演じてくださって、心強かったです。それまでずっと2人のシーンだったもんですから、初めて他の人が来たのがあり紗さんだったので、なんかほっとした気持ちになって。やっぱり母親の役としての長谷川さんが、すてきだったからかなとあらためて思います」と絶賛。
また上杉は、小田についても「面白かったですね。空いてる時間もすごいたくさん話してくださったりとか、シーンでも『えー!』とか言うんですけど。テレビの小田さんだと思って、僕、刺されて倒れてるんですけど、笑っちゃって(笑)」と裏話を交えて印象を語った。
西村は、田中の印象を「洸希君とは親友役だったんですが、1日だけの一緒の撮影で最初ちょっと人見知り出ちゃったんですけど、すごくお芝居も引っ張ってもらって、楽しい撮影でした」と語ると、上杉が「俺には人見知りなかったよね?」とぽつり。
これには西村が「そうですね。スタッフさんたちにも(人見知りが)1個もなかったんですけど、学校のシーンは逆に同世代の子たちが集まっての撮影だったので、ちょっとだけ緊張しました」と説明した。
そして上杉と西村の初対面の時の話題も。上杉は「リュックを背負って入って来て、『おはようございます』と。かわいいな、わんぱくな子が来たなと思って、ごあいさつさせていただいて。それで本読みしてみたら、声のトーンが急に変わるし、天使そのものだなというのを僕はすごい感じて、『あ、楽しみだな』と思ったのが第一印象で、ワクワクしました」と。
一方の西村が「お話を頂いてから、YouTubeとか、それこそドラマも拝見させていただいてたので、本当見たまんまのイメージ通りの渋くて優しい人でした。何もギャップなく、びっくりしなかったです。ただただいい人でした」と話し、「よかったです」と安堵する上杉の姿も。
お互いの意外だった一面については、西村から「ものすごくストイックでクールな方っていうイメージだったので、撮影現場で足を引っ張らないように、めちゃくちゃせりふ入れてクランクインしたんですけど、撮影2日目ぐらいに柊平君が『あーもうせりふ覚えらんない』って台本をポイとして寝ていたのを目撃して。なんかよかったって思いましたし、ギャップでした。不安でいっぱいだったので、それで結構気が楽になりました」と言われ、上杉が「間違えてもいいんだよという空気を作ってあげました」とにやり。
そんな上杉は、西村に対し「天使として初めて会ってるから、まろやかで純白さをイメージしたんですけど、いい意味で言うことは言う、意見をちゃんと持っていて、そこに芯もあって。地に足ついてしっかり考えて上見てる子。思っていた100倍以上しっかりしていた」と明かすも、西村が「僕、しっかりしてないで通ってるんで」と語ると、「しっかりしていないところもいっぱいあるんだよ」と返していた。
さらに劇中で天使が近くの人間と感情を“シェア”することにちなみ、互いの回答が一致するようにお題に答える「以心伝心判定テスト」を実施。「第1話で1番好きなシーンは?」「撮影中、一番笑ったNGシーンは?」「上杉が西村にキュンとした出来事は?」の質問でどれだけ合わせられるかを判定するはずだったが、なかなか答えが一致せず、西村からの提案で「好きなおにぎりの具は?」が追加に。
上杉の好きなおにぎりの具を当てるべく、西村は「ヒントください!」と懇願。上杉がジェスチャーで伝え、それでも分からない西村が「ベスト8ぐらいに入ります?」とさらにヒントをおねだり。結果は上杉が「しお」、西村は「かつお(おかか)」と答え、最後まで以心伝心することができなかったものの、ゲームをしながらの軽妙なトークは撮影を乗り切った絆を感じさせるやりとりで、ドラマでの化学反応にも期待が高まるトークとなった。
最後に、上杉が「今日こうやって2人で話してたような関係性が見え隠れちゃんとしている作品になってると思います。空っぽな者同士がどうやって生きる意味を探して、相手のことを大事にして過ごしていくか。天使と少し突拍子もない存在ですけれども、意外と見てみるとそんなことなくて、『自分の身近に天使のような人っているよね』『こういう人がいたらいいよね』『自分って幸紀だな』とそういうパートがいろいろあると思います。そういう細かい変化みたいなものも、チーム全体で本気でみんなに届くように、丁寧に丁寧に作り上げてきたので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。たくさんの人に広めていただきたいです」と語り、西村も「広めるの得意ですよ」とファンたちに期待を寄せた。
そして西村は「こんなせりふ量はもう2度とないんじゃないかというぐらい、たくさんのせりふを頂いて、とてもぜいたくでした。何か特別な大きなイベントがあるわけでもなく、2人の毎日、日常がメインになっている作品。一話逃してしまうと少しもったいないというか、関係性が少し変わっているような感じになっておりますので、ぜひ毎話逃さず見ていただきたいです。全シーン全カット、皆さん全力でこだわって撮っていますので、2人の関係性ももちろん、そういったこだわった画も注目してほしいです。僕の初主演の作品となりますので、『ワンルームエンジェル』すてきな作品に仕上がったと胸を張って言えます。どうか楽しみに全話を見ていただけたらなと思います」とアピールし、イベントを締めくくった。
番組情報
ドラマシャワー『ワンルームエンジェル』(全6話)
MBS
2023年10月19日(木)スタート
毎週木曜 深夜1時29分~
テレビ神奈川
2023年10月19日(木)スタート
毎週木曜 深夜1時~
群馬テレビ
2023年10月24日(火)スタート
毎週火曜 深夜0時30分~
とちテレ
2023年10月25日(水)スタート
毎週水曜 深夜1時~
テレ玉
2023年10月26日(木)スタート
毎週木曜 午後11時~
チバテレ
2023年10月26日(木)スタート
毎週木曜 午後11時~ ほか
<配信>
Huluで見放題配信
TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり
出演:上杉柊平、西村拓哉
田中洸希、おいでやす小田
長谷川京子
原作:はらだ「ワンルームエンジェル」(祥伝社on BLUE comics)
監督:枝優花
脚本:綿種アヤ
オープニング主題歌:蒼井翔太「8th HEAVEN」(キングレコード)
作詞・作曲:薔薇園アヴ
編曲:塚田耕司
エンディング主題歌:Sano ibuki「久遠」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
作詞・作曲:Sano ibuki
編曲:トオミヨウ
制作プロダクション:スタジオブルー
プロデューサー:上浦侑奈、瀬島翔、木之内安代
製作:「ワンルームエンジェル」製作委員会・MBS
公式サイト:https://www.mbs.jp/oneroomangel/
公式X(旧Twitter):@one_an_drama
公式Instagram:@tunku_shower
©「ワンルームエンジェル」製作委員会・MBS